江戸情緒を楽しめる、小江戸こと「川越」とは?
「世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり」と謳われ、年間700万人(2016年)の観光客が訪れる。
海外から来日した国賓にも日本の代表的な町並みとして川越を紹介。
国土交通省の観光ルネサンス事業に指定され外国人富裕層の誘致促進を実施している。
東京近郊で交通至便、江戸情緒を実体験できる町として人気で、外国人観光客は年間4万人超となっている。
川越の二大名物といえば…「さつまいも」と「うなぎ」!コレを食べないと川越観光に来た意味が薄くなっちゃいます。
さつまいもは江戸時代から特産品!
飢饉の時の非常食であったさつまいもを美味な商品作物にまで育てたのは川越なんだって。
川越芋は火が通りやすく、芋きんとんなど加工すると美味になる品種なので、芋せんべいや芋ようかん、芋シュー、芋ソフトクリーム、芋プリンなど豊富です。
芋菓子だけでなく芋料理も名物で、「サツマイモを食すなら川越で」と言われた天保年間から豊富な料理を築いてきました!
入間川など市内の河川で良質の鰻が取れたことから、昔から鰻料理で有名!
1809年(文化6年)創業の「小川菊」や、1832年(天保3年)創業の「いちのや」を筆頭に、「東屋」や「小川藤」なども明治初期からのうなぎ料理の老舗です♪
川越で絶対食べたい、グルメ&スイーツをご紹介!
《グルメ&スイーツ9選》
① 軽く腹ごしらえ!「東屋精肉店(肉の東屋)」
② 水出しコーヒーが美味しい!「マメ蔵」
③ 行列のできるパン屋さん「川越ベーカリー 楽楽」
④ 川越銘菓いも恋と言えば「菓匠 右門」
⑤ 味噌味団子の名店「新井武平商店」
⑥ 川越で鰻を食べるなら「小川菊」
⑦ 喉越しスッキリ!「COEDOビール」
⑧ 「小江戸蔵里」で川越お土産買っちゃお!
⑨ 懐かしの駄菓子屋さんで大人買い!?「江戸屋」
①軽く腹ごしらえ!「東屋精肉店(肉の東屋)」
JR川越駅・西武鉄道本川越駅を出て、観光名所である時の鐘方面に歩いていくと「東屋精肉店(肉の東屋)」が見えてきます。
いわゆる”街のお肉屋さん”という佇まいですが、川越街ブラ観光を進めるためにも、ここで揚げモノを食べて腹ごしらえしましょ!
メンチカツ110円、ハムカツ90円、コロッケ80円など、揚げたてを安価で食べられます。
味がついているのでソースは風味付け程度に抑えたほうが美味いかもです。
②水出しコーヒーが美味しい!「マメ蔵」
川越でホッとできるコーヒーを飲むなら、昭和レトロの雰囲気を醸し出しているコーヒースタンド「マメ蔵」にGOGO!ここでは長時間かけて抽出する水出しコーヒーがいいね♪
雑味がない柔らかい飲み心地と風味が特徴の水出しコーヒーは、春から夏にかけて最高の逸品です。
店内ではマメ蔵オリジナルブレントのコーヒー豆やコーヒーグッズを販売しています。
コーヒー以外にソフトドリンクやフロートなども販売しているので、お子様連れでも楽しめますよ!
③行列のできるパン屋さん「川越ベーカリー 楽楽」
川越はさつまいもと鰻だけではございません!ベーカリーもスゴイんです♪
時の鐘から菓子屋横丁方面に歩くとパンを焼く美味しそうな香りが…そこが「川越ベーカリー 楽楽」です♪
なんと自給率1%!希少な北海道産パン用小麦と自家製醗酵種など、体に優しく安全な材料を選び焼き上げたパンはモッチモチで美味い!
北海道産キタノカオリをメインに、自家製発酵種でじっくり18時間の長時間発酵でおいしさを引き出した「プレミアム食パン」は予約必須!
また、北海道産小麦と餅粉をブレンドし、埼玉産の材料にこだわった秩父味噌を練りこんで焼き上げた「お味噌のパン」は人気No.1になるほど大人気。上にかかっているクッキー生地も味噌風味、懐かしく優しい甘さでほっこりと温かみのあるお味噌のパンは、一度食べたら貴方もきっとファンになるはずです。
④川越銘菓いも恋と言えば「菓匠 右門」
川越の二大名物の一つ、さつまいもを使った川越銘菓といえば…「いも恋」ですね♪
「いも恋」は、さつまいもとつぶ餡を山芋ともち粉の生地でやさしく包み、昔なつかしい風味に仕上げたまんじゅうです。さつまいもとつぶ餡の取り合わせ、もちもち感のある生地の妙が「いも恋」のおいしさです!
ちなみに、さつまいもとつぶ餡を餅生地で包む作業は人の手でしかできず、一つ一つを包む作業は見た目以上にたいへん!
「いも恋」のおいしさは、人の手のぬくもりから生まれています。
⑤味噌味団子の名店「新井武平商店」
川越には団子屋さんがたくさん!そのなかで行列ができる団子屋さんといえば「新井武平商店」の味噌味団子です。
大きめの団子に味噌を塗って炭火焼きでじっくりと焼いている味噌味団子は絶品中の絶品です!
⑥川越で鰻を食べるなら「小川菊」
”鰻を食べたい!”と思った貴方、川越に数ある鰻屋さんの中において、うなぎ一筋の「小川菊(おがぎく)」をオススメします!
小川菊は文明四年(1807年)に小江戸川越で創業、依頼200余年、創業から代々受け継いだ一子相伝の秘伝のタレを丁寧に守り続け、当代で七代目となります。
大正初期に建てられた店舗は川越市内でも数少ない木造3階建てで、川越市の「都市景観重要建築物等」に指定、特徴は夏の暑さを凌ぐために建て付けた四方の窓にあり!
外からの涼しさと通気性を考慮しています。
上の写真は「うな重(上)」
ふわっふわで脂がのっている鰻を、職人さんが炭火にしっかりと焼き上げ、そこに秘伝のタレが鰻の味を二倍にも三倍にもしています。こんな美味しい鰻は滅多に食べられないなぁ…。。。
ちなみに、無料でご飯の大盛りが可能ですよ!
営業時間は11:00~14:00と16:30~19:30(ラストオーダーは19:00)、定休日は毎週木曜日です。
混雑時は店頭で名前を記載し順番に席に案内となりますが、非常に混み合うため、ランチ時間で長時間待ちたくない方は10:30頃には来店し予約すべきです!
夕食の時間も同じく開店30分前(16:00頃)には予約したほうが待ち時間が少なくていいかも。
⑦喉越しスッキリ!「COEDOビール」
小江戸川越を街ブラすると、いたる所に「COEDOビール」という看板やのぼりがあります。
そうです、川越が誇る地ビール(クラフトビール)といえば、COEDOビールです。
香り高く洗練された苦味のあるしっかりとしたフレーバーと、低めのアルコール度数にクリアな飲み口の「毬花 -Marihana-」
クリアな黄金色と白く柔らかな泡のコントラスト、さわやかな飲み口が特徴のプレミアムピルスナービール「瑠璃 -Ruri-」
無濾過ビールならではの明るくなめらかな白濁色が特徴の小麦のビール「白 -Shiro-」
白葡萄やスパイシーな柑橘を感じさせるアロマホップが香り、鮮やかで綺麗な苦味とともに口の中に広がる赤みがかった深い黄褐色のビール「伽羅 -Kyara-」
艶やかな黒色と茶白色の細やかな泡立ちのコントラストが冴える長期熟成ビール「漆黒 -Shikkoku-」
上質の麦芽と薩摩芋から生まれた、赤みがかった琥珀色と香ばしい甘味が特徴のプレミアムエール「紅赤 -Beniaka-」
上の写真はプレミアムピルスナービール「瑠璃 -Ruri-」です(藍色のラベルのCOEDOビール)です。
軽やかな口当たりながらも、深みある味わいとホップの香味苦味のバランスがあるので、川越街ブラで揚げ物やお団子を食べるときに最適♪
(飲酒運転は絶対ダメですよ!)
⑧「小江戸蔵里」で川越お土産買っちゃお!
小江戸川越は、この場所で明治8年(1875年)に創業した旧鏡山酒造の建築物を、当時の面影を残しつつ改修した施設です。
市民と観光客との交流、地域の活性化を図るとともに、川越市の物産等を楽しんでいただく新しい名所として平成22年10月に誕生しました。
施設は明治・大正・昭和の時代に建てられた酒蔵を改装し、国の登録有形文化財に指定された、おみやげ処(明治蔵)、まかない処(大正蔵)、ききざけ処(昭和蔵)の3つの蔵と、つどい処(展示蔵)があります。
『おみやげ処』がある明治蔵の建設は明治中期。木の自然の曲がりをそのままに使用し、縦横に組んだ迫力に満ちた小屋組となっています。
『小江戸鏡山酒造』『くらづくり本舗』『おいもやさん興伸』の3つの物販店、軽食・ソフトドリンクが楽しめる『Kura Cafe』、菓子・食品・民芸品を販売する『蔵里セレクション』があります。
【営業時間】
11月~6月 10:00~18:00
7月~10月 11:00~19:00
『まかない処』がある大正蔵の建設は大正初期。中は仕切りのない広い空間で、改造はほとんどなく、典型的な酒蔵の姿を今に残しています。
レストラン「八州亭」では、小江戸が誇る地産地消の食をふんだんにご用意。さつま芋がテーマの御膳や武蔵野うどん、鏡山酒造の希少な日本酒をテーマに、肴には魚介の粕漬け焼や三元豚角煮など、ゆったりとした蔵の空間の中で料理をご堪能ください。
【営業時間】
平日 11:00~15:00/17:00~22:00
土日祝 11:00~22:00
ご予約・お問合せ 049-228-1785
日本酒生産量全国第4位の埼玉県内35蔵の日本酒が川越に一堂に勢揃いします。 有料の試飲機での飲み比べコーナーをはじめ、醤油や味噌などのアイテムを取り揃えた 発酵ばるコーナーなどもあります。
⑨懐かしの駄菓子屋さんで大人買い!?「江戸屋」
色とりどりのガラスが散りばめられた石畳の道に、20軒程度の菓子屋などがひしめく川越の有名なスポット…それが「菓子屋横丁」
素朴で昔懐かしい味を今に伝える菓子作りの店が立ち並び、一歩足を踏み入れると、誰もが子供に返ったような気分になっちゃう!
駄菓子やだんご、昔ながらの手法で作られる飴菓子など、思わず「あっこれ!」と言ってしまう駄菓子の数々…。百円玉を握りしめ、あれにしようかこれにしようかと頭をひねった幼い頃を思い出す大人も、駄菓子をあまり知らない子供も世代を超えて、誰もがワクワクしちゃいます♪
アラサー以上の大人様は知っている!?リングにキャンディがついた摩訶不思議な駄菓子こと「リングキャンディ」
子供の頃、指に付けてペロペロ舐めてると、指が(というか手が)ベッタベタになるのが常識でした♪
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