使わないマニキュアの処分に困っていませんか?
マニキュアって気分や季節でカラーを変えたいので、どんどん増えてしまいますよね。
もう使わないものでも捨て方が分からなくて処分できず、溜まる一方という人も多いのではないでしょうか。
マニキュアは瓶・プラスチック・液体と3種類でできているので、燃えるごみで出していいのか、燃えないゴミなのか、資源ゴミになるのか迷いますよね。
ここでは、マニキュアの正しい処分方法をご紹介します!もう使わないマニキュアを捨てて、メイクアイテムをスッキリさせましょう♪
マニキュアの正しい捨て方
マニキュアは資源ゴミに分類される“瓶”、燃えるゴミかプラスチックゴミに分類される“キャップ”、燃えるごみに分類される“マニキュア液”の3種類からできていますが、ゴミの分別では “燃えるゴミ”に分類される自治体が多いようです。
瓶が小さいので、焼却炉に影響が出ないからなのだそう。
ただ焼却炉の種類によっては、影響が出る可能性があるため、“燃えないゴミ”に分類される自治体もあります。各自治体のホームページから確認すると、お住まいの地域の分別方法がわかるので、まずはチェックしてみてくださいね!
「瓶なのに資源ゴミじゃないの?」と思うかもしれませんが、マニキュアの瓶はきれいに洗ってもリサイクルできるほどピカピカにはなりません。なので、資源ゴミにはならないんです。
マニキュアが燃えるごみに分類される自治体でも、そのまま“ポイ”と捨てて良いわけではありません。
まずは、残っている液体を出します。
そのときにあると便利なのが、ティッシュ、綿棒、トレイです。
トレイの上にティッシュを敷いて、瓶を逆さまにし、残っているマニキュア液を出します。
トレイを敷くのは、ティッシュから染みたマニキュア液が机などに付いて汚れてしまうのを防ぐためです。
食べた後のプリンカップや、ヨーグルトカップ、肉や魚のトレイなど、そのまま捨ててしまえるものを使うと便利ですよ♪
逆さまにしても出てこない場合には、綿棒でこそぎ取るようにして出します。完璧に出せなくてもある程度出たらOKです。
しばらく使っていないマニキュアは、瓶の中で固まってしまっていることもあると思いますが、マニキュアが完全に固まるまでにはかなりの時間がかかります。
固まっているように見えても表面だけの場合が多いので、綿棒で突いてみてください。中が固まっていなければ突くとドロッと出てきます。
完全に固まってしまっている場合には、そのまま捨てましょう。
除光液を使って、瓶をきれいにしたり、固まったマニキュア液を溶かし出したりする人もいるようですが、結局マニキュアの瓶は燃えるごみか、燃えないごみで捨てられて、リサイクルされないのでそこまでする必要はありません。
マニキュア液が出せたら、瓶とマニキュア液は燃えるゴミ。キャップは燃えるゴミかプラスチックゴミで出します。
燃えないごみとして捨てる方法も、基本的に燃えるごみでの出し方と同じです。
残っているマニキュア液をできるだけ取り出して、瓶は燃えないごみ。マニキュア液は燃えるごみ。キャップは燃えるごみかプラスチックゴミで出します。
マニキュアってしばらく使わないとキャップが固まって開かなくなってしまうことがありますよね。
でも、そのまま“ポイ”はダメです‼︎
開かなくなってしまったときには、不要になった瓶に50度くらいのお湯を注いで、その中に3分ほど浸ければ固まったマニキュアが溶けるので、キャップを開けることができます。
キャップに付いて固まっていたマニキュア液が溶けて出てくることがあるので、コップや食器ではなく、不要になった瓶を使うようにしましょう。
お湯でやけどをしないように気をつけてくださいね。
マニキュアを捨てるときにやってはいけないこと‼︎
マニキュアには、有機溶剤という成分が含まれています。
有機溶剤は他の物質を溶かす性質を持つもので、マニキュアにはトルエン・酢酸エチル・酢酸ブチル・エタノール・アセトンなどが含まれています。
揮発性が高く蒸発しやすいため、呼吸するときに吸い込んで体内に取り込んでしまったり、皮膚についたままにしておくと皮膚から吸収されたりしてしまいます。
少量の場合には問題ありませんが、大量に吸い込むと頭痛や吐き気、のどの違和感などの症状を引き起こすことがあります。
特に小さな子どもやペット、妊婦さん、化学物質に敏感な人がいる家庭では注意が必要な成分なので、マニキュアを捨てるときには絶対にしてはいけないことがあります。
「瓶を洗いながら流してしまえば簡単にきれいにできる」と思うかもしれませんが、排水溝にマニキュアを流すのは絶対にしてはいけないNG行動です。
揮発しやすい有機溶剤を吸い込んでしまう可能性があります。
環境にも悪いですし、流しや洗面台にマニキュアが色素沈着してしまうこともあります。
マニキュア液を取り出すのは意外と時間がかかってしまうことがあります。
換気をしながら行わないと、マニキュア独特のにおいが充満して気分が悪くなったり、頭痛がしたりと不調を感じることがあります。
マニキュアを染み込ませたティッシュや、ティッシュを乗せたトレイ、キャップ、ボトルは必ず分別の種類ごとにビニール袋などに入れて封をし、においが漏れ出ないようにして捨てましょう。
そのままゴミ箱に入れてしまうと、揮発して部屋の中に漂い、吸い込んでしまう可能性があります。
あまったマニキュアの再利用・活用方法
マニキュアは、気分や季節によって色を変えたいので、なかなか使いきることができません。
でも、捨てるのはもったいない気がしますよね。
実はマニキュアは、爪に塗る以外にも使うことができるんですよ♪
アメピンデコは、誰でもすぐできる♪簡単かわいい再利用方法です♪
紙にアメピンを挟んで好きな色を塗るだけ!
ラメを入れてもかわいいし、違う色を入れてドットや、ボーダーにアレンジするのもおすすめです♡
お気に入りのスマホケースも使い続けると色あせしたり、変色したりしてしまいます。
マニキュアを塗ることで、さらに特別なスマホケースになりますよ♪
ワイヤーとマニキュアで、アクセサリーを作ることができるのですが、初心者にはとても難しいので、100均アクセサリーを使うのがおすすめです。
チャーム部分にマニキュアを塗るだけで、簡単にオリジナルのアクセサリーを作ることができるんです♪
ヘアゴムだけでなく、ネックレスやピアス、指輪などもデコできます!
ただ捨てるのはもったいない!マニキュアでいろんな物をデコしてみよう♪
マニキュアは水に強く乾くと擦れたり、他の物に付く心配がありません!
デコにとても向いているアイテムなんですよ♪
簡単にデコできる3つをご紹介しましたが、ほかにもイヤホンのコードや充電器、パンプス、手鏡、スプーンやフォークの持ち手部分、ボタンなどアイデア次第で、捨てるはずのマニキュアがシンプルな小物をオリジナルのおしゃれグッズに早変わりさせます♪
作業中は、しっかり換気も忘れずに。
もう使わないマニキュアがある方!捨てる前にぜひ挑戦してみてくださいね!