満喫中☆イタリアの子どもたちのサマーキャンプ レポート
我が家のヤンチャ盛り7歳と4歳の兄弟は、ながーい夏休みにすでに退屈している模様。親が仕事のため面倒を見切れないのももちろんですが、他の子と遊びながら楽しく1日を過ごす機会を作るためにも、サマーキャンプは必至!夏休みの子どもの預け場所として普及しているイタリアのサマーキャンプ、一体どんなことをしているのでしょう?
サマーキャンプ様様!!
3カ月も続くイタリアの夏休み、子どもにとってはパラダイスですが、働く親にとっては地獄…。何しろ、イタリアでは法律上「鍵っ子」はあり得ません。保護者監督不行き届きで逮捕されてしまいますし、子どもだけで留守番させるのもやはり不安。誰かに預けなければいけないのです。そのため、パパママは毎年スケジュール調整に四苦八苦!そんな時、近所で開かれるサマーキャンプはまさに救いの手です。1日/1週間単位で申込ができ、8~4時くらいまで子どもたちを預かってくれます。相場は1日15~20ユーロくらいで、ランチ込み・お弁当持参・午前中のみ、なども選べます。3才児から預かってくれる所もあり、海や林間エリアで開かれるサマーキャンプなどはとても人気です。
日本では9月から新学期ですね。ところがイタリアでは、まだまだ夏休みの真っ最中。学校が始まるのは9月中旬からなので、あと2週間はお休みなのです。働くパパママにとっては毎年、子どもの預け先に頭を悩ませるシーズン...そんなイタリアの夏休みの実情ルポをお届けします!
どんなことをするの?
サマーキャンプといっても、キャンプファイヤーやオリエンテーリングをしたり、ボーイスカウト・ガールスカウトのような活動をしたりする訳ではありません。ではどんなことをしているのでしょう?我が家の子どもたちを預けている近所の遊園地内にあるサマーキャンプの様子をご紹介します!
宿題タイム
小学生以上の子どもたちなら、宿題のワークブックを持ち寄ってみんなで問題を解いたりもするそうです。
図画工作
年齢性別問わず、みんな大好きなのがお絵かきや工作。汚れても大丈夫なスペースで、色鉛筆はもちろんペンキや絵の具、粘土やカラフルな砂などさまざまな材料を使ってワークショップをしてくれます。自宅で1人でやるより断然楽しい!
遊園コーナーの遊具
お世話になっているサマーキャンプは、近所の小さな遊園地内にあり、バルーン滑り台やボールプールで遊ばせたり、小さなジェットコースターや空中ブランコなどに乗せてくれたりします。こうした遊具は普段は有料ですが、サマーキャンプ代に含まれているので遊びたい放題!? もちろんスタッフが監視もしてくれます。
サッカー
サッカー好きは、公園内の広場でボール蹴り。サマーキャンプに来ている子どもたちは年齢がバラバラなので、年上の子に教わったり年下の子に教えてあげたりしているようです。
テーマイベント
アメリカンデー
ホットドッグにポテトチップス、ウェスタンごっこに英語の手遊びゲーム・・・。今日はアメリカンデーですと言われ、ウチの子たちも楽しみに出かけていきました。
バブルパーティ
水着着用で、泡をかけあって大騒ぎ。子どもたち大喜び間違いなしのイベントです。
パジャマパーティ
パジャマと懐中電灯、スリッパ持参のパジャマパーティ。プレイルームの中を暗くして怖い話などをしたそうです。
毎週金曜日には発表会も!
人形劇
我が子たちが行っているサマーキャンプでは、1週間ごとに人形劇や演劇を覚え、金曜日の夕方に親を招いて発表会をしています。けっこうな長台詞もあったりして、手の動きと合わせて意外としっかり演技をしている子どもたちを見ると、1週間でもここまで仕上がるものなのね~と感心してしまいます。
演劇
演劇会には小さなお友達も参加。演劇と言っても、その1週間で覚えた演目を披露するので、スタッフのお姉さんの司会進行にほぼほぼ任せて、途中みんなでダンスしたりといったゆる~い感じです。が、一言二言でも出番があったり、ポーズを付けたりと、照れながらも楽しそう。見ている親たちも笑顔でした。
イタリアでは9月半ばまで夏休みなので、サマーキャンプにもまだまだお世話になります!