実はあんまり知られていない出国税の導入・・・。家族旅行にも影響が!? 2019年1月からの海外旅行が対象です!
2019年1月、実はあまり知られていない、増税が実施されるんです!それは「出国税」。海外旅行に行く際に課される税金ですね。航空券を買うときに料金に上乗せされてしまうので、実感が湧きにくいかもしれませんが、家計を預かる身としても、納税者としても、しっかり把握しておきましょう!
出国税って・・・何??
出国税は、正式名称を「国際観光旅客税」といいます。日本の税金としては「地価税」以来、なんと27年ぶりの新税導入になるそうです。
外国人・日本人に関わらず、出国時に1人1000円の課税
日本から出国する場合には、日本人、外国人に関わらず課税対象となります。逆に日本のどこかの空港を経由し、入国手続きをすることなく24時間以内に他の国へ乗り継いだ場合は課税されません。
2歳以上が対象!
満2歳の子どもでも、大人と同じ1,000円が課税されるんです。これはイタイ…。例えば、2歳を迎えた子どもとの4人家族で海外旅行すると、4000円がプラスの出費ということに!
課税方法は?
2019年1月初旬から徴収開始
出国税の徴収が始まるのは、2019年1月7日からです。
航空券購入時に上乗せして徴収
2019年1月7日以降に出国する海外への航空券には、すでに1000円が上乗せされて販売されます。石油チャージ代などと一緒に航空券の運賃に含まれてしまうので、「増税」に気付かない可能性も!??
出国税の目的は?
外国人観光客が急増し、東京オリンピックという国際イベントを控える今、観光インフラを整備しトラブルを減らすため、また諸制度を整備するための財源確保が一番の目的とのこと。財務省では、年間430億円の税収を見込んでいるとか。出入国審査の顔認証ゲートの設置にも使われるそうです。
同法では新たな税の使い道として、「快適な旅行環境の整備」「日本の多様な情報を入手しやすくする」「地域の文化・自然を活用した観光資源の整備」の3分野を指定
出典:tabiris.com
増税には反対の声もあったけれど…
使い道を特定の目的に絞った税金は無駄遣いの温床になりやすい。費用対効果などを測る具体的な指標もなく、民進党や共産党などは「無駄遣いを招く恐れがある」などと反対
出典:www.asahi.com
それでも導入が決まりました。納税するからには、しっかりと観光振興に還元されるよう正しく税金を使って欲しいものです。
家族で海外旅行の際は要注意!
航空券の購入の際は・・・
今後、航空券を購入する際は、検索時に表示される運賃が税込みでない場合もあるので、最終的な料金にご注意ください!
船舶で出国する場合も課税対象!
クルーズ船など船舶での出国も課税対象となります。料金はしっかりチェックしましょう!