量り売り&切り売りシステムで、スタッフとの交流必須?イタリアのスーパーは「自由度」が高くて「人間味」にあふれてる!
野菜も肉も魚もパンも!みんな計量して購入するイタリアのスーパーでは、店員との会話が絶えません。本日おすすめの食材を教えてくれるだけでなく、仕事の愚痴もサッカーセリエAの談義も、毎日世間話をしながら買い物することになり、知り合い度が深まるとオマケしてくれることも!そんなイタリアのスーパーをご紹介します。
生鮮物は基本、量り売り!必要な分だけ買おう!
野菜・果物はセルフサービス!
野菜や果物は大部分が量り売り。備え付けのビニール袋に欲しい分だけ入れて、自分で秤に乗せて計量します。それぞれの食品に番号が付いており、その番号のボタンを押すと値段が付いたシールが出てくるので、それをビニール袋に貼ってレジで支払います。
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スーパーによっては野菜コーナーにもスタッフがいて、計量して値段シールを貼ってくれたりします!
オーダー式量り売り
肉・魚も量り売り。パック入りの切り身(計量済み)も売っていますが、カウンターでスタッフにその日のおすすめを聞き、活きのいいものを買う人がほとんどです。
生肉コーナー
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ブロックの肉をカットしてくれるだけでなく、下準備がされた、あとは焼くだけ状態の肉料理もたくさんあるので便利。新鮮なハンバーグも美味しいです!
魚介コーナー
今日の釣れたてや活きのいい魚をおすすめしてもらったり、献立に困るとレシピを教えてもらったり。
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私たちの馴染みのスーパーにいる魚コーナーのお兄さんは、一児の父でありつつ夜の姿はミュージシャン!毎日行くスーパーなので、そんな家庭の話もお互いに自然と話題に登ります。
パン&製菓コーナー
パンや製菓も出来たてを欲しい分だけ買うことができます。大きなパンは好きなサイズにカットしてくれます。
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スーパーなのでもちろん袋入りの大量生産のパンやお菓子も売っていますが、特にパンに関しては、列に並んでも毎日焼きたてのものを購入するのがイタリア人です。
ハム・サラミカウンター
ハムやサラミも、こんな風にスライスして計量し、値段シールを貼ってくれます。キロいくら、と言われても1kgがどのくらいの量になるのか私は想像できないので、大抵は枚数でオーダーします。少量でもOKで、スライスの厚さを調節してもらうことも可能です。
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さすがイタリア、パスタやチーズも充実!
チーズコーナー
チーズだけでもこんなに!普通のスーパーでも、硬質から軟質タイプ、フレッシュなものから熟成したものまで何種類も揃っています。
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棚1面パスタがずらり!
これは「乾麺」の棚。他にも冷蔵棚の詰め物パスタなど、かなりのスペースがパスタに費やされていて、さすがイタリア!とびっくりします。
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ワインやコーヒーも品揃え豊富!
イタリアワイン&リキュール、コーヒーもお忘れなく。
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ちなみに、レジのスタッフたちは座ってピッ!
日本のように立ってレジを打ち、商品を丁寧に袋に入れてくれ、さらにお辞儀までしてくれるようなスタッフはまずいません(笑)。レジには専用の椅子があるのでみんな着席してますし、お客さんや隣のレジの同僚と大声でお喋りしながら、ピッピッとバーコードを読み込んでくれます。
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お釣りも、0,01ユーロのような超少額の端数だと、くれないこともあります!でも、逆にこちらが端数を出せない時は、「次でいいわよ~」とおまけしてくれるから文句は言えません。
人間味に溢れてる!
色んな意味で自由度の高いイタリアのスーパーですが、人間味に溢れているなと思います。いつも行く店では、大体その人の家族構成をスタッフみんなが把握しています。レジや切り売りコーナーの店員さんは、一人暮らしの老人たちの話し相手にもなっていますし、風邪を引いたりしていると心配してくれたり、子どもの学校のことを気にしてくれたり。スーパーマーケットも、人と人との触れ合いの場なんだなと実感します。
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