予防歯科に新たな発想!口内ケアとお肌の美容には3種の神器…歯磨き&検診そして「ロイテリ菌」
今回Ha・no・ne編集部では、オハヨー乳業のセミナーでも登壇された『銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタルクリニック81』の院長である坂本紗有見先生に、ロイテリ菌について詳しくお話を伺いました。
肌荒れや便秘、口臭などにお悩みの女性へ朗報です!
人間の口腔内にはさまざまな菌がいて口内フローラを形成していますが、数ある菌株のなかでも「ロイテリ菌」が口内フローラの良化のカギを握っていることがわかってきました。口内フローラの環境がよくなれば、肌荒れ、便秘、口臭などのお悩み解消だけではなく全身の健康維持にもつながると言われています。
今回Ha・no・ne編集部はオハヨー乳業のセミナーでも登壇された『銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタルクリニック81』の院長である坂本紗有見先生に、ロイテリ菌について詳しくお話を伺いました。
ロイテリ菌を摂取した方のレビューをもとに、実際の効果をはじめ、女性にとってロイテリ菌を摂取するメリットについて解説します。口腔ケアの新たな習慣としてロイテリ菌を取り入れ、そして健康と美しさを手に入れませんか?
ロイテリ菌がもたらす"お口とからだに嬉しいメリット"とは
ロイテリ菌の抗菌作用&抗炎症作用がスゴイってほんと?
Ha・no・ne編集部 リン(以下、リン)
さっそくですが、ロイテリ菌は乳酸菌の1つでしょうか?ロイテリ菌という言葉も、まだ一般の皆さんに浸透していないように思うのですが……。
銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタルクリニック81 坂本紗有見先生(以下、坂本先生)
ロイテリ菌もバクテリアで、乳酸菌の1つですが、働きに違いがあります。いま出回っている乳酸菌飲料などは、人の体内にある良い菌と共存して、腸内環境にポジティブな影響を与える菌です。体内にない菌を補ったり、体内にすでにいる菌をさらにプラスして、便秘改善や、お肌の調子を良くするとか、風邪をひきにくくする、免疫力を上げるなど……向上したい目的にマッチすれば摂る意味があるでしょう。
一方、ロイテリ菌は、菌自体が口腔内や腸内の常在菌へアプローチする抗菌作用や抗炎症作用を持っていて、悪い菌の働きを抑制し、ケアする効果が見込まれます。ロイテリ菌で口内フローラを整えれば前向きな効果を期待できるのです。口内フローラのフローラはお花畑という意味ですが、ぜひ、お口のお花を咲かせてください。
リン
スーパー乳酸菌といわれるのもそのためだとわかりました。抗菌作用、抗炎症作用のあるロイテリ菌で口内フローラを守り育てていくということなのですね。
ロイテリ菌の効果は「何を体感したいか」による
リン
ところで、AmazonなどECサイトのレビューを見ると、ロイテリ菌で口内はスッキリしたという声が非常に多くありました。ただ、それが実際、体内の効果につながっているのかは、よく分からないという声もみられました。
坂本先生
たとえば便秘で困っている人がロイテリ菌を摂ったからといって、必ずしも便秘が治るということではありません。
口内の環境がよくなり、腸のサイクルが良くなれば便秘の下痢もしにくくなるでしょう。
反対に腸の免疫力が落ちて炎症が起きると、その後の食べ物がしっかり吸収・分解されにくくなり、下痢や便秘、肌荒れを起こすのです。ロイテリ菌で効果を体感できたかどうかというのは、まず何を体感したかったのかです。
リン
なるほど。お口のスッキリ感はあったから効果があったと考える人もいれば……。
坂本先生
全身に効果を求めるのか、口に効果を期待するのかで違ってきますね。
スッキリ感を得たいなら、ロイテリ菌のタブレットはなるべく口の中で、長く舐めてください。ロイテリ菌のヨーグルトも味わいながらゆっくり食べるのがおすすめです。
なぜならロイテリ菌は唾液中に入っていますが、嫌気性菌といって空気を避けて歯ぐきの中に入ってくるからです。
上手に摂れば歯ぐきに効いて、朝起きたときにお口の中もスッキリしますし、朝ネバネバして臭いのが抑えられるのも実感しています。
これからの美肌女性のキホン!ロイテリ菌で腸内環境から美人になろう
リン
ロイテリ菌は、お肌によいというお話がありました。女性にとって、ロイテリ菌を摂取するメリットはほかにどのようなことがあげられますか?
坂本先生
若い女性が悩むトラブルといえば、お肌の悩みのほかに、便秘や口臭ですが、ロイテリ菌を摂取して口内フローラや腸内フローラがいい状態になれば、肌荒れやむくみも収まり、お通じも改善すると言われています。
そしてそこに大事なものを足していけば腸内の善玉菌、常在細菌が活性化され、それまでの悩みは改善へと向かうでしょう。
ロイテリ菌のを摂る時は「からだの声を聴きましょう」
リン
お肌やお通じなどがよくなるためには、やはり3週間から1か月くらい続けて摂ればよいのでしょうか?
坂本先生
サプリメントは摂り始めて3か月くらいで体に取り込まれて定着しやすいと言われています。ロイテリ菌もまず2週間集中して摂ってみて、なにか変化を感じたらさらに3ヶ月くらい続けてみましょう。
それから先は嗜好品として続けたかったら続け、効果が薄れていったら足す……という使い方を推奨しています。
化粧品の使い方と一緒で、まずは自分に必要かどうかです。身体に定着したら最初に悪いものが出ていくのでおならのニオイが変わり、朝起きたときにお口の中がスッキリしています。
まずは2週間続けてみてください。
予防歯科の新たな3種の神器 「歯磨き・検診・ロイテリ菌」
リン
坂本先生は先日のセミナーで今後の予防歯科には「歯磨き・検診・ロイテリ菌」を3種の神器とおっしゃっていましたが、この3つを続けることでよい状態を保てるということですね。
坂本先生
いま現在出回っている乳酸菌商品の多くは歯や口に良いのですが、どのように良いのかははっきりしておらず、すでに持っている腸内・口内の菌に足していきましょうというテイストで使われています。一方で、ロイテリ菌の効果は、8020菌と同様に大学の研究室などで実験をして調べていて科学的に検証されていますし、生活習慣にプラスしてより良い環境を持続させる補助的なものとして、お手軽で続けやすいと思います。
もちろん研究を見るかぎり、虫歯菌には8020菌のほうが効果を実感できると思いますので、3種の神器は「歯磨き・検診・8020菌」でもよいでしょう。しかし、歯周病由来で起こる全身疾患に備えるものとしてはより口内フローラを整えるという意味があるロイテリ菌が3種の神器にふさわしいということになります。
リン
検診はどのぐらいのペースでおこなうのがいいのでしょう?
坂本先生
「検診」については、「今は口の調子がいいから大丈夫」と油断せずに、普段の歯磨きでは除ききれないバイ菌を、歯科医師のプロケアを受け、機械で取ってもらうとことが大事です。
検診のペースは6ヶ月毎の検診を勧める先生もいらっしゃいますが、私は3〜4ヶ月を推奨しています。
歯を徹底的にきれいにしても菌をゼロにすることはできませんし、歯磨きを怠れば残されていた菌はケアしてから3〜4か月後には悪さをしはじめます。その前にもう1回プロケアを受ければ、より良い環境を保てますよね。
それに、歯周病にかかったことのある20歳以上の人は、半年後では遅いです。今回打ち出した「歯磨き・検診・ロイテリ菌」は、3〜4か月に1回のプロケアとセルフケアとロイテリ菌を推奨するということです。
リン
「歯磨き・検診・ロイテリ菌」を心掛ければ、からだの中から外まできれいな女性になれそうです。
先生、ありがとうございました。
ロイテリ菌を摂って健康と美しさを手に入れましょう
お肌、便秘、そして口臭といったお悩みは口腔フローラと腸内フローラを本来の良い状態を取り戻すロイテリ菌を摂ることで解消へ導くのは朗報ですね。
前回のセミナーでもご紹介しましたが、ロイテリ菌はオハヨー乳業からロイテリヨーグルトやサプリメントが発売されています。これらはドラッグストアやスーパーマーケット、公式オンラインストアでも購入することができます。ご興味のある方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
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