栄養たっぷり!「カブ」を丸ごと、蕪蒸しのレシピ[離乳食後期]
通年手に入るカブですが、この時期に採れるものは特に肉質が柔らかいと言われています。様々な栄養をもつカブの魅力を活かした、『蕪(かぶら)蒸し』のレシピをご紹介します。薄味にすれば、離乳食後期からの赤ちゃんも一緒に食べることができます。
捨てないで!葉も茎も立派な野菜です
漬物や煮物などでよく目にするのは白い根の部分ですが、実は葉や茎の方が栄養豊富。
カブは、根の部分が淡色野菜、葉や茎は緑黄色野菜に分類され、それぞれの栄養を一度に得られるお得な野菜なのです。
詳しい栄養についてはコチラ
その栄養を効率よく摂り入れるのにオススメの調理法が、油で炒めてからスープにすること。
今回ご紹介するのは、根も茎も葉も、カブを丸ごと使った『蕪蒸し』のレシピです。
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※つなぎに卵白を使用するので、離乳食後期からのレシピです。
卵白はアレルギーを引き起こしやすい食材なので、卵黄をしばらく食べさせ、アレルギーの心配がないことを確認してから、少量ずつ始めてみましょう。
また、調理の際は、中まで完全に火を通すようにしましょう。

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材料(作りやすい分量の目安)
カブ:1束(4〜6株)
白身魚(鱈、鯛など):2〜3切れ
卵白:1個分
片栗粉(葛粉なども可):小さじ1
人参:1本
だし汁:適宜
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1. カブを擦りおろす
よく洗ったカブを擦りおろす(我が家では皮ごと使ってしまいますが、気になる場合は剥いてください)。
写真のように茎を残して切っておくと、持つ部分があるので安定して作業することができます。
擦りおろしたカブは、目の細かいザルなどに入れて水気を切っておく。

2. 白身魚を細かく切って、粘りが出るくらいまで叩く
皮や骨が残っている場合は、よく確認して完全に取り除きましょう。
3. 材料をよく混ぜ合わせる
よく叩いた白身魚、片栗粉、卵白、カブ(軽く絞る)を、ボウルに入れてよく混ぜ合る。
片栗粉を少なめにすると柔らかく、多めに入れるとモチモチに仕上がります。
お好みの固さに加減してみましょう。

4. 適当な大きさに丸めて、蒸す(約10分)
生地を適当な大きさに丸める。
柔らかめの場合は、小鉢などに入れても良いです。
蒸気の上がった蒸し器で、中火で10〜15分くらい蒸す。
火を止めてからも蓋をしたまましばらく置いて、余熱で完全に火を通す。

5. カブの葉とにんじんのスープを作る
カブの葉とにんじんを細かく刻み、少量の油(分量外)でサッと炒める。
だし汁を加えて、柔らかくなるまで煮る。
離乳食の進み具合や好みに応じて、醤油をひと垂らししても美味しいです。
6. 盛り付けて完成
蒸しあがったものにスープをかけたら完成!
寒い時期には、スープにとろみをつけると身体がより温まります。

本格的な和食のレシピでは、魚に下味をつけたり、カブの皮を厚めに剥いたりしますが…家庭で食べる分には、それらの工程を省いてしまっても充分美味しく食べられます。
上から下まで、全ての部分を食べることのできるカブ。
立派な葉付きを見つけたら、是非丸ごと味わってみましょう。
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