フィギュアスケート「紀平梨花」選手の基礎を作った「ヨコミネ式教育法」、メリット・デメリットや活かし方は?
豊かな人生を送るうえで大切だといわれている「幼児教育」。なかでも「ヨコミネ式」と呼ばれる教育法は、幼稚園児にして側転や逆立ち歩き、跳び箱まで飛べて漢字の読み書きもできるようになるとのこと!
「スーパー幼稚園児」が育つその教育法はいったいどんなものなのか? 分かりやすくまとめてみましたよ~!
未来の日本代表選手も通った!「ヨコミネ式教育法」とは
「ヨコミネ式」という言葉、耳にしたことがある方も多いかもしれません。実は世界でも活躍するプロゴルファー「横峯さくら」さんの伯父、「横峯吉文」さんが提唱する“子どもの可能性を引き出す”教育方法なんです。
今までも多くのメディアで取り上げられていた「ヨコミネ式」ですが、最近では2018年フィギュアスケート・GPファイナルで女王・ザキトワ選手を下し、16歳で優勝した「紀平梨花」選手も通っていたことで話題再燃。いったいどんな“教育法”なのでしょうか!?
子どもの“可能性”を最大限に引き出す!
持つ力を発揮できる「基礎」づくりをします
「ヨコミネ式教育法」は、
・すべての子どもが天才である。ダメな子なんて一人もいない。
・すべての子どもが天命を受けてこの世に生まれて来た。その天命を最大限に発揮させたい。
という理念のもと、「自ら考え、自ら判断し、自ら行動・実践する」ことができる“自立”を目指しています。
読み・書き・計算・体操・音楽を通して『心の力・学ぶ力・体の力』をつけ、生まれ持つ“可能性”を最大限に引き出す、そのための教育法なんですね~。
大切なのは「子どもが夢中になって取り組める」こと
「ヨコミネ式教育法」をおこなう園を取材するテレビなどでは、多くの園児が逆立ちで歩き、高い跳び箱を飛ぶ様子が写されます。
しかし先生たちが「やりなさい!」といってやっているのではなく、子どもたちが「やりたい」と思ってやっているのだそう。
え~本当に~??? って思っちゃいますが、「ヨコミネ式教育法」は子どもたちが最初から持つ“競争心”を大切にしています。「もっと頑張るぞ」「一番になりたい!」という気持ちを上手に後押しして高い運動能力につながっているのなら、それは本当に素晴らしいことですよね!
子ども時代から“考える”力を育てます
提唱者である横峯吉文さんが感じた疑問や積み重ねた研究をもとに考えられた「ヨコミネ式教育法」では、
・叱るときはビシッと叱る
・問題にぶち当たれば自分で乗り越えていく
ことを大切にしています。最近では「叱らない子育て」「褒める子育て」がわりと一般的になっているため、ちょっと厳しいのでは……という意見も。
しかしこれからの未来はロボットと一緒に働く時代。「考える」ことは、さまざまな仕事をするうえで非常に大切になってきます。
・今日はできなかったけど、明日できるようになりたい! そのためにはどうすればいいかな
・お友達とケンカになっちゃったけど、次からはどうすればいいかな
などなど、先生が“すぐには手や口を出さないスタンス”の「ヨコミネ式」だからこそ、身に付く力は大きいのではないかなぁと思いますね~。
「ヨコミネ式教育法」のメリット・デメリットは?
現在、全国各地の園で取り入れられている「ヨコミネ式教育法」。メリットやデメリットについても調べてみました。
【メリット①】とにかく“スーパー園児”になる
小さな頃から子どもの「やりたい・できた!」を大切にしつつ“読み・書き・計算・体操・音楽”をバランスよく学習するので、とにかく伸びはスゴイようです。
「運動神経の基礎は6歳頃までに固まるといわれている」とのことで、特に「ヨコミネ式」で育った子どもたちは身体能力が高めの傾向に!
子どもの“できる”部分をグーンと伸ばしやすいため、その後も上手に伸ばし続けてあげられれば活躍の場はかなり広がりそう。
【メリット②】心身ともにタフになる
競争やチャレンジ、失敗や成功を繰り返すことで成長するのは大人も子どもも同じようです。小さな頃から「ヨコミネ式」で育った子どもたちは本当にタフなのだそう!
たしかに、フィギュア・紀平梨花選手の優勝は小さな頃から目標のためにひたすら努力を重ねてきた結果。高い向上心と考える力、何度もチャレンジする心はまさに「タフ」ですよね~!
【デメリット】は……特になさそう……
一見厳しそうに見える「ヨコミネ式教育法」ですが、口コミなどの評価によると「できなくても、先生が『大丈夫よ~』と言ってくれる」などなど、全ての子に「頑張れ」を強いるわけではないようです。
でもどんな園でもいえることですが、教育方針や先生などと子どもの「合う・合わない」はやっぱりあるよう。
もちろん他の園から「ヨコミネ式」を取り入れる園に転園していきいきし始めた……という子もいれば、「ヨコミネ式」が合わず他の園へ転園した……という子も。
「ヨコミネ式教育法」を最大限に活かすには
「ヨコミネ式教育法」を取り入れる園へ通うと、その子の強みがググッと伸びることは間違いないよう。しかしその後も“さらに伸ばそう”と思えば、やはり親の努力が大切なようです。
紀平梨花選手も「ヨコミネ式」を取り入れる園に通っていましたが、まず、ご両親ともに「教育熱心」という点が。また、
・5歳からスケートを始めた
・それ以外にもバレエや体操、ピアノなども習っていた
など“伸ばしてあげられる環境”が整っていたことも重要だったかもしれません。
そして幼稚園の先生が紀平梨花選手に関して、
「心が粘り強いんです。負けず嫌いで。行くところまで行く子だろうと思っていました」
出典:www.fnn.jp
と語ったそうで、かなり素質もあったようですね~。
もちろん「ヨコミネ式」に通ったすべての子の才能が必ず開花するわけではなく、あくまでも「自立するためのタフな土台ができやすい」という認識が良いかも。
興味があればぜひチェックを!
「ヨコミネ式のマネごとをしても結果には繋がらず、逆にケガにつながる可能性がある」と公式HPで記載されているとおり、その教育法を導入する園にはしっかりとした研修などをおこなっているようです。なので安心感は抜群!
導入園は全国にあるので、興味があればぜひぜひ公式ホームページをチェックしてみて! また、ヨコミネ式をもっと詳しく知りたいなら、7月25日発売の新刊「ヨコミネ式 子供の才能を伸ばす4つのスイッチ」を読んでみるのもオススメです。
お子さんが将来、自分のチカラで幸せな人生を選び取り、歩めるよう願っていますよ~♪
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