出産前の心得!「臨月」はいつから?過ごし方や体の変化についても解説◎臨月になったら気を付けることは?
臨月の過ごし方や体の変化について詳しく解説していきます。
臨月になったら気を付けたいことや、陣痛かな?と思ったときの対応もまとめました。
妊娠中のママさんは是非参考にしてみてくださいね。
臨月はいつから?
一般的に、いつお産になってもおかしくない36週0日から39週6日までの出産予定日前1ヶ月のことを「臨月」と呼ぶことが多いようです。
多くの場面で使われている言葉ですが、実は医学用語ではなく病院ではあまり使われていないのだそう。
40周0日を出産予定日とし、37週0日から41週6日までの間に生まれることを「正期産」といいますが、臨月とは意味合いが異なります。
臨月の赤ちゃんの様子は?
妊娠36週頃のお腹の赤ちゃんの平均的な大きさは、身長は約47㎝・体重は約2500gです。
体の機能は新生児とほぼ変わらない状態で、呼吸器は発達し、顔つきもふっくらと赤ちゃんらしくなります。
出産が近づくと、赤ちゃんの体は子宮の出口に向かって下がりはじめます。
頭を骨盤の中に入れて背中を丸めて、狭い産道をスムーズに通り抜けられるように準備を整えています。
臨月に起きる体の変化は?
・羊水量が減少する
赤ちゃんの成長に大事な役割を果たしている羊水は、妊娠30週前後に約800mlと最大になります。
その後は徐々に減少し、妊娠末期では約500mlほどになるといわれています。
・子宮頸管(けいかん)が軟らかくなる
腟(ちつ)に繋がっている子宮頸管は、徐々に軟らかくなります。
そして、赤ちゃんが下がってくるため頭で押されて短くなっていきます。
・全身にむくみが見られる
妊娠中のむくみは、ホルモンバランスの変化が原因のひとつだといわれています。
出産に備えて血液など水分量が増えるメカニズムが働き水分が体外に排出されにくくなるのだそう。
むくみが気になる場合でも、水分補給はしっかりするように心がけましょう。
・食欲が増し体重が増加する
お腹の赤ちゃんの位置が下がってきたことにより、胃への圧迫感がなくなり食欲が増してくることも。
脂肪がつきすぎてしまうと、産道が狭くなり難産になる可能性も出てきます。
バランスよく質のいい食事を心がけましょう。
・腰痛が起こる
出産が近づくとリラキシンというホルモンが分泌され、骨盤の間隔が緩くなり関節にひずみを起こします。
また、大きくなったお腹を支えようと無意識に腰に負担がかかる姿勢をとってしまうことも腰痛の原因です。
姿勢を正すよう心掛けたり、ストレッチやマッサージで血行を促して腰痛を和らげましょう。
・頻尿・尿もれが起こる
頻尿は、子宮が膀胱を圧迫することで生じます。
膀胱も尿をたくさんためることができなくなるので、尿意を感じたら我慢しないでトイレに行くようにしましょう。
また、くしゃみなどで尿もれを起こすことも増えますので、尿もれ用のナプキンなどを使用するのもいいでしょう。
・おりものの量が増える
妊娠中はホルモンの分泌が活発になり、おりものの量が増えます。
特に臨月になると身体が出産準備に入るため増えてくることが多くなりますが、いつもと色が異なる場合や、臭いが強い場合、かゆみがある場合を除けばあまり心配する必要はありませんが、不安なことがあれば医師に相談してください。
・眠りが浅くなる
血管が圧迫されて血流が滞りやすくなるため息苦しさを感じたり、子宮が増大することで動悸や疲労感を感じやすくなります。
そのことが睡眠を妨げるだけでなく、出産に対する精神的な不安からも睡眠が浅くなることがあります。
眠れないこと自体がストレスにならないように、出来るだけリラックスして過ごしましょう。
臨月で気を付けることは?
・全駆陣痛
出産予定日が近づいてくると、出産への準備として不規則な子宮収縮がおこることがあります。
これを全駆陣痛と呼び、お腹が張ったり、腰痛を感じたり、生理痛のような痛みを感じます。
痛みの感じ方は人それぞれで、いつの間にか痛みが遠のいていくことが多いようです。
・おしるし
出産が近づくと、子宮口が開いたり子宮が収縮したりすることで卵膜がはがれるため、少量ですが出血がおこることがあります。
それが子宮頸管から出た粘液と混ざって体外に出てきたものが「おしるし」です。
色は、赤から茶色など様々で、量も生理のような量であったり、少なくて気が付かない程度のこともあるようです。
おしるしがきたからといってすぐに陣痛が始まるという訳ではありませんので、まずはナプキンをあてて落ち着きましょう。
・破水
胎児を包んでいる卵膜が破れて、中の羊水が外へ流れ出ることを破水と言います。
通常は、陣痛が起きて子宮口が全開になってから破水しますが、陣痛より先に破水する場合もあります。
破水が先に起きた場合は、出来るだけはやく病院で処置してもらいましょう。
陣痛かな?と思ったら…。
まずは陣痛がきたときと、痛みがある長さ、それぞれの間隔をメモしましょう。
最初は不規則だった陣痛が定期的になり、間隔がだんだんと狭まってきます。
医療機関に連絡する陣痛の間隔は、例えば初産婦なら10分以内、経産婦なら15分以内など医師から指示がでているはずなので、そちらも確認しておきましょう。
陣痛が来る前に破水した場合や、大量の出血があった場合は、すぐに医療機関へ連絡する必要があります。
赤ちゃんに会える瞬間まであと少し♪
臨月に入れば、いつ陣痛がきてもおかしくありません。
母子手帳は持ち歩き、医療機関の連絡先の把握や入院準備なども整えておいてくださいね。
急な破水などに備えて、生理用ナプキンを持ち歩くこともお忘れなく。
赤ちゃんに会えるまであと少し。
我が子を腕に抱くその瞬間が待ち遠しいですね。
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