かぞえてんぐに優しい歌声が大人気♡横山だいすけさん
Eテレ「おかあさんといっしょ」で歌のおにいさんとして活躍している、横山だいすけさん。「かぞえてんぐ」のコーナーでの面白い仮装と演技や、優しい歌声で子供たちやママ達に大人気のおにいさんですね。歌のお兄さんを担当して今年度で9年目。今年からは新しい歌のおねえさん「小野あつこ」さんと一緒に日々子供たちに笑顔と歌声を届けてくれます。
うたが上手なだけでなく、親も思わず笑ってしまうような面白い表情やギャグも得意なだいすけお兄さん。朝ぐずぐずしていた子供も、だいすけお兄さんの笑顔で一気に楽しい気持ちで踊りだしてしまうこと、ありますよね。
実は厳しいと噂をされる歌のおにいさん・おねえさんという仕事。それでもこんなにも長い期間、歌のおにいさんを続けていく横山だいすけさんはどんな思いで日々歌を歌っているのでしょうか。今回は、この横山だいすけお兄さんの努力と情熱についてたっぷりお伝えしたいと思います。
横山だいすけさんのプロフィール
簡単に横山だいすけさんについてまとめました。
生年月日:1983年5月29日 (32歳)
身長:173cm
血液型:O型
出身:千葉県千葉市
出身校:国立音楽大学
出演:おかあさんといっしょ第11代目うたのおにいさんとして活躍中(2008年~)
幼少期から「歌が好き」
小さいころから歌うことが好きだった横山だいすけさん。小学校3年生から合唱を始め、合唱は大学生までずっと続けていました。
高校1年生頃、資料室で読んだ本に「子供の成長に音楽が深く関わる」といったことが書いてあるのを読んで「自分がそうだったように、子供にもっと歌を好きになった欲しい。」と思ったのだそうです。これをきっかけに夢となったのが「歌のおにいさん」になることでした。
大学卒業後は劇団四季に所属
横山だいすけさんは高校時代の夢を胸に、国立音大に入学しました。在学中はミュージカルへの出演も経験し、合唱以外で歌の魅力を伝えることを学びました。ミュージカルには「子供と一緒に楽しめる」という大きな魅力もあることを感じたと言います。そんな時、当時のうたのお兄さんの今井ゆうぞうさんが元劇団四季の団員であることを知り、夢への大きなステップとして劇団四季を目指すようになりました。
オーディションに見事合格した横山だいすけさんですが、ダンスの経験がほとんどなかったため、入団後はダンスの猛特訓が待っていました。入団後短期間のうちに体重が10kgも減ってしまったと語っています。劇団四季ではヤギ役としてライオンキングに出演、また、児童ミュージカルとして有名な魔法をすてたマジョリンにも出演しました。
いきなりやってきた「転機」
劇団四季の一員として充実した毎日を送っていた横山だいすけさんですが、転機はいきなり訪れます。後輩からの知らせで「先日おかあさんといっしょのオーディションが行われたらしい」という情報を知ります。オーディションはすでに終わったとの応報に愕然とする横山だいすけさん。おかあさんといっしょのお兄さんは少なくとも数年は交代がありません。このチャンスを逃すことはできないと感じた横山さんは、すぐにNHKに問い合わせの電話をしました。すると、オーディションで該当者が決まらなかったため、追加オーディションが決まったと言うのです。
そしてそのオーディションで選ばれ、歌のおにいさんとなったのが、だいすけお兄さんなのです。
うたのお兄さんとしてのこだわり
だいすけお兄さんは歌のお兄さんとしてのこだわりをこんな風に語っています。
大切なのは子供たちに「歌詞を伝える」こと
「歌詞をきちんと伝えるにはどのような歌い方をすればよいかを、うたのお姉さんといつも綿密に話し合っています。学生時代の学びで取り組んできた“曲を深く理解した上でフレーズをつくっていく”という考え方は、今の仕事に欠かせない重要な基礎です」
出典:www.kunitachi.ac.jp
夢であった「うたのお兄さん」になっただいすけお兄さんですが、それだけで目標達成したわけではありません。多くの子供たちに歌の楽しさ、歌詞を届けるにはどうしたら良いのか、日々試行錯誤しながら活躍されているんですね。
時には歌のおねえさんとの衝突も
子供たちの前ではいつも笑顔の歌のお兄さん、お姉さんですが、笑顔の裏ではたくさんの苦労があるようです。この3月まで歌のお姉さんを務めていた三谷たくみさんとは同時就任でしたが、就任後の3ヶ月で約1000曲の歌を覚えたり、ダンスやミュージックビデオのレッスン、毎週の収録など、ほとんど休みの無いスケジュールなのだとか。
いかに子供たちに楽しさを伝えるか。そのこだわりを貫くためには、お姉さんとの衝突もあったといいます。
うたが好きという思いで2人でゼロから出発をして、フレッシュな気持ちを忘れず、子どもたちに元気になってもらえるように、楽しさが伝えられるように、いろいろなことを話し合いました。笑ったり泣いたり、時には怒りながら意見をぶつけたり、そんな8年間でした。8年間やってこれたのは、たくみお姉さんが一緒に歩んでくれたからだと思いますし、本当に感謝しています。
出典:www6.nhk.or.jp
ママ達の歌うキーに合わせる
「おかあさんといっしょ」に登場する曲は、どれもママ達が子供たちに歌って聞かせやすいようにキー設定されているのだそうです。もともとテノールで、高めの声で歌っていたお兄さんにとって、このキーに合わせるためにはあえて低い声で歌わなくてはならず、トレーニングに苦労したのだそうです。
今ではそんなことは全く気にならないほど、美しいハーモニーを聞かせてくれるだいすけお兄さん。努力の賜物だったんですね。
幼いころからの夢を叶え、これからも輝き続けるおにいさん
NHK「おかあさんといっしょ」のおにいさん、おねえさんは決して楽な仕事ではなく、さらに契約社員のため給料はそんなに高くないという噂も聞かれます。また、独自ルールとして恋愛禁止や海外旅行禁止、病院に行っても子供に気づかれたら笑顔、など、仕事だけでなくプライベートのでの制約も多いそうです。
しかし、こうした厳しい条件下でも歌のお兄さんを辞めずに続けるだいすけお兄さんの原動力は、やはり「夢」なのではないでしょうか。幼い頃から描いてきた歌う事、そして高校生で感じた「子供たちに歌の楽しさを伝えたい」という夢。これを叶えたお兄さんはまさに今、夢の途中なんですよね。また、お兄さんの努力によってたくさんの子供たちが歌の楽しさを感じ、毎日テレビの前でお兄さんから笑顔をもらっています。
歌だけでなく、かぞえてんぐなど、キャラクターとしての活躍も目立つだいすけお兄さん。子供たちの笑顔のために頑張っている姿は、ママ達にも元気を与えてくれます。
今年度からはあたらしいお姉さん「小野あつこさん」との新コンビが誕生しますが、これからもだいすけお兄さんらしく、たくさんの笑顔を子供たちに届けていってほしいですね。