休み時間@小学校!イタリアの子どもたちは何して遊んでる?
自由なお国柄のイタリアでも、さすがに小学校にゲームやおもちゃは持っていけません。子どもたちは、休み時間にどんな遊びをしているのか、我が家の長男とそのお友達に聞いてみました。すると・・・??
Nascondino (ナスコンディーノ):かくれんぼ
鬼が、決まった数を数える間に隠れたお友だちを探すという、まさに日本のかくれんぼと同じです。が、日本のように親切に「もういいかい?」「まあ~だだよ」「もういいよ」というやり取りはありません。鬼は、数え終わったら容赦なく探しに行きますし、逆に隠れている子が返事する声を頼りに探すこともできません。
Rialzo (リアルツォ):高鬼
こちらはそのまま高鬼。高いところには一定の時間(20秒など)しかいられません。身体の一部がはみ出ていたら、そこはタッチしてOK、引きずり下ろすのはX。日本と同じですね。
Mosca Ceca (モスカ・チェーカ):目隠し鬼
西暦400年頃に活躍したローマの哲学者、マクロビウスの文献にも記載されているという「目隠し鬼」。布などで目隠しした鬼がお友だちをつかまえにいく遊びです。イタリア語では、「Mosca Cieca (目の見えないハエ)」と呼ばれています。
日本では、「鬼さんこちら、手の鳴る方へ♪」と呼んでくれるので声を頼りに捕まえられますが、イタリアではみんな一目散に逃げてしまいます。しかも、つかまえるだけでなく、目隠しをしたまま、その相手の名前を言い当てられないと交代はできないルールもあります。けっこう難しい!
Guardie e ladri (グアルディエ・エ・ラードリ):ケイドロ
イタリアでも人気の「ケイドロ」。看守(グアルディエ)が泥棒(ラードリ)を全員捕まえ、牢屋に入れられるか、または時間いっぱい泥棒が逃げ切れるか、が勝負です。ウチの子のクラスのルールでは、泥棒は60秒数えたら脱獄してもいいとか。逃げ切るより追う方の看守役をやりたい子が多いらしいです。
Un, due, tre, stella (ウン、ドゥエ、トレ、ステッラ): だるまさんがころんだ
基本的には、日本のだるまさんがころんだと同じ。ただし、動いているところを見られてしまったら、スタート地点に戻らなければいけません。誰かが鬼のところまで辿り着いたらゲーム終了です。動いてしまった子を小指と小指で絡めて捕まえ、誰かが切りに行ったり、その後鬼が10数えてストップし、言われた数だけ歩いてから靴を投げる…というような「続き」はないようです。
Palla Avvelenata (パッラ・アッヴェレナータ):ドッジボール
サッカー王国イタリアですが、子どもたちの間ではドッジボールも人気。といっても本格的なスポーツドッジボールではないようです。二手に別れてボールを投げ合い、ぶつかったら(ボールを落としたら)外に出る、という単純なもの。早く相手チームを全員外に出した方が勝ちです。ちなみにパッラ・アッヴェレナータとは、毒が付けられたボール、という意味。触っちゃダメ、ということですね。
こうしてみると、日本とほとんど同じですよね!微妙にルールが違ったりするのですが、日本バージョンの方が複雑な気がします。ともかく、休み時間には、校庭で元気にお友達と遊んで欲しいものです!
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