歯医者選びで見かける「専門医認定医」とはどんな資格?
歯医者選びの際、治療を担当する歯科医師の「肩書き」が気になることはありませんか?
ホームページの院長のプロフィールに記載のある、「◯◯専門医」や「◯◯認定医」などのことです。
そこで今回は、歯科医師の「専門医」「認定医」の違いや、認定の仕組みについて紹介します!
専門医は国のお墨付き?認定医との違いを解説します!
専門医を定める学会とは
歯医者選びの際、治療を担当する歯科医師の「肩書き」が気になることはありませんか?
ホームページの院長のプロフィールに記載のある、「◯◯専門医」や「◯◯認定医」などのことです。
しかし、「そもそも専門医と認定医ってどう違うの?」「こういう肩書きがない歯医者は選んじゃいけないの?」…こんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、歯科医師の「専門医」「認定医」の違いや、認定の仕組みについて紹介します!
実は「専門医」や「認定医」といった肩書きは、学会(団体)が専門知識・技術を持つ歯科医師を養成するために設けたもの。
こうした「専門医」「認定医」としての肩書きを持つことで、歯科医師は得意分野のアピールができたり、患者さんからの信頼を獲得できたりします。
しかし、実はこの「専門医」や「認定医」の基準は、各団体によってまちまち。
「この専門医・認定医はすごい!」とは一概に言えないのです。
一方で、基本的には「認定医」よりも「専門医」のほうが、専門性は高いと考えてもらって問題ないでしょう。
なぜなら、団体・学会の中には、認定医にならないと専門医試験の受験資格が得られないところがあるからです。
また、専門医の上に「指導医」を設けている学会もあり、指導医は認定医や専門医の指導にあたることができます。
歯科業界の学会の数は膨大
ここまでで、基本的には「認定医」よりも「専門医」のほうが専門性は高いと言えることがわかりました。
一方で、専門医を定める学会がそもそもどのくらいあるのか、みなさんご存知ですか?
実は、Ha・no・neがざっと調べただけでも、80以上!
日本歯科医学会に所属する学会が40以上あり、これに加えてその他独自の学会や海外の学会などもあるので、もう数え切れません…。
そしてこの専門医には、厚生労働省が認可したものと、そうでないものの2種類あります。
厚生労働省に認可されるためには学会がその申請をし、審査を受ける必要があります。
この認可の条件としては、以下のようなものがあります。
・学会の会員数が一定以上
・活動実績
・受講の条件
・資格試験の内容
・資格の定期的な更新制度
このような基準をクリアした専門医制度のもと専門医となれば、晴れて「厚生労働省認可の専門医」となります。
いわば“国のお墨付き”といったところでしょうか……。
ただし、こういった専門医資格を持たずとも、ハイレベルな技術を持つ歯科医師がいるのも事実。
歯科医院を探すにあたっても、「専門医」はあくまでも一つの要素と捉えてくださいね!
厚生労働省認可の歯科専門医は5つ(2018年10月時点)
日本歯周病学会は、歯周病を克服することにより自分の歯を1本でも多く残すことを目的に 1957年に設立された学術団体です。
こちらは一般社団法人日本歯科麻酔学会のホームページです。
日本小児歯科学会の公式ページです。未来の日本を担う子どもたちの健康を支えるために小児歯科医療の発展と向上、国民の福祉と医療の発展に寄与することを目的としています。
安全、良質な歯科医療の提供と、日本の健康増進及び福祉向上のために。
歯科医院のホームページなどでも肩書きとして掲載されていることが多いため、歯科医院選びの際に見てみてくださいね。
一方研究会も含めると、歯科医の「認定医」や「専門医」の数は膨大です。
中には一般の人が聞いても内容がわからないような資格もあるため、今回紹介した「厚生労働省認可の専門医」があることを、一つ知識として参考にしてみてはいかがでしょうか。
歯科医師の資質向上等に関する検討会
歯科医療の専門性に関するワーキンググループ(第3回)
歯医者選びで見かける「専門医」「認定医」とはどんな資格?に関するページのご案内です。他にもオーラルケアやお口元の美容に関する情報を掲載しています!