【コラム】ママなら絶対知っておきたいお金の話!海外投資体験談。
ママが知りたいお金の話というと、一般的には子供の教育資金計画でしょうか。「後○年働いて、子供を大学にやるまでに教育資金は○円もかかる!」なんていう試算を見てしまうと「節約しなきゃ~」と思いますが、ちょっとその前に。もっとお金を増やす方の話をしてもいいと思うのです。投資歴8年の筆者自身の体験と共にご紹介します!
①定期預金(現地通貨)の限界。
銀行口座の普通預金にずっとそのままお金を貯金しているより、少しでも増やしたいなら定期預金。これぞ一番簡単なお金を増やす方法ではあります。ただし日本は低金利の国。1年以上預けても、元本がものすごい金額でない限り、そこまで資金は増えませんよね。例えば私が住むタイでは・・・?
【タイの場合】移住直後、まだタイの金融市場がよく分かっていないため、投資商品に手を出すのはリスクが高いと思っていました。そんな当時、タイバーツの定期預金を利用していたことがあります。日本より金利は高いタイですが(現在政策金利1.5%)、それでもあまり資金が増えた感じはありませんでした。元本割れリスクなしなので、こんなものか~と思って最終的に満期解約。何度か利用しましたが、やはり「少ししか増えない」、しかも税金も差し引かれる。今はやっておりません。
②外貨預金なら、旅先を見定める手もあり。
たとえば米ドル、ユーロなどの通貨で外貨預金口座を持つことは多くの銀行で可能です。円の口座と違って、為替レートにより元本金額が変動し、元本割れするリスクがあります。また逆に言えばレート変動があるため、うまく運用すれば増やすことも出来ます。簡単なのは、旅先で現金として使えるメリットのある通貨の口座を持ってみること。
【タイの場合】タイでも主な通貨の外貨口座は多くの銀行で開けます。私が現在保有しているタイバーツ以外の口座は日本円、米ドル、ユーロの3通貨。これは各3通貨が対バーツで弱くなっている時に為替取引をして、外貨のまま保有。使う時はそのままの通貨で引き出して使うようにしています。例えば円なら、日本に一時帰国する際に使うということですし、米ドルならアメリカへ旅行する時に使うのです。
こうすることによって、いわゆる外貨の為替変動リスクを最小限にすることが出来るため、一喜一憂しなくて済みます。もちろん、使いたい時に為替をした方が有利な場合であれば(さらなる外貨安)、この手法を使わなくてもOK。
③投資商品はハイリスク・ハイリターン、必ず情報収集する覚悟で。
株や投資信託ファンド、保険商品などを購入してみることで、売買益を得ることもできます。リスクが高いものも多いので、投資先はどのような会社なのか?その国の政治経済・情勢リスクは?といった情報収集は必須です。
【タイの場合】タイでは投資信託と保険は購入し、現在も運用中です。海外ものは例えばアメリカ株ファンド、国内ものはタイ政府の投資奨励策で税還付プログラムのファンドにも投資中です。この税還付プログラムについて説明すると、仮に売買益が出ない場合でも、税金分だけ確実に還付されるのでお得です。このTax Benefit Long Term Equity Fund(通称LTF)は50万バーツ(約170万円相当)まで購入可で、約5年後に売却可能。税金分還付は、たとえば30%の累進課税率の人なら、15万バーツが戻る仕組み(約50万円相当)ということ。お得ですよね!
ママにとっての投資=夢を叶える手段♡
投資をするようになり、より広く世界中の金融市場に目が行くようになりました。外貨を持つことで為替レートをチェックするし、株を持つことでタイの株式市場インデックス(平均値)も常に見るようにしています。世の中と自分のお財布がつながっている!と感じられるのは投資をしているからです。
そして、ママになったらお金の管理にますます責任を持たなくてはいけなくなりました。自分の欲しいものだけ買っていられる時代は終わり、子供の将来のためにも増やしたいと思うように。ママにとって、投資は夢を叶える手段にもなりえるのです。
投資はあくまで自己責任、リスクを伴う活動ではあります。でも興味をもって学んでいけば少しずつ知識はついてくるものです。また興味はあっても「投資はリスクが高いから」と思われていた方は、少しずつ外貨や投資信託のメリットも考えていってはいかがでしょうか?
例えば日本在住の方なら、まずはNISA(少額投資非課税制度)などを利用した小額からのスタートがおすすめです。続編ではNISA活用法をご紹介します。