WHO推奨、赤ちゃんに必要な栄養素とは?食べ合わせから離乳食レシピをチェック!
WHOが定める、ベビーとキッズに必要な栄養素6種
よい補完食は、以下の通りです。
出典:whqlibdoc.who.int
● エネルギー、たんぱく質、微量栄養素(特に鉄、亜鉛、カルシウム、
ビタミンA、ビタミンC、そして葉酸)に富んでいる。
● 衛生的で安全:
⇒ 病原体が無い(たとえば、病原微生物や、他の有害な生物)。
⇒ 有害な化学薬品や毒素が無い。
⇒ 子どもが喉を詰まらせるような骨や硬い小片が無い。
⇒ 沸騰するほどの熱さではない。
● 辛すぎず、塩辛すぎない。
● 子どもが食べやすい。
● 子どもに好まれる。
● 地域で入手可能かつ購入可能。
● 準備しやすい。
主食以外の食品は、エネルギーと栄養素の「差」を埋めるために、
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主食と一緒に食べることが必要です。最もよく「差」を満たす食品は、以下の通りです。
● 豆類(えんどう、そら豆、ピーナッツ等)、種実類(ごま等)
● 動物性食品
● 緑黄色野菜と果物
● 油 、脂肪、砂糖
WHO推奨の食品群5種はこれ!
主食:お粥は水で薄めすぎない!
どの地域社会にも主食があります。それは主に食べられる食品です。
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たとえば、穀類(米、小麦、とうもろこし、きび)、根菜(キャッサバ、ヤムイモ、じゃがいも)、そして、プランテーンの実やパンの木の実のような、でんぷん質の多い果物等です。
お粥は、どんな主食からでも作ることができます。
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小麦粉、すりおろした根菜類、でんぷん質の多い果物をお粥に料理すると、
中のでんぷんは、水を吸収し膨張します。これがお粥のとろみを強くしています。
あまりにもお粥のとろみが強すぎると、幼い子どもは食べにくくなります。
そのため、お粥をゆるくするために多量の水を加えてしまいがちです。
しかし、水でゆるくすると、主食の栄養素をすべて希釈してしまいます。
豆類と種実類:高脂肪と低脂肪をバランス良く
豆類と種実類は、よいたんぱく質源です。
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しかし、ビタミンAを含まず、乾燥させるとビタミンCが失われます。
種実類と豆類(ピーナッツ、バンバラマメ、大豆)のなかには、脂肪分が多いためエネルギーに富んでいるものもあります。
動物性食品:レバー、卵、牛乳が特にオススメ
動物、鳥、魚の肉や内臓、及び、血を含んだまま調理された食品は、鉄と亜鉛の最もよい供給源となります。
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これらの食品に含まれる鉄と亜鉛は非常によく吸収されるからです。
生の状態で肉や臓器が赤ければ赤いほど、多くの鉄を含んでいます。
緑黄色野菜と果物:オレンジ色の野菜とフルーツが特にオススメ
緑黄色やオレンジ色の野菜と果物は、いずれもビタミンAを豊富に含むため、同じ食品群として扱われます。
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葉の緑色やオレンジ色が濃いほどビタミンAが多く含まれています。
緑の葉は葉酸と鉄に富んでいますが、鉄の吸収率は低いのです。
油脂類と糖類:避けがちだけれども大切な栄養群!
少量でより多くのエネルギーを得ることができます。
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赤いパーム油には、ビタミンAが豊富に含まれています。バター、ギーもまた、ビタミンAを含んでおり、
マーガリンには、通常メーカーがビタミンAとDを加えています。
WHOオススメの食栄養吸収アップの食べ合わせ
フルーツを組み合わせる!
卵、牛乳、植物性食品からの鉄の吸収を増やす最もよい方法は、ビタミンCが豊富な食品を一緒に食べることです。
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食事の時に果物を一緒に摂取すると、鉄の吸収がよくなります。
良い「おやつ」を食べる!
適切な間食は、エネルギーと栄養素の両方を供給します。
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たとえば、
● 熟したバナナ、パパイヤ、アボカド、マンゴー、その他の果物をつぶしたもの
● ヨーグルト 、ミルク(乳汁)、ミルクで作ったプディング
● バター、マーガリン、落花生のペースト(ピーナッツバター)、
蜂蜜(※訳注1歳未満では蜂蜜を使ってはいけません。)を塗ったパンやチャパティ
● ビスケット、クラッカー
● 豆のケーキ
● 調理したじゃがいも
栄養価の低い間食とは、虫歯の原因になる糖分が多く、栄養素が少ないものです。
たとえば、
● 炭酸飲料( ソーダ)
● アイスキャンディー/ 棒付きキャンディー
● 甘い菓子/飴
世界の離乳食メニュー
1日を通じて考えると、主食+豆類+動物性食品+緑色葉菜類/黄色の野菜や果物を組み合わせるとよいでしょう。
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1回の食事にこれら全ての食品を使うことも可能ですし、あるいは、例として次のような使い方も可能です。
● 1回の食事で、主食+豆類+緑色葉菜類 / 黄色の野菜や果物
● 別の食事では、主食+動物性食品+緑色葉菜類 / 黄色の野菜や果物
1回の食事の中でエネルギーの高い食品が何もないのなら、少量の脂肪か油を加えてエネルギーを増やしましょう。
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