「teteoタブレット」子どもの歯磨きにもう悩まない!ピーチ味やレモン味など8種類のフレーバーで歯磨き習慣
創業60年以上の歴史を持つベビー用品の総合メーカー『コンビ株式会社』。ベビーカーやチャイルドシートをはじめ、赤ちゃんにとって頼りになるベビー用品を開発・販売しています。
コンビ株式会社は、2010年より子どもの口腔ケアをコンセプトにしたブランド『teteo(テテオ)』をスタートさせ、子どものオーラルケア事業にも精力的に取り組んできました。
今回は、teteoの看板商品のひとつである『teteoタブレット』について、コンビ株式会社、ベビー事業本部マーケティング室の高森克郎さんにインタビューしました!
おいしく、楽しく虫歯予防ができる『teteoタブレット』の開発にかけた想いから、虫歯を防ぐ仕組み、特色である豊富なフレーバーのヒミツまでさまざまなお話を伺いました。
子どものオーラルケアの「新習慣」をつくるteteoブランド
「歯磨きタイムを楽しい時間に」 teteoタブレットに込めた想い
Ha・no・ne編集部 リン(以下、リン)
『teteoタブレット』とはどんな商品なのでしょうか?
コンビ株式会社 ベビー事業本部マーケティング室 高森克郎さん(以下、高森さん)
teteoタブレットは、子どもの口腔発育をコンセプトにしたブランド『teteo』の商品の一つで、歯磨きの後に食べるタブレットです。
おいしく食べられて虫歯予防にもなるため、2010年の発売以来、小さなお子さんから大人の方まで多くの方にお召し上がりいただいています。
リン
コンビ株式会社さんといえばベビーカーやチャイルドシートを扱うメーカーというイメージがありますが、なぜ口腔ケア事業に取り組まれているのでしょうか?
高森さん
コンビ株式会社は「お口は成長の入り口」と考えており、哺乳びんやおしゃぶり、口腔ケアグッズなどのアイテムでお口周りをサポートすることが子どもの成長には欠かせないと考えています。
teteoはそうした考えのもと誕生したブランドで、「お口から、育つ力を応援する」をコンセプトに掲げています。
商品開発にあたっては、小児歯科医と協同して日本人の赤ちゃんの口の形状を研究し、日本のマーケットに合う商品を生み出してきました。
高森さん
teteoでは、発達段階に合った歯ブラシでの歯磨き、子どもが好む味の歯磨きジェルを使っておこなう仕上げ磨き、歯磨き後のご褒美タブレットという一連の流れを、子どものオーラルケアの“新習慣”として提案しています。
口に入れても違和感の少ない歯ブラシ、さまざまなフレーバーを楽しめる歯磨きジェルとタブレットで、歯磨きタイムを楽しい時間にしてもらおうという狙いがあります。
リン
タブレットは、歯磨きのあとのご褒美として与えるものというイメージでしょうか?
高森さん
そうですね。teteoの歯ブラシやジェルを使えば、歯磨きへの抵抗感を減らすことはできますが、やはり「歯磨きが楽しみ」と感じるお子さんはあまり多くありません。
おやつ感覚で楽しめるタブレットを歯磨きが上手にできたときのご褒美として与えることで、歯磨きへの抵抗感をより軽減できればと考えています。
リン
お子さんが苦痛なく歯磨きできれば、お子さんにとっても親御さんにとっても嬉しいですね!
食品由来の成分「オボプロンDC」が虫歯菌の働きを阻害
リン
teteoタブレットにはオボプロンDCという成分が配合されているそうですね。どのような働きを持つ成分なのでしょうか?
高森さん
オボプロンDCは、鶏が卵に免疫をつける働きに着目して、卵黄から抽出した成分です。
食品由来成分のため、化学物質ではありません。
虫歯菌は口腔内で糖をエサにして増殖し、歯を溶かす乳酸をつくり出して虫歯を引き起こします。
オボプロンDCは口腔内で虫歯菌が“巣”をつくる働きを阻害し、虫歯菌の増殖を防ぐことで虫歯を予防します。
リン
すでに口腔内にいる虫歯菌の働きを阻害するということでしょうか?
高森さん
はい。虫歯になる要素は「歯があること」「口腔内に虫歯菌の栄養となるもの(食べかすなど)があること」「口腔内に虫歯菌がいること」の3つです。
口腔内に虫歯菌が侵入するのを防ぐのがベストですが、やはり完全に防ぐのは難しいのが現実です。
なので、歯磨きで食べかすを取り除くのと並行してteteoタブレットを上手に利用し、虫歯菌の増殖を防いでいただきたいと思っています。
ミルクチョコ味にレモン味!バラエティ豊かなフレーバーも魅力
リン
オボプロンDCが配合されていること以外に、他社製品との大きな違いはありますか?
高森さん
よい成分が入っていても美味しくなければ続かないため、フレーバーにはとことんこだわっています。
teteoタブレットはぶどう味やいちご味といった定番から、大人の方にも人気のりんご味やレモン味、他社では見かけないミルクチョコ味やメロン味まで、バラエティ豊かな8種類のフレーバーを用意しています。
リン
なぜそんなに多くのフレーバーをつくられたのでしょうか?
高森さん
もし1種類しかフレーバーがなく、お子さんがその味を嫌いであれば、タブレットを手に取ってもらうことができなくなってしまう。
できるだけ間口を広げたいという気持ちから、さまざまなフレーバーを開発しました。
開発にあたっては、子どものモニターはもちろん大人のモニターの方にも食べてもらい、幅広い年代の方が「おいしい」と思える味を目指しました。
リン
しかし、オーラルケア製品でミルクチョコ味はめずらしいですよね。
高森さん
ミルクチョコ味については、親御さんから「チョコレート代わりに与えることができて助かっている」という声も届いています。
歯のことを考えるとチョコレートをあまり与えたくないという親御さんは多いのですが、祖父母から与えられるなどして早くにチョコレートの味を知ってしまうお子さんは少なくありません。
そんなお子さんにも虫歯の心配なく与えられるということで、ご好評をいただいています。
1歳半から大人まで幅広い年代の方のオーラルケアに
リン
teteoタブレットは1日に何粒まで食べてよいものなのでしょうか?
高森さん
1日3粒までを目安に召し上がっていただければと思います。
食品なので、絶対にそれ以上食べてはいけないというものではありませんが、キシリトールが配合されているので、食べすぎるとお腹がゆるくなる可能性もあります。
朝晩の歯磨きのあとに1粒ずつ、日中のご褒美に1粒といったイメージですね。
リン
歯磨き後以外の場面でもご褒美として与えれば、「teteoタブレット=ご褒美」という印象づけができてよさそうですね。
ちなみに、teteoタブレットは何歳から何歳までを対象とした商品なのでしょうか?
高森さん
奥歯が生えてしっかりものを噛めるようになった1歳半ごろの子どもから、大人の方までを対象としています。
例えば妊娠初期のつわりで歯磨きができない方、唾液の分泌が減って口内環境が悪化しがちなお年寄りなども、teteoタブレットを利用することで手軽に虫歯予防ができます。
りんごやレモンなど、大人が食べてもおいしいと思える爽やかなフレーバーも用意しているので、ぜひお気軽に手に取っていただけたら嬉しいです。
「お口は成長の入り口」 オーラルケアから育児環境をよりよいものに
リン
子ども向け製品をたくさん扱うなかで、乳幼児向けのオーラルケア製品の需要に変化を感じることはありますか?
高森さん
「2008年からの10年間で全世代のオーラルケアの需要が約25%アップした」という調査結果もありますが、乳幼児向けのオーラルケアの需要も、ここ数年で伸びているなと感じています。親御さんの間で、お子さんのオーラルケアへの関心がますます高まっているようです。
最初にお話しした通り、コンビ株式会社は「お口は成長の入り口」と考えています。
成長の入り口であるお口のケアは、子どもの健やかな成長には欠かせません。
「日本の育児環境をよりよいものにする」というビジョンを叶えるためにも、今後もいっそう力を入れていきたいですね。
リン
今後も魅力的なオーラルケアグッズをどんどん開発していただけたら嬉しいです。
貴重なお話、どうもありがとうございました!