アペリティーヴォに始まり博物館夜間見学、野外コンサート&オペラ、屋外映画上映会に白夜祭・・・。イタリアの真夏の夜は長い!
大人も子どもも"夏"の夜長を心ゆくまで楽しむイタリア。ようやく日が暮れ始める8時頃にアペリティーヴォ(食前酒)をスタートし、ディナー後には博物館や美術館の見学、ライブやオペラ、映画の鑑賞、一晩中ショップがオープンしている白夜祭など様々なサマーナイトイベントを満喫します!
アペリティーヴォ (食前酒)
緯度にもよりますが、夜9時頃まで明るいイタリア。外食の場合はチェーナ(夕食)も9時スタート、という人が多く、8時頃にアペリティーヴォ(食前酒)をするのが定番。最近では「アペリチェーナ」と言って、アペリティーヴォ1杯の料金にチェーナ(夕食)並の豪華なおつまみやビュッフェが付いていて、のんびりアルコールを楽しみながらフィンガーフードを味わえるスポットも増えています。
屋外映画上映会
屋外映画上映会は、人気の夏の夜のイベントのひとつ。大抵無料で、広場や公園などで行われます。3週間くらい日替わりで、昔懐かしの往年の映画やちょっと前にヒットしたハリウッド映画、ファミリー向け映画などが上映されます。何度も観た映画でも、真夏の夜に星空の下で鑑賞すると別の感動が!
野外コンサート&オペラ
国内外のミュージシャンのライブコンサートを夜空の下で楽しめるのも夏。
こちらは、ヴェローナの古代円形闘技場で行われるヴェルディ作のオペラ『アイーダ』の一幕。ローマのカラカラ浴場跡なども有名な屋外劇場です。オペラの他にもクラシックバレエや演劇、ミュージカルなど色々なショーが夏の夜に開催されます。
博物館の夜間見学
博物館や美術館が一晩中開館されるイベントも。入館料が割引になったり無料になったりすることもあるので大盛況です。こちらは数年前にナイトイベントが行われた際のローマ・カンピドリオの丘にある市庁舎とカピトリーニ美術館の様子です。
こちらはローマのサンタンジェロ城。かつては牢獄でもあった城塞ですが、今では夏の夜のデートスポットのひとつ。展望レストランもあり、オーケストラのコンサートやストリートパフォーマーのショーが行われたりします。
ノッテ・ビアンカ(白夜祭)
町によってはNotte Bianca と呼ばれるお祭りも行われます。中心街の多くのお店やバール、レストランなどが参加して朝までオープンするというもの。セールや割引、色々なイベントが同時開催され、ラジオで生放送するなどの盛り上がりを見せます。
大人も子どもも夏の夜を満喫!
夏休みということもあり、小さな子連れでもかなり遅くまで夜のディナーやイベントを楽しむイタリア人たち。夏のお馴染みの光景です。
関連記事はこちらから
最長3.5ヶ月あるイタリアの夏休み。これは子どもたちの話ですが、大人も負けじと有給を取り、海へと繰り出すのがイタリア人。丸1日ビーチで過ごすイタリアンバカンスはどんな感じでしょう?
我が家のヤンチャ盛り7歳と4歳の兄弟は、ながーい夏休みにすでに退屈している模様。親が仕事のため面倒を見切れないのももちろんですが、他の子と遊びながら楽しく1日を過ごす機会を作るためにも、サマーキャンプは必至!夏休みの子どもの預け場所として普及しているイタリアのサマーキャンプ、一体どんなことをしているのでしょう?
イタリアは、文字通りジェラート天国!夏はもちろん冬だって、ジェラートは老若男女みんなが愛するまさに国民的スイーツなのです。そんなイタリアのジェラート事情、改めて調べてみました!