自分で運気を高めたいなら「風水」に注目!風水の基礎知識~始め方・方角・色など~
風水は、占いと同じように思われがちですが、占いは「未来を予言するもの」なのに対して、風水は「未来を変えていくもの」です。
ちょっとした知識と工夫で、自分の力で未来をポジティブなものに変えていけます♪
風水を始めるために必要な基礎知識と、重要な方位についてまとめました。
風水とは?基礎知識
日本では風水と占いが同じように思われることがありますが、風水は占いではなく、中国で何千年も前に発祥した「気」の力を利用した学問です。
「気」には”天・地・人”の3つがあり、「天」は時間やタイミング、「地」は水・木・土などの自然環境、「人」は人間で、それぞれの持つパワーバランスを考えて、気の流れをコントロールすることで、環境を整え、良い方向へ行くと考えられています。
風水の起源
風水の起源は中国で、「地理学」や「環境学」が基本になっています。
地理学や環境学と言うと難しそうに思えますが、風水では、何千もの長い時間の中で、そこに住む人の知恵や経験を元に生活に取り入れられるよう適応させています。
例えば、その土地に古くから住んでいる人は、大雨が降ると氾濫しやすい川や、土砂崩れが起きやすい山の近くには家を建ててはいけないことを知っていますし、万が一のときの対策も考えているでしょう。
水に関係のある土地には「氵(さんずい)」が付く漢字が使われていたり、住宅地の真ん中に不自然に神社があるのを見かけることがあるのも、昔の土地柄が関係しています。
人が安全で快適に暮らせるようにするのが「風水」なんです。
風水は中国が起源ですが、中国と日本では、気候や風土が違います。そのため今、日本で使われている風水は、中国から持ち帰ったものを基礎に、日本に合うように変化させたものなので、中国の風水とは少し違いがあります。
「運気を高めたいから本格的な中国の風水をやりたい!」と思う人もいるかもしれませんが、気候や風土が違う国の考えを取り入れてしまうと、逆に生活しづらくなったり、暑さや寒さなど環境の違いで不快感を感じる可能性が高いです。
風水は、「人が快適に暮らせるためのもの」なので、日本の風水を取り入れてみてくださいね。
陰宅風水と陽宅風水
風水について調べていると「陰宅風水」と「陽宅風水」という言葉を目にします。
日本で主に使われる風水は、家の中の気の流れを整えるもので「陽宅風水」です。
「陰宅風水」は、死者を埋葬するためのお墓の風水のことです。中国では家族に死者が出たとき、風水的に良い土地に埋葬することで、子孫に良い影響があると考えられたそうですが、日本では勝手に埋葬する場所を決められないので、使われることはほとんどありません。
風水と家相は違うの?
風水と同じように、家の中の運気を高めるものに「家相」があります。
どちらも家の吉凶を判断するときに使われるものですが、根本的な違いがあります。
風水は、中国発祥でその土地の気候や自然、住む人の気の流れを整えて運気を上げようとするものです。
一方、家相は、日本発祥で日本特有の気候や風土に合うように間取りや仕様を判断するものです。そのときに風水の方角や運勢などの考えも取り入れられます。
これらの違いから、これから土地を買って家づくりを始めるときに、運気を高める家にしたい人に向いているのが「家相」で、すでに建っている・生活している家で運気を高めたい人に向いているのが「風水」と言えます。
運気を上げたい人には風水がおすすめ
風水では、この方角に何色のものを置くのが良いとか、開運日を意識するとか、財布や持ち物を買い替える良いと言うことをよく聞きます。
風水は、気の流れを整えて運気を高めようという考え方なので、もちろんこれらも大切なことですが、スムーズに気が流れるようにするためには、新しいものを取り入れるよりも、掃除をして家の中をきれいに保つことが大前提です。
どんなに良いものがあっても、土台となる家自体が汚れていては、効果を発揮できません。
これを風水では「巒頭(らんとう)」と呼びます。
散らかった部屋にいると、それだけで気持ちが澱んだような感じがしますし、部屋を掃除すれば清々しい気持ちになれますよね。
分かりやすいように2枚の絵を比べてみましょう。
きれいに片付いた部屋のほうが、明るい雰囲気を感じませんか?
目で見るだけでも違うので、実際そこに生活するとなるともっと気分の違いが感じられると思います。きれいな部屋なら明るく前向きな気持ちになれます。そうなるといろいろなことをポジティブに捉えることができるようになるので、自然と人間関係が良くなったり、物事がスムーズに進むようになり、運気が高まったと感じられることが増えてくるでしょう。
今日からできる!各方位が持つ意味
風水で運気をアップさせたいときには、まず方角と方角の持つ意味を知らなくてはいけません。
風水では、東西南北4つではなく、北東、南東、北西、南西の4つを加えた8つで見ていきます。
それぞれの方角が持つ意味をご紹介します。
北:仕事運、愛情運
北は「水の気」を持ち、悪いものを流す効果があると言われています。
北は、仕事運や愛情運を高める方角なので、この方角の気を高めると、成功や出世、人望を集めることに繋がり、その結果収入がアップするなど金運にも関係しています。
日が当たりにくく、暗く冷たいイメージがあるので、クリーム色、ベージュ、アイボリー、淡いピンクなど柔らかさと温かみがある暖色系と相性が良いとされています。
東:成長、発展
東は「木の気」を持ち、朝日が登る方角なので、成長と発展の運気をアップさせると言われています。
子どもの健やかな成長を願いたいときに大切な方角です。
また、自分や家族にとって良い情報が入ってくる方角とも言われているので、テレビやパソコンなどの電化製品を置くのも吉とされています。
木の気を持つ東は、木を育てるために必要な水をイメージさせる青や水色が相性が良いとされています。
観葉植物を置くのも良く、運気アップに効果的なのだそうです。
南:悪縁を断ち切る、才能を高める
南は「火の気」を持ち、停滞した気や悪運を燃やす方角と言われています。
人間関係や家族間のトラブルに悩んでいる人はこの方角を大切にするのがおすすめです。
燃え上がるように情熱的な特性があるので、ジワジワと熟していくよりも、瞬発的に注目されたり、うちに秘めた才能が開花したり、直感力が働くようになります。
火の気が絶えないように木をイメージさせる、緑や黄緑と相性が良いとされています。
西:金運、健康運、子宝運
西は「金の気」を持ち、金運をアップさせる方角とされています。
金運の方角というのは有名ですが、西は実りを表す方角と言われていて、健康運や子宝運を高める方角でもあります。
黄色や金色が相性が良い色です。
北東・北西:男性に影響
北東と北西は、男性の運気に影響する方角とされています。
この方角を大切にすることで、男性の健康運、仕事運、出世運が高まります。
また、北東は「鬼門」と呼ばれる方角でもあります。鬼の出入り口とも言われ、なんとなく不吉で怖いイメージがあるかもしれませんが、本来は高貴で神聖な方角なのだそうです。
鬼門に水回りがあると良くないと言われますが、これは今のような水栓トイレや換気扇付きの風呂がなかった時代には、冷えや湿気、空気の澱みに悩まされやすかったからのようです。
今は設備が整っているので、北側に水回りがあっても、困ることはないため心配はありませんが、風が通りにくく空気が滞りやすかったり、日当たりが悪く暗くなりやすかったりすることはあると思うので、良い状況がキープできるように意識して掃除をしたい場所ではあります。
北東は白、北西はクリーム色が相性の良い色です。
南東・南西:女性に影響
南東と南西は、女性の運気に影響する方角とされています。
この方角を大切にすることで、女性は良縁に恵まれたり、家族円満、人間関係に恵まれるなど、人間関係の運気が高まります。
南西は、鬼門の反対側になるので「裏鬼門」と呼ばれ、鬼が出ていく方角なので不吉とされています。掃除や整理整頓をして、清潔に保ちたい場所です。
南東はオレンジや黄緑、南西は淡い緑や淡い黄色が相性が良い色です。
まとめ
風水と言うと、方角やラッキーカラーを意識しがちですが、あまりそればかりに意識を置きすぎると逆に統一感のない雰囲気で居心地が悪くなってしまうことがあります。
風水で大切なことは、まずは掃除と整理整頓をすることです。
その上で、運気アップにつながるアイテムを揃えていくようにしたいですね。
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