長時間マスクをしていると悩まされる臭い…。その原因と対策を解説!
やっと春の到来を感じさせる日々がきましたが、花粉症や感染症対策としてマスクが手放せない方も多いですよね。1日中マスクをしていると悩まされるのが「臭い」。ふと気づくと「あれ?私のマスク、ちょっとクサイ…」ということはありませんか?
今回はなぜマスクが臭うのか?どうすれば臭わないのか?など、原因と対策を検証します。
マスクの気になる臭いに2つのアプローチで対策!
マスクの中にこもるいやな臭いの原因は?
マスクが臭う原因は、人が吐く息に含まれる細菌による場合が多いです。
口腔内には無数の細菌が存在します。そしてそれら細菌が唾液や食べかすなどに含まれるタンパク質を分解する際、ガスが発生。 このガスが、マスクの臭いの大きな原因といわれます。
また細菌は温かく湿った環境を好みます。咳やくしゃみによって唾液が付着し湿潤になっているマスクの中は、細菌が繁殖しやすい環境。つまり長時間マスクをつけていると臭うのは、ある意味仕方のないことなのです。
とはいえ、できればマスクを臭わないようにしたい人が大半でしょう。
そこで今回は、口の中と外からの2つのアプローチで、マスクの臭いに対処する方法を紹介します。
対策その1:ドライマウスに対処する
まずは口の中からのマスクの臭い対策「ドライマウスに対処する」です。
マスクをある程度つけ続けていても、そこまで臭わないこともあります。これには唾液の働きが関係する といわれます。
唾液にはさまざまな働きがあるとされますが、その一つに口腔内の細菌の増殖抑制があります。 しかし唾液がうまく分泌されないドライマウスの状態であると、この働きが行われにくくなっている可能性が。
そこでここでは、ドライマウスに対処し、唾液の働きを促す方法を5つ紹介しましょう。
こまめに水分を摂る
ドライマウスにつながる習慣として口呼吸が挙がります。口呼吸は口が開いた状態。そのため口の中で分泌された唾液が蒸発しやすいのです。
これを避けるためには、水分を携帯して口の中を定期的にうるおすようにしましょう。
酸味のあるアメやガムを食べる
アメやガムで唾液の分泌を促す方法もあります。
その場合は酸味のあるものがおすすめ。ガムを噛むと口の周りの筋肉が鍛えられ、唾液分泌が促されるメリットもあります。
唾液腺マッサージ
Ha・no・neでお馴染みの歯科衛生士ちぃ先生によると、ドライマウスに唾液腺マッサージで対処する方法もあります。
噛み合わせを診てもらう
しっかり噛むことができていれば、唾液も分泌されます。
しかしあわない入れ歯や噛み合わせの悪さが原因でしっかり噛むことができていないと、唾液がうまく分泌されずドライマウスにつながることも。口の乾燥が気になる場合は、一度歯科医院で噛み合わせの状態を診てもらいましょう。
歯科医院でチェックを受ける
虫歯や歯周病、蓄積された歯垢や歯石によって口臭が強くなっている可能性もあります。
とくに歯周病は初期症状がわかりにくいため、定期的な歯科検診が重要。マスクの臭いに悩まされているのであれば、この機会に歯科医院でチェックを受け、口腔内の状態を把握しましょう。
対策その2:マスク用スプレーを活用する
続いては口の外からのマスクの臭い対策、「マスク用スプレーを活用する方法」です。マスクにスプレーを吹きかけるだけで臭い対策できるので、気軽に行えるメリットがあります。長時間使用する際の臭い対策スプレーが市販されているので、チェックしてみましょう。
例えば抗菌作用を持つ成分によって臭い対策できるものや、天然アロマ成分でスーッとした爽快感が得やすいものも。
レモン・ユーカリ・ティーツリーといった精油が使われたものがあるので、好みの使用感で選んでみましょう。
口の中と外からのアプローチでマスクの臭い対策!
マスクが臭うのが気になる場合は、今回紹介した口の中と外からの2つのアプローチを試みましょう。とくにこの機会に口の中をチェックするのはおすすめです。
歯周病など症状にあらわれにくい病気が進行している可能性もあるため、マスクの臭いに悩まされている人は、一度歯科検診を受けてみましょうね。
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