なんと、6か月半ぶりに学校再開のイタリア!コロナに負けずに登校しよう!
今年の3月にロックダウンしてからそのまま夏休みに突入したイタリアの学校(幼稚園~大学)が、9月半ばに、なんと6.5ヶ月ぶりに再開となりました!息子2人の通う公立小学校では、政令により、コロナ対策の様々な決まりごとを守らなければなりません!
教室内でもソーシャルディスタンス=1mを厳守!
1クラスは生徒26人まで。担任の先生は2人、最高で28人までしか同時に室内に入れないようです。机はできるだけ間隔をあけ、生徒間は1~1.5mのソーシャルディスタンスを確保すること。間隔が取れない小さなクラスの場合は、生徒数を減らさなければなりません。元々イタリアの小学校は、1クラス24~25人くらいなので、息子たちのクラスは問題ありませんでしたが、人数が多かったり教室が狭い学校などでは編成もあったみたいです。
文房具やノートなどの貸し借りは厳禁!
接触を出来るだけ避けるため、持ち物の貸し借りは厳禁。これまでは、忘れ物や失くし物は助け合って貸してあげましょう、という道徳教育をしていたのが、残念ながらタブーとなってしまいました。
着席中のマスクは外してもOK!席を立つときは必須!
登下校時はもちろん校内でもマスク着用必須。ただし、着席時のみ外すことが出来ます。レクリエーションや休み時間なども、これまでは校庭や体育館で遊んだり、お友達同士で席の周りに集まったりできましたが今は✕。各自が席に座ったまま、お絵描きをしたり本を読んだりするそうです。
給食は・・・
今までは、学年別に複数のクラスの子どもたちが校内の食堂に移動して食べていた給食。100人以上の児童が集まっていたわけで、当然これも禁止です。空いていた教室2室を急ごしらえの食堂にして、時間をずらすことでクラス別にし、密集を避けることになりました。そのため次男は11時30分、長男は2時が給食タイム。早すぎても遅すぎても午前か午後にお腹が空いてしまうので、パニーノなどのおやつ持参で登校しています。
登下校は場所と時間を分散
イタリアでは、登下校に保護者の送り迎えが必須なので、学年・クラス別に10分ごとに時間差で登下校するよう割り当てられました。オマケに出入口も3か所に分散。親や祖父母など迎えの人が密集しないための工夫です。が、兄弟姉妹がいる人は、時間帯が同じで出入口が違う場合や、30分くらい時間差がある場合は大変。我が家は運良く兄弟で同じ時間・場所になったので良かったです・・・。
4日以上連続して欠席したら、医者の診断書を提出&必要な場合はPCR検査
登校前には毎朝自宅で検温し、37.5度以上の熱がある場合はもちろん、咳がある場合でも登校不可。4日以上休んだ後に再登校する際には、回復したことを証明するかかりつけの小児科医の診断書を提出しなければなりません。必要に応じてPCR検査をし、陽性なら学級閉鎖となり全員自宅待機です。
冬はこれから
2020年9月末現在、欧州では再び感染が拡大しています。息子たちの学校ではありませんが、近くの小学校でも陽性の生徒が出て、再開間もなく学級閉鎖になったところも(泣)。これから寒くなり、インフルエンザも猛威を振るう時期。感染はもちろん怖いですが、子どもたちが元気に登校し、お友達と会う日常生活が続けられるよう祈るばかりです。
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3月8日までに7300人以上の感染者が出ているイタリア。全国的に学校は休校、北部は町ごと封鎖され1600万人が日常生活に制限を受ける深刻な事態になっています。9日には、北部5州からの日本への入国禁止措置&イタリアへの渡航中止勧告も。そのミラノで、休校の高校の校長先生が生徒に宛てたメッセージが感銘を与え話題になっています
日本と違い、入学式も卒業式も、始業式や終業式もないイタリアの小学校。運動会や授業参観もなく、学校の公式行事はとても少なくてビックリ。我が家の長男が通うローマの公立学校の年間スケジュールはこんな感じです!