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子役がたまらなく可愛い!珠玉のイタリア映画8作品。愛くるしい子どもたちに癒されよう

子役がたまらなく可愛い!珠玉のイタリア映画8作品。愛くるしい子どもたちに癒されよう
ゴールデンウィーク間近!東京・大阪ではこの時期、毎年恒例のイタリア映画祭が開催されます。実は今年で第16回目。この映画祭にちなみ、DVDでも見られる「子役が素晴らしいイタリア映画」を独断と偏見と愛を持ってご紹介します!
子役がたまらなく可愛い!珠玉のイタリア映画8作品。愛くるしい子どもたちに癒されよう

①自転車泥棒 1948年

1948年、アカデミー外国語映画賞受賞した往年の名作映画。イタリアのネオレアリズモを代表する作品と言われています。『ひまわり』の監督としても名高い巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督の最高傑作の一つとして高く評価され、現在でも見る人に切ない涙を流させる逸品です。

あらすじ

第2次世界大戦後イタリアは、ぶつけようのない怒りや悲しみ、将来への不安に満ちていた。社会の混乱のなかで懸命に生きる労働者たち。主人公リッチは妻と息子の3人家族。2年の極貧生活ののち、ようやく手に入れた仕事には自転車が必要だった。ありったけのシーツを質に入れ、自転車を手に入れるが、無情にも自転車泥棒に遭ってしまう。唯一の商売道具である自転車を探しに街へ出かける父子。

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出演者にプロの俳優を起用せず、しがない電気工だったランベルト・マジョラーニ氏を父親役に、監督が街で見つけ出した子供エンツォ・スタヨーラくんを息子役に抜擢。第22回アカデミー賞で名誉賞を受賞しています。

素人だというけど、素晴らしい演技の子役だ

出典:hiroshia55.wordpress.com

しかし、子役の演技がなかなか泣かせる

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②鉄道員 1956年

ネオレアリズモ映画の最後の旗手であるピエトロ・ジェルミ監督が、戦後イタリアの貧しい鉄道員一家を子どもの視線から描いた渾身の名作。脚本を手掛け、父親役として出演もしています。

あらすじ

50歳のクリスマスを迎えたイタリアの鉄道機関士アンドレア・マルコッチは、末っ子のサンドロから英雄のように慕われていたが、長女のジュリアと長男のマルチェロからは、その厳格さや律儀で一徹な態度から敬遠されていた。しかしそんな彼らもやさしく献身的な母サーラがいるおかげで毎日平穏に暮らしていた。そんなある日、娘の流産や息子の不良化に気を病んでいたアンドレアが列車を運転していた所、彼の前に一人の若者が身を投げた。急いでブレーキをかけたアンドレアだったが、間に合わずにその青年を轢いてしまう……。

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愛らしいサンドロ少年を演じたのはエドアルド・ネヴォラくん。

“鉄道員”を観て感激しました。名作だと思いますが、何といっても子役が可愛かった!

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子役の子がかわいい~~これまたいかにもイタリアの子な感じがとてもいい!

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③サン★ロレンツォの夜 1982年

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イタリア映画界の重鎮、パオロ・タヴィアー二氏とヴィットリオ・タヴィアー二氏の兄弟が監督脚本を手がけた力作です。自身の短編ドキュメンタリーを元に、内戦の悲劇をトスカーナの陽光あふれる美しい映像でつづった寓話のような年代記です。

あらすじ

流れ星に願いをかける聖ロレンツォの夜、母親が語る6歳だった夏の思い出。1944年の夏、トスカーナの小さな村がドイツ軍に爆破を予告された。村を出て連合軍を探す村人たちの道行も、少女にはウキウキする旅。やがて小麦畑の中で、パルチザンとファシストが対峙、元は同じ村の同胞たちの銃撃戦が始まる……。

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話し手の母親の少女時代を演じたのは、ミコル・グイデッリちゃん。その他の多くの出演者たちと同様、当時はまったくの素人であり、この作品後に芸能活動もしていません。

子役の女の子がめちゃくちゃかわいい。

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少なからず血が流れた映画、けれども、くったくのない少女の笑顔に救われる思いがしました。

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④ニュー・シネマ・パラダイス 1988年

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史上最高のラストシーンが超泣ける!涙なくしては見られないイタリア映画のひとつ、ニュー・シネマ・パラダイス。ジュゼッペ・トルナトーレ監督は、デビューから2作目のこの映画でアカデミー外国語映画賞を受賞しています。

あらすじ

ローマに住む映画監督のサルヴァトーレ(J.ペラン)は、故郷シチリアの母から「アルフレードが死んだ」という報告を受け、少年時代を回想する。戦争で父をなくし、母と妹と暮らす少年時代のサルヴァトーレ(愛称トト)。映画好きな彼は、母の目を盗んでは映画館「パラダイス座」に通う日々が続いていた。トトは何度も映写室に潜り込もうとするが、そのたびに映写技師のアルフレード(P.ノワレ)に追い返される。そんなふたりの間に、次第に映画を介した友情が芽生えていく。

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語り手の幼少期を演じたのはそのまま生粋のシチリアっ子、サルヴァトーレ・カシオくん。現在は芸能界を引退し、故郷でレストラン兼宿泊施設を経営しているそうです。

この映画はなんといってもトトの子役がいいですね。

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特に少年期を演じたサルヴァトーレ・カシオの演技が秀逸で、フィリップ・ノワレ演じるアルフレードとの組み合わせは絶品

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⑤ライフ・イズ・ビューティフル 1997年

カンヌ国際映画祭で審査員グランプリ、第71回アメリカ アカデミー賞で作品賞ほか7部門にノミネートされ、主演男優賞、作曲賞、外国語映画賞を受賞。そのほかトロント国際映画祭の観客賞やセザール賞の外国映画賞も受賞している、イタリア映画の名作中の名作。監督は主演も勤めたロベルト・ベニーニ氏。日本でも大ヒットしたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

あらすじ

第二次世界大戦前夜の1939年、ユダヤ系イタリア人のグイドは、叔父を頼りに友人とともに北イタリアの田舎町にやってきた。陽気な性格の彼は、小学校の教師ドーラと駆落ち同然で結婚して、愛息ジョズエをもうける。

やがて戦時色は次第に濃くなり、ユダヤ人に対する迫害行為が行われる。北イタリアに駐留してきたナチス・ドイツによって、3人は強制収容所に送られてしまう。

出典:ja.m.wikipedia.org
この子役のジョルジオ・カンタリーニくんは、当時5歳。この作品で、米ヤング・アーティスト賞を受賞しています。

息子役の子役は犯罪的に演技がうまく、かわいいです。「マンマ~」とか言ってかわいい

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何と言っても子役のカワイさでしょうか。 「ボンジョールノ!プリンチペッサァ!」のセリフと、いかにもわざとらしい地団駄を踏む姿は映画の中でも輝いて見えるシーンの一つ

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3年後にグラディエーターにも出演し、主人公の息子を演じました。

⑥ぼくは怖くない 2003年

イタリアで大ベストセラーとなったニコロ・アンマニーティ氏の小説『ぼくは怖くない』を、1991年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『エーゲ海の天使』のガブリエーレ・サルヴァトレス監督が映像化した作品です。主役のミケーレを演じたのは、当時12歳のジョゼッペ・クリスティアーノくん。『ニュー・シネマ・パラダイス』、『ライフ・イズ・ビューティフル』に続く天才子役と呼ばれ、1200人によるオーディションで選ばれました。あどけなさと少年らしい好奇心、父親に対する心の機微をデリケートに、かつ愛くるしく生き生きと演じています。

あらすじ

1978年、南イタリアにある小さな村に住む少年ミケーレは、廃屋の裏に穴が開いてる事に気付き、そこで鎖に繋がれた少年、フィリッポを発見する。ミケーレは恐怖のあまり少年のことを誰にも打ち明けられずにいた。しかし、その後も彼の事が気になったミケーレは何度も穴を覗きに行き、そうした中で次第に2人は少しずつ心を通わせていった。ある日の夜。目が覚めたミケーレは大人達が集まるキッチンのTVから流れるニュースを目にし、フィリッポが誘拐された少年である事実を知ることになる。

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また、もう一人の子役、マッティーア・ディ・ピエッロくんにもご注目を。当時9歳、ブロンドヘアで女の子のように可愛く、難しい役どころながら抜群の演技力を発揮しています。

なんせ、主演の子がうまい!天使のような子だ。

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主人公は美少年であり、その少年からも色気を感じる一瞬がある。

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⑦初めての大切なもの 2010年

2010年米アカデミー賞のイタリア代表作品に選ばれた名作。パオロ・ヴィルズィ監督は、この作品で同年のヨーロッパ映画賞の監督賞も受賞しています。主人公の少年時代、ママにかたくなな態度を取るお兄ちゃん役をジャコモ・ビッビアーニくんが、愛らしい笑顔の妹役をアウローラ・フラスカちゃんが演じました。

あらすじ

ミラノでイタリア語教師をしているブルーノは、恋人とも上手くいかず、ドラックに頼る無気力な日々を送っていた。家族と疎遠になっていた彼の元に、妹のヴァレリアから母親が末期ガンだと告げられる。母親の見舞いに行き、子供の頃からの人生を振り返るブルーノ。両親の離婚、父親の所から母親の所への逃走。そして、奔放な母親の姿を、恥ずかしく疎ましく、でも愛しく思っていた子供の頃のブルーノは、どこか素直になれない青年へと成長していく。

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天真爛漫で楽観的な母とその母に反感を持つ息子の微妙な関係を、過去と現在を行きつ戻りつ笑いをちりばめて描いた

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母親に反発するナイーブな少年と、母親大好きだけどお兄ちゃんの心境も気遣う小さな妹の姿が可愛らしく印象的です。

⑧ラスト・サマー 2014年

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イタリアの新進監督レオナルド・ゲラ・セラグノリ氏が、吉本ばなな氏協力のもと脚本を仕上げ、日本人女優の菊地凜子さんを主演に迎えた異色のイタリア映画。2015年のイタリア映画祭で特別上映作品として紹介されました。母親と子どもの愛、絆、母性などについて考えさせられる美しく静かな作品です。

あらすじ

親権を失った母とその息子が過ごす最後の4日間を静かなタッチで描いたドラマ。南イタリアの洋上に浮かぶヨットに、日本人のナオミが乗り込んでくる。英国人の元夫に親権を奪われて長年会うことが出来なかった6歳の息子、ケンとの最後の別れが許されたからだ。乗組員たちの目が厳しい中で、ナオミはケンとつながろうとするが、思い通りには進まない。菊地凛子が主演し、吉本ばななが脚本に協力している本作は、ローマ国際映画祭で上映された。

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なお、イタリア人監督、イタリアが舞台の映画ですが、子役のケン・ブレイディくんは日英ハーフの男の子です。

主演の菊地凛子や子役の少年の表情の変化が良く、母が聴かせる音楽やアイテムの使い方も効果的。

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菊地は共演した子役について「特に演技を勉強してきたような子じゃなかったけど、私の心を動かしてくれるような、温かくて柔らかい、あの年代の少年が出す光みたいなものをもっている子だったので、後ろ姿を見るだけで、沸き上がってくる感情はありました」と語った。

出典:news.livedoor.com
以上、 「子役が素晴らしいイタリア映画」を抜粋しました。映画としてもいずれも名作ばかりです。有名どころなので、ご存知の作品も多かったかも?なお、子どもと一緒に楽しむ映画としては、テーマがシビアだったり激しい表現が含まれるので、ご注意ください。

イタリア映画祭2016公式ホームページ

イタリア映画祭2016公式ホームページ

東京では4月29日から5月5日まで、大阪では5月7、8日に開催予定です。