〝子どもと一緒にミュージカル鑑賞〟って本当にできるの?
出産前は観劇が趣味だった私ですが、子どもを持ってからはなかなかミュージカルや舞台を見に行くことができませんでした。
経験がある方も多いと思いますが、子どもができると見に行く映画の内容も、グッと子どもの趣味に合わせたものに変わっていきますよね。
『アンパンマン』『プリキュア 』『しまじろう』などの映画に子連れで行ってみたよ〜!というファミリーも多いと思います。
もちろん私もそれらの映画に行くことが増えたのですが……待てよ〜!?映画に行けるということは、ファミリー向けのミュージカルであれば子どもとミュージカル鑑賞も可能なんじゃない!?と気づいちゃったんです。
子どもと一緒に映画を見られるのなら「次はミュージカルにも挑戦してみたいなあ〜」と思い、いろいろと調べてみました。
すると、子どももウェルカムなファミリー向けの演目ってたくさんあるんですね〜!
・子どもが怖がらないように、明るめの照明にしてある
・一緒に歌って踊るコーナーがある
・ファミリー向けの席が用意されている
ざっと調べただけでも、こんな風に子ども連れのファミリーに配慮している演目や劇場がたくさんありました。
特に『劇団四季』の〝親子観劇室〟というサービスにはびっくり!
劇団四季専用劇場では客席後方に親子観劇室をご用意しております。無料でご利用いただける、小さなお子様用のお部屋です。
上演中お子様がお声をたてられたり、お話をされたり、お泣きになられた時は、親子観劇室をご利用いただくか、ロビーにてお休みくださいませ。
(ロビーには舞台をモニターしている大型テレビが設置されています。)
親子観劇室はガラス張りのお部屋になりますので、十分に舞台をご覧いただけますが、客席での迫力は格別です。どうぞまずは客席でのご観劇をお楽しみください。
出典:www.shiki.jp
劇団四季のミュージカルでは、ファミリー向け以外の演目でも3歳以上なら子連れOK!
身長が130センチ以下なら、シートクッションの貸し出しや親子観劇室が無料で利用できます。
本物の迫力を楽しみながら、子どもの気持ちや都合に合わせてフレキシブルに対応することができるので、保護者としてもとっても安心。
これなら小さいうちから、〝リアルな舞台〟を子どもと一緒に体験できそう!
子どもが興味を持ちそうな演目を動画や絵本で事前にチェック!
私が子どもとミュージカルに行く前に試してみたコトは、一緒に演目をチェックする!
これって、子どもが『何を見に行くか』が明確になるので、スムーズな観劇に向けての一歩としてとってもおすすめなんです。
・子どもが知っている絵本がミュージカルになっている演目があることを話して、絵本で予習
・チケットが取れそうな演目の予告動画をいくつか選び、子どもと一緒にチェックして〝子どもに決定してもらう〟
・行く予定の演目のDVDを見て、好感触なら「本物を見に行こう!」と導く
この三つが、私が実践した〝子どもとミュージカルをみる前の準備として効果的だったコト〟なのですが、なにもこれを全てやりなさい!と言うわけではないんですよ〜!
子どもの気分や性格に合わせて、「うちの子にはこの進め方があっていそうだな〜」と思ったものを試してみてください♪
子どもとミュージカルを鑑賞する際の4つの注意点
演目によっては、映画館のように事前に座席を選べるものがあります。
もし選べる場合は子どもがトイレに行きたがったり騒ぎ出した時のために、〝出口が近い・通路側の席〟を確保しておくといいですね!
〝出口が近い・通路側の席〟なら、他のお客さんの前を横切ることなくサッとロビーに出ることができます。
一緒に行く子どもがオムツがとれるかとれないか微妙な時期……という場合は、開演前にきれいなオムツに替えてあげてそのままミュージカル鑑賞をした方が安心です。
これは私が映画を見に行く時にも痛感したのですが、オムツ卒業前後の子どもは突然尿意を感じるようなので、あらかじめトイレに行っておいても「大丈夫」と言い切れないところがあります。
無理にパンツにして焦るよりも、「今日は大事な用事だからオムツにしておこう!」と一声かけておくと、子どももオムツに納得してくれました。
オムツを卒業していても不安が残るようなら、トイレトレーニング用のパッドを開演前につけておくのもアリですよ!
こういったパッドなら、オムツほどかさばらないので持ち歩きやすいです。
私も映画やミュージカルの際に数回使用しましたが、「トイレに行きたい」と言うタイミングが遅くても座席を汚してしまうリスクがなくなったので、親もリラックスしてミュージカルに集中できます。
もちろん開演前に水分を取り過ぎないように注意したり、しっかりトイレに行っておくことも忘れずに!
いつものご飯の時間じゃなくても、公演中に「お腹すいた〜!」と騒ぐのを防ぐためにも、開演間にちょっとした軽食をとっておくコトをおすすめします!
劇場内は飲食禁止ですが、ロビーではOKという劇場が多いと思います。
ミュージカルが始まる前にそこで少しお腹を満たしておくと、公演中も空腹に邪魔されず子どもも集中できますよ〜!
けれど、大きい劇場は売店が混んでいることがほとんど。
現地で買えばいいか〜と思ってのんきに出かけたものの、レジまでの大行列に子どもが耐えきれず、結局外のコンビニで軽食を買ったことがあります。
さらにせっかく大行列を我慢していざレジに!という時に、子どもが食べられるものがなかった……ということも。
そうならないためにも、『子どもが好きな食べ物』『匂いがあまりしない、持ち運びやすい食べ物』をセレクトして、事前に用意していくといいと思います!
我が家は〝具が入っていないおにぎり〟や〝具が入っていない甘めのパン〟を持参しています。
手で持って食べられて、具の匂いを気にしなくてもいい食べ物は、子どもも食べやすくロビーでも迷惑になりにくかったです!
ミュージカル鑑賞中には、『大きい声で話さない』『席を立たずにきちんと座る』『前の座席を蹴らない』など心配なことは事前に子どもに話して、そういったことはしないようにしようね、と約束をすると効果ばつぐん!
「どうしても我慢できないことがあったら、ママの腕をトントンと叩いて小さな声でお耳に内緒話をしてね!」と、言っておくとさらに安心です。
周りのお客さんも自分と同じように、演目を楽しみにしているということも合わせて話しておくと、子どもなりに気をつけてくれました。
子どもでもエンジョイできるミュージカルおすすめ3選
ミュージカルと言ったら、まず思い浮かぶのが『劇団四季』ですね!
劇団四季のオリジナルファミリーミュージカル【カモメに飛ぶことを教えた猫】は、同名児童小説を原作とした子ども向けの演目です。
講演数も多くチケットも比較的とりやすいので、初めての子どもとのミュージカル鑑賞にぴったり!
私も子どもを連れて何回か足を運びましたが、公演時間も長くなくキャラクターも動物がたくさん出てくるので無理なく楽しめました。
そしてなんといっても、『劇団四季』のアクターさんたちの迫力は圧巻!
親子観劇室なども上手に利用すれば、安心のミュージカルデビューができると思います!
2018/03/10からピューロランドの1F、ピューロビレッジのメルヘンシアターで上映中のミュージカルショー。
なんと、サンリオのキャラクターが歌舞伎に挑戦するんだそう!
園内に入る通常のパスポートを持っていれば、鑑賞できるのでとってもお手軽です。上演時間も約40分と、ミュージカル初心者でも安心。
エントランスで今日のスケジュールを確認して、ショーの時間を把握したらピューロランド内で遊びながら待っていられるので、子どもにも待ち時間の負担が少ないのが魅力ですよ。
キティちゃんやシナモロールといった、おなじみのキャラクターが繰り広げる「KAWAII」と「歌舞伎」が融合したミュージカルは、動画を見せただけで子どもの食いつきがすごい!
私たち親子もピューロランドのミュージカルショーにはよく出向くのですが、歌舞伎とキャラクターたちの共演は絶対に見ておきたい演目です♪
子どもに大人気のしまじろう。
しまじろうコンサートは、歌って踊って子どもが参加できるすばらしいミュージカルなんですよ!
しまじろうコンサートとは?
子どもたちは人と人とのつながりのなかで成長していきます。
「しまじろうコンサート」は、身近なご家族や周りのお友だちとひとつになり、
思いやりや頑張る勇気など、大切な気持ちでつながりあう成長体験を大切にした舞台です。
物語や歌、踊りを全身でお楽しみいただくお子さまの姿を見守ってください。
そして、おうちに帰ってからもいきいきと生き続ける、心の物語を受け取ってください。
出典:kodomo.benesse.ne.jp
しまじろうのコンサートは、子どもによりそった構成になっていて、応援したりみんなが知っている歌を一緒に歌ったりと参加型の演目です。
テレビでよく知っているキャラクターたちが、大きな舞台で歌っている姿は子どもも興味津々で釘付けになっちゃいます!
途中で10分の休憩があるので、トイレや授乳などをすませることができるのも本当に助かります。
このクリスマスの公演も絶対に見に行こうと思います!
ミュージカルの〝本物の迫力〟を子どもと一緒に
ミュージカル鑑賞が大好きな私は、子どもと一緒の時には「ミュージカルを見るならこうしなきゃ!」とかまえなくてもいいようなカジュアルな演目を選んでいます。
特に今回紹介した演目は、施設側の配慮もしっかりしているので、大人もイライラせずに楽しめます!
これまでお話しした内容から、ミュージカルって実はそんなにハードルが高いものじゃないんだな〜と思ってもらえたら嬉しいです!
もしどうしても子どもがグズってしまったり飽きてしまったら、無理に鑑賞を続けず「じゃあ帰ろうか!」くらいのラフさで出向いてみるのがおすすめです。
子どもも一度しっかりラストまで見ることができてからは、自信がついたのか「次はあれを見てみたい!」とCMや広告に目がいくようになりました。
絵本やテレビとは違う、〝生の声〟で魅せるミュージカル。
気楽にのんびり、子どもと楽しめる演目をエンジョイしてみませんか♪
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