本サイトはプロモーションを含みます

高齢出産国イタリア。Over35ママを取り巻く環境は!?

高齢出産国イタリア。Over35ママを取り巻く環境は!?
イタリアは、ヨーロッパでも高齢出産率が高いことで有名。35歳以上で初ママ、という人も多く、第2子以降の出産も数えれば、過半数を超える女性が35~45歳以上で出産しています。そんなイタリアの高齢出産事情を少しだけご紹介します!
高齢出産国イタリア。Over35ママを取り巻く環境は!?

40歳で初産はまだ若い!

イタリアでも、いわゆる高齢出産に数えられるのは35歳以上ですが、実際は周囲を見ても、40歳で初産の方も多々います。

こと『高齢出産』に関しては、イタリアの方がずっと先進的な考え方ですよ。イタリアなんか『高齢出産の宝庫』と聞いております。イタリアでは、『40代ならまだまだ子供は産まなきゃダメよー!』みたいな雰囲気がある

出典:bbs.jpcanada.com
これは、ミラノの病院による2012年の統計ですが、イタリア人女性がママになる年齢は平均32.5歳。また、35~44歳で出産する女性の割合が全体の48%、40歳以上も1.4%となっています。とある別の記事では、ヨーロッパ先進国のうちでも40歳を超えてからママになる女性の人数ナンバーワンの国にイタリアが入っています。

高齢出産化が進む理由は・・・

女性の社会進出、失業率の増加による経済不安、経済不安を主な原因とする親との同居の増加、などなど高齢出産が主流となっている社会的な背景にはさまざまな理由が挙げられます。

イタリアの著名女性たちも高齢出産!

往年の大女優ソフィア・ローレン

40年以上前のことですが、あのソフィア・ローレンも38歳を過ぎてから第2子を出産されています。

大女優モニカ・ベルッチ

「マレーナ」などの映画で日本でも有名になった妖艶女優モニカ・ベルッチ。お子さんは2人。40歳直前と45歳で女の子を出産しています。

トップモデル&元フランス大統領夫人カルラ・ブルーニ

1人目は彼女が31歳になる歳に生まれていますが、元仏大統領サルコジ氏との間に授かった2人目は41歳になる2ヶ月前に出産しています。

ロックシンガー、ジャンナ・ナンニーニ

長年の治療の末、人口授精で妊娠し、なんと54歳で女の子を出産。普通分娩だったそうです。

政府による検査費補助

35歳以上の妊娠、出産の場合、羊水検査などの費用が政府から補助され、最大無料で受けることができます。羊水検査は自費で受けると約1500ユーロ(1ヵ月分のお給料を超えます)もしますから、有難いことです。
この他にも、育休や産休の仕組みも日本より充実していると思います(ヨーロッパ先進国ではもっと待遇のいい国が多々ありますが)。

3万人のパパが育休取得!イタリアの男性・女性の育休はこうなってる!

3万人のパパが育休取得!イタリアの男性・女性の育休はこうなってる!

色々な意味で、今日本で話題の「男性の育休」。海外では、どうなっているのでしょうか?私の暮らすイタリアの制度と実情を、実体験(2人を出産・育児中)を含めてレポートします!

高齢ママ大歓迎な社会

高齢で恵まれた子は、穏やかな性格、そして大変な親孝行になると、イタリアでは言われています。

出典:bijinseikatsu.eshizuoka.jp
また、ロンドン大学の研究でも、高齢出産で生まれた子どもたちに関するポジティブな調査結果が報告されています。

40歳以上の母親が出産した子ども(9ヶ月~5歳児)は肥満リスクと、怪我などで病院に行く割合が低い

出典:tankyu.hatenablog.com

高齢の母親を持つ子どもの方が小さい頃から発する単語も多く、5歳までのIQ値も高い。これは、高齢の母親の方が人生経験も豊富で穏やかで、若い母親より衝動的ではないからだと言われている。

出典:tankyu.hatenablog.com
高齢出産に当たっては、流産や早産、その他のリスクも高まるのは否めません。ですが、現代社会にあって、高齢出産が増えているのが事実。イタリアでは、制度的にも社会風潮的にも熟年ママが出産・育児しやすい雰囲気があると感じます。今後ますます高齢出産が増えると考えられているので、医療補助などさらに充実したサポートやケアが整うといいなと思います。