【コラム】聞いてびっくり!?微笑みの国「タイの子育て事情」
タイ人の夫と国際結婚し、現地バンコクで妊娠・出産・育児をしている筆者。タイは子育てしやすい国と言われますが、例えばどんな習慣があるのでしょうか。実は聞いてびっくりなコトもあるんですよ。今回はそんな謎多きタイの子育て事情に迫ります!
①子供は国の宝!とことん大切にします
子供や親、お年寄りを大切にするタイの文化。街中では成人した子供がご両親を病院に連れて行く微笑ましい姿や、手を取り合って歩く姿などもよく見かけます。育児に関しても「自由尊重」、どの子ものびのびしているなぁと感じます。
ただし、行き過ぎてしまうと「甘やかし」「野放し育児」にも見えてしまうことも。例えば、こんな声もあるんです。
出典:noto-iyasaka.net
タイ人は子どもを国の宝として考えているので、国全体が子どもをとても甘やかします。それは日本人から見ていたら、行き過ぎなのではないかと思うほどに甘やかします。例えば、バスや電車に乗っていて、小学生くらいの子どもが乗ってきたとします。すると、タイ人の大人は子どもに席を譲ります。幼児が乗ってきたのなら理解できますが、小学校高学年の子どもにも席を譲るのです。
②生まれた時からニックネームをつけます
タイ人の名前はとっても長い!(特に苗字が覚えられないくらい長いです)。そんなこともあり、生まれた時からニックネームで呼ぶ習慣があるんです。日本人にはあまりなじみのないこのニックネームですが、タイでは大人になってからもずっと愛称として残ります。我が家も娘にはニックネーム、つけました!例えばこんなニックネームも・・・。
出典:baby.goo.ne.jp
「ネコ(メーオ)」「トリ(ノック)」「ヒヨコ(ジアップ)」「魚(プラー)」「ブタ(ムー)」など動物の場合が多く、一説には、生まれたての赤ん坊を悪魔にさらわれないように、「この子は人間ではありません」という意味で動物の名前をつけたのが、そもそものきっかけだとか。ほかにも「デブ(ウアン)」とか、日本では考えられないようなあだ名もあるし、本名を省略したものや、アルファベットの「A(エー)」とかさまざま。
③赤ちゃんの時に剃髪するのが定番
タイの子育て習慣で定番と言われるのが「剃髪」。つまり、髪をそることです。「赤ちゃんの時に髪を剃ることで、伸びてくる髪の毛が綺麗になる言い伝えがある」ためだとか。へえーと思ったものの、我が家はこの剃髪、やっておりませんで。でも娘の髪の毛は無事、きれいに伸びています。良かった!
タイでは、デパートとか、街で見る限りでは、かなりの確率で剃っているみたい。こんな一年中真夏の国なのに、生まれたてのほやほやの赤ん坊が、剃った頭に毛糸の帽子をちょこんとかぶっている。ただし、この剃髪、生後何日目に行うのがいいとか、儀式らしきものがあるわけではないらしい。
出典:baby.goo.ne.jp
④やっぱりタイにもある!美人ママの子育て雑誌♡
タイにも育児雑誌がありますよ。表紙を飾るのはタイの美人ママたち!モデルや女優など芸能人の場合もありますが、女性経営者や資産家という場合も多いのがタイらしさ。堂々、自分の子供と一緒に表紙を飾ったり誌面に出るママも多く、その姿は日本の育児雑誌より格段にオープンで華やかなのです。
スタイル抜群でとってもきれいなママたちの姿は「タイでもママのキレイ」は大切なのだな、と実感させられます!
いかがでしたでしょうか?
タイに住んでいなければ全く知る由もなかったタイの子育て事情。皆さんにはどのように映りましたでしょうか?私自身、世の中は広くいろいろあるなーと日々思わされています。
時にはびっくりしつつも、子供たちが元気に育って欲しい!という願いは同じ。タイの文化と日本の文化を融合させた育児を楽しみたいと思っています。