「秋分の日」について子どもに聞かれたら説明できる?やることや意味、毎年日付が違う理由も解説!
秋分の日は祝日です。
学校や園が休みになるので、「平日なのに何でお休みなの?」と疑問に思うお子さんもいるでしょう。
子どもに聞かれたとき正しい説明をサラッとしてあげられるとカッコいいですよね!
今回は「秋分の日」は何をする日なのかや、「秋分」「お彼岸」との違いをまとめました。
“秋分”、“秋分の日”、“お彼岸”の違いは知っている?
“秋分の日”は祝日なので、カレンダーを見ると「この日だ!」というのはわかりますが、“秋分”や“お彼岸”はいつ?と聞かれても答えられる人は少ないのでは何でしょうか。
そして、秋分の日は毎年変わっていることに気づいていましたか?
さらに、秋分や彼岸は1日ではなく何日も続くものなのなんですよ!
まずは秋分の日、秋分、お彼岸の違いを知っておきましょう!
秋分の日とは?
秋分の日は“太陽の動き”によって決められます。
“太陽が真東から登って真西に沈む、昼と夜の長さがほぼ同じになる日”が秋分の日になるんです。この日を境に、昼の時間よりも夜の時間の方が長くなり、季節が秋に移り変わっていくという節目の日です。
秋分の日が例年9月21日〜24日ごろで、毎年違うのも“太陽の動きによって決められるから”と知れば納得ですね!
ちなみに2021年は9月23日(木)、2022年は9月23日(金)です。
秋分の日は、前年の2月1日に国立天文台による暦要項が官報に掲載されることで正式な日にちが決定されます。
そのため、2023年以降はまだ未定ですが、国立天文台では、地球の運行状況が現在と変わらないと仮定して、数年後の秋分の日の予測を発表しています。気になる方はチェックしてみてくださいね!
同じように、昼と夜の時間がほぼ同じになる日がもう1日あります!
それが「春分の日」です。春分の日も太陽がほぼ真東から登って真西に沈みます。そして、この日を境に昼の時間が長くなり、夜の時間が短くなっていく季節の節目となる日です。
2021年の秋分の日はいつ?
2021年は9月23日(木)、2022年は9月23日(金)です。
秋分の日は、前年の2月1日に国立天文台による暦要項が官報に掲載されることで正式な日にちが決定されます。
そのため、2023年以降はまだ未定ですが、国立天文台では、地球の運行状況が現在と変わらないと仮定して、数年後の秋分の日の予測を発表しています。気になる方はチェックしてみてくださいね!
同じように、昼と夜の時間がほぼ同じになる日がもう1日あります!
それが「春分の日」です。春分の日も太陽がほぼ真東から登って真西に沈みます。そして、この日を境に昼の時間が長くなり、夜の時間が短くなっていく季節の節目となる日です。
秋分とは?
秋分は、二十四節気のひとつです。
二十四節気とは、1年間を約15日ごとで24に分けた暦で、それぞれにその時候に合った名前が付けられています。秋分のほかにも、「立春」「夏至」「冬至」などは二十四節気のひとつなんですよ!
秋分は二十四節気の16番目です。始まりは秋分の日なので、2021年の場合は9月23日からです。
17番目の寒露が10月8日なので、その前日の10月7日までが、2021年の秋分になります。
お彼岸とは?
お彼岸とは、秋分の日を挟んだ前後3日間、合計7日間のことを言います。
2021年の場合には、9月23日が秋分の日なので、9月20〜26日までがお彼岸ということになります。
春分の日を中日とした前後3日間もお彼岸なので、呼び分けるために、“春のお彼岸”、“秋のお彼岸”という呼び方をすることもあります。
「お盆」と「お彼岸」とは、お墓参りの意味が違う!
お彼岸にはお墓参りに行く習慣がありますよね。
「お盆にお墓参りをしたばかりなのに何でまた?」と思うかもしれませんが、お盆とお彼岸ではお墓参りをする理由が違うんです。
仏教ではあの世の世界を『彼岸』、私たちが生きている世界を『此岸(しがん)』と言い、彼岸は西、此岸は東にあると考えられていています。
秋分の日と春分の日は、太陽がほぼ真東から登り、真西に沈んでいくので、彼岸と此岸が通じやすいと考えられていて、お彼岸は“現世の人が亡くなった人へ思いを伝えられる期間”としてお墓参りをします。
一方、お盆は、”あの世から亡くなった人が帰ってくる期間“と考えられているので、同じようにお墓参りをするお盆とお彼岸ですが、ぞれぞれの持つ意味は違います。
秋分の日は何をする日?
秋分の日は、国民の祝日です。
1948年(昭和23年)に公布・施行された国民の祝日に関する法律によって「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ日」として制定されました。
それ以前は、「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と呼ばれ、宮中で歴代の天皇や皇族の神霊をまつる儀式だったそうです。一般に広まったのは「秋分の日」と改名されて以降なんだそうですよ。
先祖を敬い、亡くなった人をしのぶ日なので、秋分の日にすることといえば“お墓参り”です。
ただ、お盆とは違い休みが取りにくいですよね。そのため、遠方に住んでいる場合には、無理をして帰省をする必要はなく、亡くなった人を想って手を合わせるだけでも良いと思います。
秋分の日にお宮参りや七五三参りはNG⁉︎
秋分の日になると、暑さが少し落ち着いてきます。
子どもを連れてのお出かけにもベストシーズンですよね!
せっかくの祝日ですし、“お宮参りや七五三をしたい!“と思う人もいるでしょう。
ただ、両親に相談すると「お彼岸におめでたいことをするなんてとんでもない!」と言われてしまうこともあるようです。
でも、そもそもお彼岸は、喪中でも忌日でもありません。お彼岸にお墓参りをするのは「現世の人が先祖に思いを伝えられる期間」と考えられているからなので、お宮参りや七五三だけでなく、結納や結婚式をすることもタブーではないのです!
ご先祖に手を合わせ、子どもの成長を伝えてあげると、喜んでもらえるのではないでしょうか。
ただ、古くからのしきたりを重んじる家庭や、地域によってはNGとされる場合もあるので、事前に「この日にしようと思っている」と相談をしておくことが大切です。
大切な子どもの記念となる日なので、トラブルなく行えるようにしたいですね!
秋分の日に食べるのは“おはぎ”と“ぼたもち”どっち?
秋分の日に食べるものといえば、もち米にあんこをまとわせた「アレ」です。
「おはぎ」と「ぼたもち」どちらかわかりますか?
実は、おはぎもぼたもちも花の名前が由来になっています。
「ぼたもち」は、牡丹の花、「おはぎ」は、萩の花にちなんでいるそうです。
牡丹は春に咲くので、春分の日に食べるのは「ぼたもち」。萩の花は秋に咲くので秋分の日に食べるのは「おはぎ」が正解です!
かつては、ぼたもちは”こしあん“、おはぎは”つぶあん“など違いがあったとも言われていますが、今はぼたもちも、おはぎもつぶあんで作られているものが多いです。
名前は違うけど全く同じものなんですよ。
季節の花にちなんで名前が変わるというところが、”四季のある日本ならでは“という感じがして素敵ですね♪
秋分の日にはおはぎを食べてお墓参りをしよう♪
秋分の日、秋分、お彼岸の違いを理解していただけたでしょうか?
これで子どもに聞かれたときには、カッコよく教えてあげられますね♪
実際におはぎを食べたり、お墓参りをしたりと体験してみると、子どもには理解しやすいと思います。
ぜひ今年の秋分の日にはご先祖様に、お子さんの成長を報告しに行ってみてくださいね♪
「ねぇママ、お彼岸ってなに?」って子どもに言われたら、上手に説明できますか? 子どもの疑問にしっかり向き合うためにも、まずはママやパパが「お彼岸」についてきちんと知っておくべし!今回は「お彼岸」について分かりやすくまとめてみましたよー!
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