夏といえば海海海!なイタリア人のビーチでの過ごし方大特集~~~
最長3.5ヶ月あるイタリアの夏休み。これは子どもたちの話ですが、大人も負けじと有給を取り、海へと繰り出すのがイタリア人。丸1日ビーチで過ごすイタリアンバカンスはどんな感じでしょう?
朝早くビーチにGO!
朝から水着を着込んで、まずはビーチへ。無料の公共ビーチもありますが、人がいっぱいでごった返すのと、ゴミなどが落ちていたりするのと、盗難のリスクもあるので、有料ビーチがおすすめです。
ローマ郊外にあるオスティアでは、有料ビーチの入場料は、デッキチェアの1日レンタル代約8~10ユーロ。パラソルを付けるとプラス8~10ユーロで、1日丸々このプライベートビーチで遊べます。食事はもちろん持参してもOKですし、軽食から本格イタリアンまで食べられるレストランとバールもビーチに併設されています。
入場料は、月単位の定期払いも可能。Cabina (カビーナ) と呼ばれるロッカーとデッキチェアを1ヶ月単位で借り切って、水着や着替え、浮き輪やボールなど海水浴グッズを置いておく人も沢山います。親戚や友達同士など、複数の家族で割り勘にして借りるとお得。
もっと大きいカビーナもあります。テーブルや椅子もセットになっていて、ここで持参のランチを食べ、カードゲームを楽しむことも出来ちゃいます。
まずは海水浴!
ビーチのデッキチェアに落ち着いたら、早速海の中へ。バリバリ泳ぐというよりは、のんびり浮かんだり、水中ウォーキングを楽しんだりします。
プレイグラウンドも!
子どもたちは、海でひとしきり遊んだら、水着のまま遊べるビーチのプレイエリアを満喫。滑り台やブランコなどが揃っています。
さすがイタリア、サッカーゲームも人気です。
腹ごしらえ!
ランチもビーチで食べましょう。水着の上に軽くTシャツを羽織ってそのまま食事をします。軽食を持参する人、併設のレストランでパスタや魚介料理を堪能する人、とさまざま。お昼時になると「本日のメニュー」のアナウンスがビーチに流れてきて、食欲をそそられます。
ランチ後はのんびりタイム
昼前くらいから夕方までは、日差しが強すぎて海の中に入っていてもキツイほど。お腹いっぱいで水中に入るのは危険でもあるため、みんなのんびり読書をしたり、昼寝をしたり、おしゃべりをしたり、とビーチでリラックスします。
イタリアでは、綺麗に日焼けした健康的な小麦色の肌が羨ましがられるので、日光浴にもたっぷり時間を費やします。
夕方まで海を満喫したら···
お腹がこなれてきたら、また海に入ってリラックスしたり、ビーチで開催されるアクアビクスのレッスンに参加したり、5~6時くらいまでゆったりと過ごします。
カビーナで着替えて帰り支度を済ませたら、近くのジェラート店へ。海水浴で程よく疲れた体に、甘くてフレッシュなジェラートは絶品!
「何もしない」時間を楽しむ!
こんな海での1日を、数日~数週間繰り返すのが本場のビーチバカンス。悪政による不況や経済難が続き、先行きが懸念されるイタリア。加えて、遊んで怠けてばかりいるようなイメージのイタリア人ですが、実は勤勉な人が多いと思います。だからこそ大人も子どもも、仕事や宿題など何も考えず、完全にOFFの状態で、のーんびりと過ごすバカンスは欠かせません!忙しい現代を生きる我々にはこういう時間も必要だよなぁ、と思わされます。
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