人気上昇中!注目の子どもの習いごと、『リトミック』って何?
渡辺直美さん主演のドラマ『カンナさーん!』でも、保育園の子供達が習っていたリトミック。ドラマで知った、という方もいるのでは?女優の上戸彩さんも習っていたことがあり、お子さんにも習わせたいのだとか。音楽で楽しく遊びながら、子どもが本来持っている能力を引き出す教育法として、世界的にも評価の高いリトミックをご紹介します!
リトミックって何?
リトミックとは、19世紀末~20世紀初めにかけて、新教育運動の絶頂期にスイスで活躍した音楽教育家・作曲家のエミール・ジャック・ダルクローズが開発した音楽教育の手法のことです。ダルクローズ音楽教育法とも呼ばれています。
子どものためのリトミックの目的
音楽を使って、身体的・感覚的・知的に優れた子どもたちの育成を図る
特別非営利活動法人リトミック研究センターでは、子どもたちにリトミックを教える最大の目的をこううたっています。
リトミックは人間にとって最も自然な表現である音楽を手段として、幼児に優しく深く働きかけます。まずその結果は音楽能力の飛躍的向上という形になって表れますが、こどものためのリトミックの本来の目的は豊かで可能性あふれる人格形成。大切な幼児期の数年間をじっくりと見守ってあげて欲しいと思います。
出典:www.eurhythmics.or.jp
また、日本ジャック=ダルクローズ協会ではこのように述べています。
リトミックは、大変柔軟で多面的である為に、音楽教育の分野に留まらず、一般教育(特に幼児教育)表現活動(演劇、オペラ、ダンス等)音楽療法等、多岐にわたり影響を及ぼします。とりわけ聴感覚は脳の成長に大変大きな影響がある事が生理学的にも実証されており幼児期にリトミックのレッスンを受け、 身体と聴覚を育てる事は、幼児の成長に非常に大切な事です。
出典:www.j-dalcroze-society.com
リトミックは、音感を養えるだけでなく、子どもたちの言語や数の感覚と集中力や記憶力、表現力を高め、健全な心身を育むことができる音楽教育法なんです。
何歳から始めればいい?
リトミックは、0歳の赤ちゃんからでも始められます。最初はパパやママが抱っこしながら、音やリズムに合わせて手足を動かしてあげるレッスンなど、いろいろな音を経験させ、遊びで感性を育みつつ、脳の発達を促していきます。
リトミックは情操教育 & 音楽教育 & 生活習慣の組み合わせ
音を組み合わせて音楽を作ることの楽しさを身体全体で味わうことが大事と考えるリトミックは、幼児教育や障がい児教育にも積極的に取り入れられています。誤解されがちですが、リトミックは、楽器演奏の上達を目的とした英才教育ではなく、感性を豊かにさせる情操教育、芸術教育なのです。
具体的には、どんなことをするの?
リトミックの基本は、少しずつ、リズムや音楽と身体的動作とを合わせていくこと。
1.まずは、先生の動きを真似することから始まります。
例えば、手で膝など身体の部位を鳴らし続ける~止めるの繰り返し。慣れてきたら、止まるように見せかけて止まらないなどのフェイントが定期的に入り、パターンが増えていきます。
2.止める際にポーズや擬音語を付けたりもします。
「ギュー」「パンパン」などの擬音語や、繰り返しの動作とは違うポーズが入ると子どもはさらに夢中になります。
3.次の段階としては、タンバリンなどの楽器が登場。
先生がタンバリンを鳴らす音に合わせて、動きをつけます。手拍子を取るのが基本で、音に合わせて止めたりできるように集中しなければなりません。
4.さらに、音に合わせて2つの動物をイメージして動く、というような活動に進みます。
動物の動きを子どもたちがイメージし、どんなふうに動いたり鳴いたりするかを想像しながら、それぞれが自分の動作を決めます。先生は、2パターンのタンバリンの音を用意してくれるので、それに合わせて1種類ずつの動物を表現していきます。
これは、リトミック指導案の一例です。最初は複雑な動きや楽器も使わず、先生の真似っこをする感覚で楽しくできそうですね。
お教室を探すなら・・・
興味がある方は、早速近くのお教室を探してみてください!
都道府県、地域別で教室情報を探せます。
”都道府県、地域別で教室一覧をチェックできるページです。”
年齢、目的に応じて選べるコースが多種類あります。
都道府県、地域別で教室のスケジュールとブログを探せます。
自宅で出来る!リトミックDVD
習いごととして挑戦するのは気が引けても、おうちならテレビで見ながら親子で楽しめます。ぜひお試しください。