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「10月10日体育の日=運動会」は昔の話!? 最近、春の運動会が主流になったそのワケとは?

「10月10日体育の日=運動会」は昔の話!? 最近、春の運動会が主流になったそのワケとは?
参照 : pixabay.com
もうすぐ体育の日!多くのパパママ世代の方には、体育の日に運動会をしていた思い出があるのではないでしょうか?秋の風物詩だった運動会。しかし今では、5~6月に運動会を行う小中学校が大多数ですよね。それにはさまざまな理由があったんです!
「10月10日体育の日=運動会」は昔の話!? 最近、春の運動会が主流になったそのワケとは?
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あれ?運動会って春だったっけ?新学年が始まってすぐの運動会に大慌てだったパパママもいるかもしれません。ここ20年ほどで、運動会の開催時期を9~10月から、5~6月に前倒ししている学校が急増しています。

2016年にNHKが調査した結果によると、東京23区と全国20の政令指定都市の約3700の公立小学校では、全体の約66%にあたる2400校が、春の時期に運動会を行っていた

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「スポーツの秋」ならぬ「スポーツの春」が定着化しつつあるのはなぜでしょう?

どうして秋→春に?

1. 気候の問題

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近年9月になっても残暑が厳しく、熱中症などが問題になっています。炎天下の下で運動会の練習を子どもたちにさせるのは危険。さらに、残暑が過ぎても台風や秋雨といった悪天候が重なるのが秋。こうした天候が原因による延期・中止を避けるため、爽やかな気温が続く春に開催するようになった、というのが最も大きな理由です。
実際、例えば北海道では春の運動会は当たり前。秋は気候が悪いので、昔から小学校では5月下旬~6月上旬までに運動会を開催しています。

2. その他の行事との兼ね合い

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秋に行われることが多い修学旅行や遠足、文化祭などの他の学校行事と重ならないようにするためです。

3. 二学期制のテスト期間を避ける

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一部、市区町村によっては、日本でも2学期制を導入している小中学校があります。その場合4~10月が前期となり、秋には学期末試験が待ち構えていることに。試験と重なってしまうと、運動会を行う余裕はありませんよね。

4. 新学年の人間関係構築

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春に運動会を行うことで、クラス対抗などのゲームを通してチームワークを高め、友だち作りに貢献できるという効果も期待されています。年度のはじめのうちから、集団行動により子どもたちが新たな人間関係を深めることができるというわけです。
また、保護者同士も知り合いになることができ、さらに担任の先生や学校の様子も早いうちから見聞きできます。これ、春に運動会を実施するかなりのメリットだと思います。
家族ぐるみで関わる大きな学校行事、運動会。秋から春に時期が移った理由には、色々な利点があったんですね!