ジャンニ・ロダーリ
イタリアを代表する児童文学作家、児童教育&心理学の専門家ジャンニ・ロダーリ。数々の名著があり、日本語にも多数翻訳されていますが、おすすめはこちら!
ゼロくんのかち
数字の中で一番小さなゼロくん。「自分まで小さく見られたくない」からと、誰も遊んでくれません。ところがある時、1くんと一緒にドライブに行くことに。なんと3ちゃんや7ちゃんたちが、次々とおじぎをしてくれるのです!その理由は・・・。
おはなし会で読ませていただきました。小さな子供たちにも無理なくわかる内容だったし楽しめますね。
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エレナ・デル・ヴェントのデザイン性の高い繊細なイラストと、数の面白さが秘められた秀逸な絵本。ある程度「数」の概念が分かってきた6歳の長男も、10まで数え始めた3歳の次男もお気に入りです。ロダーリについてはこちらもご覧下さい!
子どもの言い間違いを直してしまっていませんか?書き間違いを叱ってはいませんか?親なら正しい言葉を覚えて欲しいのは当たり前。けれど、つい注意しそうになるその瞬間、ちょっと視点を変えてみてください。子どもたちの想像&創造力を伸ばす、ロダーリ流の楽しい言葉遊びにトライしてみましょう!
自由で伸びやか、読む方も想像力を掻き立てられるロダーリの珠玉の童話たちは、子どもにだけじゃもったいない!現代の大人たちにこそ読んでもらいたい逸品ばかりです。
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レオ=レオニ
オランダ生まれ、アメリカ在住時代もあったレオ=レオニ。少年期をイタリアで過ごし、50歳を過ぎてからまたイタリアに戻って1999年の死去まで約40冊の絵本を出版しました。
スイミー ―ちいさなかしこいさかなのはなし
小さな黒い魚スイミーは、兄弟が大きな魚にのまれて一人ぼっちになってしまいます。困難にくじけず海を旅し、さまざまなすばらしいものに出会いながら成長を遂げるスイミー。最後には、再び大きな魚に出会って…。
レオ・レオニの独特な塗りが大好きなので、少しずつ絵本を集めてます。岩の色、石の色、海の生物たちの色・・キラキラゆらゆらしてて、あー綺麗だなぁ。癒される。
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1977年から小学校2年生用の国語教科書に載録されているお話なので、ご存知の方も多いのでは?世界中で愛される傑作のひとつです。一人になっても諦めず、努力を続けるスイミーが生きることの素晴らしさを見出し、再び困難に立ち向かう姿がレオニの優しいイラストでゆったりと語られています。
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ブルーノ・ムナーリ
グラフィックデザイナーであり芸術家、詩人でもあり発明家だったブルーノ・ムナーリ。レオ=レオニとも未来派の芸術家として交流を持っていました。1960年代以降、度々日本を訪れ、伝統的な美意識やデザインにインスピレーションを受けていた親日家でもあります。幼い息子の為に企画デザインした仕掛け絵本は、今も世界的に高く評価され、愛読されています。
どうぶつうります (ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ)
フラミンゴにアルマジロ、コウモリにハリネズミ・・・。珍しい動物たちを売り込む商人に、何かと理由をつけて断るお客。本当に欲しい動物に出会うことはできるのでしょうか?
イラストも本文も装丁の仕掛けもセンスがよく、洗練されながらリズミカルで楽しい。大人がデザインセンスを眺めるだけでも楽しい程のクオリティですが、1歳の子供もとても気に入ったようで何度も持ってきて読むようにせがみます。
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サイズの違うページをめくる仕掛け絵本で、最後まで好奇心がくすぐられること間違いなし。洗練されたイラストで、想像力や創造力をかき立てられます。ちょっとブラックな結末も子どもと一緒に楽しみたい!お洒落なデザイン本のような絵本です。
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ウンベルト・エーコ
20世紀イタリアを代表する哲学家、思想家、作家、歴史家、美術史家、記号学者であるウンベルト・エーコ。ショーン・コネリー主演で映画化された大作『薔薇の名前』は世界的な大ヒットとなり、日本にも多くのファンや研究者がいます。学術的で読み解くのが難しい著作も多いエーコですが、実は子ども向けの絵本も出版しています。
火星にいった3人の宇宙飛行士
火星に最初に到達しようと競争しあうアメリカ人、ロシア人、中国人の宇宙飛行士たち。なんと同時に到着してしまいます。信用し合えない3人はケンカになりますが、そこに火星人が登場!ようやく力を合わせて火星人と戦おうという3人ですが、実は火星人も人間が怖くって・・・。
見た目の違いで差別することの危うさをテーマにした絵本は数多くありますが、その中でも普遍性の高い作品といえます。
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20世紀イタリア抽象画の巨匠エウジェニオ・カルミのイラストにのせて、ウンベルト・エーコが世界中の子どもたちに向け「お互いに理解し合うこと」の大切さを優しく伝える傑作です。
ガブリエレ・レバリアーティ
2017年現在、東京在住のイタリア人作家ガブリエレ・レバリアーティ。2004年にトリノ大学を卒業し、イタリアの食品会社に勤務。同社で子ども向けのお菓子のマーケティングを担当し、チョコレート菓子の商品開発を手がけ、新しいキャラクターやシリーズの考案に携わりました。日本では青山学院大学で研究を続けるかたわらイタリア文化会館、早稲田大学エクステンションセンター、辻調理学校などにてイタリア語教師としても活躍しています。
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ロディ と ほしたち
イタリア生まれのカラフルな馬のおもちゃ、ロディを誕生日プレゼントにもらった兄弟。玩具やお菓子を携えて、ワクワクドキドキの月への冒険に飛び出します!
フィリップ・ジョルダーノによる昔懐かし調のグラフィカルな絵で、大人も童心に帰って楽しめる作品になってます。
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国際的なコンクールでの数々の受賞歴を持つ若手イラストレーターのフィリップ・ジョルダーノは、作者ガブリエレ・レバリアーティの幼馴染でもあります。『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん』という絵本(デヴィッド・カリ作)のイラストも手がけており、今後要注目の絵本画家です!
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いかがでしたか?イタリアのハイセンスな絵本にも、ぜひ親しんでみて下さい!