小学生になったら始めてみよう!我が子のはじめての『おこづかい帳』
みなさんのお家はおこづかいをあげていますか?入学や新学期をきっかけに、おこづかい制度を始めるお家も多く、おこづかいを通じて、お金の教育をしたいと考えている親御さんもたくさんいるはず。そのために、ただあげるだけではなく、おこづかい帳を使い記録する習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
■なぜおこづかい帳をつけることが必要なの?
子供たちとお金の関係は、昔と現代では大きく異なっています。今の子供たちは少子化にともない、とにかくお金がたくさんもらえます。両親、両親二人の祖父母、はたまた両親の兄弟姉妹で未婚の叔父や叔母など、”8ポケット”の時代とも言われています。子供たちは「だれかにいえばお金は引き出せる」、そんな感覚が当たり前の子供も少なくないんだそう。
そんな状況だからこそ『お金』に対してどんな価値観をもってほしいのか、親が意図的に伝えていくことが大切になってきます。
そこで、お金に対する感覚や価値観を伝えていくために、“おこづかい帳をつける”ということが、大切なツールになってくるのではないでしょうか。「どれくらいなにに使ったの?」「それは本当に必要なものだったの?」など、おこづかい帳を元に会話をしながら、子供たちが将来自分できちんとお金を管理することができる基盤を作ってあげましょう!
■おこづかい帳を子供がつけるようにするためのポイント
①おこづかい帳の意味をきちんと伝えよう
まず、なんのためにおこづかい帳をつけるのか、ということをきちんと伝えましょう。もらったお金=おこづかいを、きちんと自分で管理することの意味、なぜ自分自身で管理してほしいのかの理由を説明してあげましょう。低学年の子供だと「うちの子、理解できるかしら?」と思うかもしれませんが、1度では分からなければ何度も、簡単な言葉でいいので伝えてみましょう。子供たちは成長とともに、自分に必要な情報をきちんと理解していきます。あきらめずに伝えていきましょう。
②『習慣化』がカギ!
おこづかい帳をつけることの意味、大切さを何度も伝えても、そこはやっぱり子供…自分から行動するようになるまでには時間が少しかかります。
そこで、いつ、どんなタイミングで書くのか、約束をして習慣化してしまいましょう。例えば「夕飯のあと、その日使ったお金を記入する」「おこづかいをもらうときには、おこづかい帳を持ってきて見せる」など、ルールを子供と一緒に決めるといいかもしれませんね。
渡したお金と使ったお金が合わない時はお小遣いを渡さない!ということにしたら、一生懸命書くようになりました。でもやっぱり金額が合わないこともあり、「ふめいきん」という項目を作って対応するようにしました。今では合うようになりましたが、小さいうちは簡単に書けるお小遣い帳がよいと思いますよ。
出典:moomii.jp
③お気に入りのおこづかい帳を子供と選ぼう
どんなに意味や目的を伝えて習慣化しようとしても、好きな柄のおこづかい帳でなかったり、書きにくい、自分のやり方に合わないおこづかい帳だったとしたら、書きたい!という気持ちにはなりませんよね。大人も同じだと思います。おこづかい帳を子供たちにつけ続けてほしいという場合は、ぜひ一緒におこづかい帳を選んでください。「え、お母さんはその柄選ばないわ・・・」ということもあると思いますが、ぐっと堪えて!おこづかい帳をつけるのは子供たち自身です。
■どんなおこづかい帳があるの?
100円ショップ、文房具コーナー、本屋さんなど、色々なタイプのおこづかい帳が売られています。また、ちゃんとつけられるか分からないから、いきなり買うのはちょっと…という方には、無料でダウンロードできるテンプレートがインターネットでもたくさん公開されています。子供と一緒にお気に入りのものを見つけてみましょう。いくつかご紹介したいと思います。
『小学生のこづかい帳』
色々な絵柄が表紙のこちらのこづかい帳シリーズ。毎年違う絵柄が発売されているので、お気に入りの絵柄を探してみてください。こちらのこづかい帳のいいところは、予算を立てるページがあるところです。なににどれくらい使うのか、項目別に予算をたてる練習ができます。本格的ですね。
昨年からこのシリーズで小3につけさせています。
出典:books.rakuten.co.jp
今年度用にリピです。
お金の使い方や考え方への指南があり、お小遣いを導入するのに最適でした。
余白に我が家の決まりも書くことができてとても良かったです。
『ジャポニカ学習帳 こづかい帳』
小学生のノートと言えば、ジャポニカ学習帳。こちらからもこづかい帳が出ています。シンプルな項目のみのもので、1ページ2日分書き込むことができます。子供たちが記入する分には十分ですね。
『 ディズニー 通帳型キャッシュブック』
ユニークな通帳型のおこづかい帳。
項目は自分で記入しなくてはいけないので、小学校中高学年向きかもしれません。自分のお気に入りのキャラクターの小遣い帳なら、いつでも持ち歩きたくなりますよね!
『無料ダウンロード系』
購入しなくても、インターネット上には無料ダウンロードできるテンプレートも多くあります。パソコンで子供たちと見ながら、お気に入りのものをプリントアウトして使うのもよさそうです。
おこづかい帳をつけることはお金の教育の第一歩です。自分のおこづかい帳をつくってつけてみましょう。
大人も子供も使えるおこづかい帳です。 ...
さてさていかがでしたでしょうか?
おこづかい制度を始めたら、ぜひ一緒におこづかい帳を使い始めてみてくださいね。子供たちが将来お金の管理で困らないために、親子できちんとコミュニケ―ションをとっておきましょう。
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