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知りたい!子供たちのお小遣い事情☆いつから?どれくらい?どんな風にあげるの?

知りたい!子供たちのお小遣い事情☆いつから?どれくらい?どんな風にあげるの?
参照 : www.flickr.com
4月は入学・進学の季節。このタイミングでお小遣いを考え始めるご家庭も多いのでは?みんなのお家はいつから?どれくらいあげてるの?どんなタイミングで?メリットは?などなど、お小遣い教室に参加して話を聞いてきました。
知りたい!子供たちのお小遣い事情☆いつから?どれくらい?どんな風にあげるの?
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☆子供たちとお金~昔と今~

子供たちとお金に関して言えば、その事情は大きく異なっています。今の子供たちは少子化にともない、とにかくお金がたくさんもらえます。両親、両親二人の祖父母、はたまた両親の兄弟姉妹で未婚の叔父や叔母など、”8ポケット”の時代と言われています。子供たちは「どこかにいえばお金は引き出せる」、そんな感覚が当たり前の時代になっています。だからこそ、『お金』に関する教育が大切になっているともいえます。

少子化が進んだことで、子どもひとりにかけるお金の額が大きくなっているという指摘があるように、子どもにかけるお金の源泉が、両親と両祖父母の6人の財布からという意味で使われています。また、最近では、非婚化・晩婚化を反映して、金銭的に余裕のある、「おじ・おば」が増加した結果、子どものポケットは8つあるとも、10あるとも言われています。

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☆お小遣いの相場はどれくらい?

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こちらはベネッセが調査したお小遣い平均値の統計結果になります。金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(平成22年度)によると、低学年・中学年・高学年とも、最も多く回答された金額は500円だそうです。

低中高学年のいずれも、最も多く回答されたおこづかい額は500円でした。高学年になると1000円~1500円の金額帯の回答の比率が上がってきます。

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おこづかいの額については、小学生は「学年×100円」などと言われますが、金額は個々に決めるといいでしょう。まずは、どんなものをおこづかいで買うのかを整理してみてください。文房具まで含めるのかどうか、習い事の帰りのドリンク代なども含めるのかなど、子ども自身の行動などから考えて見積もるといいでしょう。

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☆みんないつからあげてるの?

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調査を見てみると、決まった時期というのはないようです。一般的にお金の価値をきちんと理解し始める小学校中学年3年生くらいからがいいと言われています。あとは、本人たちが興味を持ち出した時、ルールを理解できる、など条件がそろったタイミングで各家庭の判断で始めることが大切だそうです。

子供のお小遣いをスタートさせる基準・子供がお金の価値が理解できたら・お金を使う時のルールが守れるようになったら・計算ができるようになったら

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お子様がお金や買い物に興味を持った時がはじめ時です。歳の近い兄弟がいる場合、上のお子さんから始めなければならないということはありません。お子様の成長具合や性格に合わせて始めてください。

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タイミングの目安としては、•子どもの方からおこづかいが欲しいと言ってきた•現物支給での要求も多く、コントロールを覚えさせたいと親が感じる。そんなときでいいのではないかと思います。

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☆いつ渡せばいいの?

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1ヶ月や1週間に1回などの定額制と必要なときつどつど渡すなどの不定期な渡し方、ふた通りあるようです。お金のプロの方達は、教育的なメリットも含めて『定額制』をお勧めしています。子供にも理解できる決まったルール(1週間に1回100円ずつ…など)を設けて渡すことが、お金に対する教育につながります。

毎日、毎週お小遣いを渡す方法よりも毎月の定額制のほうが計画性をもってお小遣いを使えるようになる効果が高いのでおすすめです。

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おこづかいのもらい方では、低学年では月に1回と決めてもらっているのは13.2%、時々もらうという回答は58.5%です。中学年では月に1回は34.3%、時々もらうが43.9%、高学年では月1回が52.2%、時々もらうが30.6%と、学年が上がるほど定期的なおこづかい制の比率が上がっていきます。

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つどつどもらい(必要な時にもらう)方法は高学年になるにつれて減っていく傾向にあります。請求に応じて与えていると、限度額を知らないうちに超えていってしまう、自分でお金を管理する勉強にならない、という理由が多いようです。

一番問題なのは、「欲しいときにもらう子」である。前述の「小学生ナウ」によれば、4年生15.2%、5年生13.4%、6年生11.4%40人学級の中に各学年4~5人程度「欲しいときにもらう」子がいることになる。このタイプの子の問題点は、限度額を超えやすくなることである。

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☆こんな渡し方、実はNG×!

①お手伝いしたら、おこづかい♪

「お手伝いしてあげたら、○○円あげるね」よくある会話のようです。が、実はこれはプロからするとNGだそうです。家族の一員としてお手伝いをするのは当然のこと。それに対してお金をあげていると、もらえなければお手伝いをしない、おこづかいいらないからお手伝いしない、というようなことを招くことになります。

お小遣いから少し話がそれますが、基本的には、家のお手伝いに対してお金を払うことはNGです。その理由は、年齢なりに頑張って家事や手伝いをすることは”家族の一員として当然のこと”だからです。やって当然のことに報酬を与えると、逆に報酬目当ての手伝いしかやらなくなってしまう可能性があります。それは悲しいですよね。

出典:itmama.jp

「僕がタオルを畳むとお母さんが助かるから畳むね」という純粋な思いやりが「100円が欲しいからタオルを畳むよ」に変わることは、つまり見返りを求める行動に変わるということです。子供の内から見返りを覚えてしまうと後が大変です。損得勘定にかたよることなく、思いやりの心や家族間の愛情を育てることが大切です。

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②成績があがったら、テストの点数がよかったらおこづかい♪

「100点とったら○○円」これもよくありそうなパターンですよね。でも、これもプロはおすすめしないようです。ポイントは『勉強するのは誰のため?』ということのようです。勉強するのは自分のためですよね。自分のためにしていることに対してお金を払う、という行為が矛盾しているのです。

私の個人的な意見としては反対です。ニンジンをぶらさげるような方法では、本当の意味でのやる気とは言えず、従って実力もつかないと考えているからです。

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ただ、冒頭でも書いたように、「ご褒美」を、やる気をおこさせる、やる気がおきる動機付けの道具に使うと、いずれ子どもはお小遣いなどご褒美をもらう為に良い点数を取ろうとしたり、お手伝いをするようになります。そうすると、お小遣いをもらえないとやらない、頑張らない、またやってもお小遣いをもらえないと怒り出す様になります。育児書によりますと、ものやお小遣いをご褒美として与える事は、すべて外からの働きかけ、外から子どもをその気にさせようとする行為で、本当のやる気は外からは来ないとあります。

出典:papimami.jp

☆お小遣い導入時のポイント

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①お金は大切なものだと子どもに実感させる

ただ単に1か月に一回お金がもらえる、それが当たり前だと伝わってしまわないように、きちんとこのお金、お小遣いがどこから来たのかを伝えましょう。お父さん、お母さんが働いた、その労働の対価としてお金=お小遣いがある。そうきちんと説明してから導入しましょう。

お金の大切さも知ることができますし、日ごろ親が自分たちを育てるために、どれだけの仕事をして給料を稼いでくれているのかも、自分自身が働くことで体験しながら、そのありがたさを感じます。お金の大切さを学んでいる子どもたちは、使うお金と蓄えるお金のバランスを自分で考えて、物を買って消費するお金と、将来のために貯金して育てるお金に振り分けていくようになります。

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一つは、労働とお金がつながっていることを「見せる」ことです。言葉で言うよりも、仕事をしている姿を見せるなど、直感でわかるような形がいいでしょう。「お父さん、お母さんが一生懸命働いて手にするのがお金なんだ」と腑に落ちるようにしてあげましょう。

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また、お金を渡すときには、目を見ながら両手で受け取り、必ず「ありがとう」と言うことをルールにしてみてください。大事なものを渡されているのだと子どもにも伝わるのではないでしょうか

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②お小遣いの意味=信頼して預けるお金

お小遣いを渡すことによって、子供たちはそのお金で何を買うのか、どう使うのか、自分で選択し使い道を判断することになります。お父さん、お母さんが働いて手にしたお金を信頼して預ける、それがお小遣いの意味であることをきちんと伝えましょう。その上で、どう管理していくか、話しあってみましょう。

もう1つは、おこづかいの意味です。自由に使っていいお金であるのは確かですが、あくまでも家のお金の一部であって、「子どもたちを信用して預けているお金」だという説明もしておきましょう。だからこそ無駄な使い方をしないようにして、おこづかい帳でどう使ったのか報告してね、と言うこともできます。

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そして、時々は子供が使いすぎていないか、お金が合っているかどうか、普段のコミュニケーションを通して把握しておきましょう。計画性をもってお小遣いを使ったり貯金したりする習慣が身につくように、導いてあげましょうね。お金とはなんのために使うものなのか、その根本が一番大事なことですから、お小遣いを通してお金についての考え方をしっかりと身に付けてもらいたいものですね。

出典:izakazoku.com

③『自分の家』と『他人の家』は違う!

大切なのは、自分たちが親としてどうやって子供たちにお金のことを伝えていくか、理解してほしいかということです。なので、他人の家の事情に左右されることなく、自分の家のルールをきちんと作りましょう。子供たちにも「うちはうち」ときちんと伝え、理解してもらいましょう。
お小遣いは『生きる力』『ガマンする力』『将来を見通す力』を育てるとも言われています。どんな制度にするのか、いくらくらいあげるのか、ぜひ各家庭でルールを考えてみてください。最後におこづかい教室のリンクをご紹介しておきます。

おこづかい教室

おこづかい教育出前教室Webサイト。子どもにお金との付き合い方を教えたい保護者のためのセミナーを開催しています。「現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のためお受付を停止させていただいております。」

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