いま、お正月あそび(=伝承あそび)が見直されている!
子どもの成長にとって欠かせないあそび。特に正月あそびのような伝承あそびが子どもに多くの効果をもたらすとして注目されています。
昔から子供の間に伝わる「伝承遊び」が感性やコミュニケーションを育んだり、学習の基礎となる自然科学が体験できたりするとして見直されています。
出典:www.hoiku-navi.com
何げない遊びに見えるけれど、回るコマで遠心力や力学、だるま落としでは上のものが下に落ちる引力の法則。遊びながら自然と多くのことが学べる」と同大こども学部の吉岡眞知子教授(教育学)は解説しています。
出典:www.hoiku-navi.com
外遊びの定番の鬼ごっこは、存分に体を動かし、人前で大きな声を出すことで自己表現が身に付いたり、異年齢同士での仲間意識やコミュニケーション力も育まれたりします。また、その時々でルールが生まれ、自分たちで作ったルールを守るという、小さな自治組織でもあるのです。
そこで、今回は休み中に親子で遊べるお正月あそびを紹介していきたいと思います。
回せるようになるまでひたすら集中!「独楽(こま)」
独楽を回すためには糸をまく力加減や、独楽を投げて糸を離すときのタイミングや角度など、子どもたちにとってはかなり高度な技が求められます。ですが、まわったときのうれしさは格別!!今年のお正月に保育園で行うと、集中してずっと取り組む子が多かったです。
ぜひ、独楽を回せるパパやママ!カッコいい姿をお子さんに見せてあげてください!!
小さなお子さんでも回せる独楽もあります!
子どもが小さいから独楽回しはできないなぁ…という方にはこんな独楽もあります。中心の球をひねったり、周りについた球に指が当たるだけでもコマが回転するので赤ちゃんでも回すことができますよ♪
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親子対戦でも面白い!「羽根つき」
お正月の定番の遊びの一つですね。そして、羽根つきはこんなたくさんの願いが込められているあそびなんです。
羽根つきは羽子板で羽根を空中へはね上げて遊びます。羽根にはムクロジという植物の実が使われていて、ムクロジは「無患子」【子(どもが)患(わ)無(い)】と書きます。そのため羽根つきは1年の厄をはね、子供の成長の無事を願うものとして、親しまれてきたのです。打ち損なって羽根を落とすと、顔に墨を塗られるというルールも、魔除けのおまじないなのです。
出典:www.jishujinja.or.jp
対戦して、顔に落書きされると子どもたちは大盛り上がり!墨を本当に塗るのには抵抗がある、という人は黒画用紙を○や×に切って顔などに貼っても子どもたちは十分喜んでくれます♪
てづくりもおすすめ「すごろく」
家族みんなで楽しめるすごろくですが、今年は手作りのすごろくで遊んでみませんか?昨年クラスの子どもたちと作ってみると、「コーヒーカップに乗った、3マス戻る」や「メリーゴウランドに乗った、1回お休み」など自分たちで考えたマスをつなげて楽しいすごろくができました。
また、「ミッキー体操を踊る」「隣のお友達の誕生日は?」など参加する人や日にちが変わると答えも変わるマスを入れてあげると、なお盛り上がり、毎日のようにお友達と楽しんでいました♪
思いきり、飛ばしてみよう「凧揚げ」
もともとは、男子の出生をお祝いし、その健やかな成長を祈る儀礼として行われていたそうです。現在は定番の正月あそびの一つとして定着していますよね。
電線の無い広場などで行ってくださいね。
うたいながら楽しく♪「まりつき」
まりつきも正月あそびの一つなんです。ボールを投げたり蹴ったりすることはよくできる子どもたちですが、実は「つく」ことは意外とやったことがなく初めは苦戦するかもしれません。しかし、こちらも独楽回しのように、つけるようになるまで真剣に取り組む子どもたちの姿がみられます。思うようにまりが戻ってこないために段々と腰が低くなりながらも頑張る子どもたちの様子がまた可愛い(^^)
手でつけるようになったら、それ以外の技にチャレンジせてみてください。結構難しい!
へんなお顔に大爆笑が巻き起こる!「福笑い」
こちらも家族で楽しめるお正月あそびですね。へんなお顔が大好きな子どもたちにはぴったり!家族のお顔でやっても楽しいかもしれませんね(^^)
言葉に興味を持ち始めた子どもたちにぴったり「かるた」
かるたもお正月になると行われるあそびの一つですね。実は、言葉に興味を持ち始めた子どもたちにぴったりのあそびなんです。初めは上手にとれないかもしれませんが、言葉とイメージを結び付ける練習になったり、時には読み手役を希望して一生懸命札を読んだりし始めます。ぜひ、楽しみながらたくさんの言葉を身につけてほしいですね。
いかがでしたか?ぜひ、お正月あそびにたくさん触れて日本の文化や遊びの面白さを再発見できると良いですね♪