ベニス?ヴェニス?ベネチア?ヴェネツィア?これぜーんぶ、イタリアの世界遺産都市、あの”水の都”のことなんです!
同じ地名なのに、4通りもの日本語表記があるのはなんで?どれが正解なの?素朴だけど気になるハテナにお答えします!
どうしてこんなに違うの?
主な要因は2つあります。
①英語からとったかイタリア語からとったか
この都市は、本国イタリアではVenezia。ですが英語ではVeniceと呼ばれています。そのため、英語かイタリア語のどちらを元にしたかによって、日本語でもベネチアまたはヴェネツィアになる場合と、ベニスまたはヴェニスになる場合があるんですね。
昔の訳は英語のVeniceを元にしているものが多い、という印象があります。
② Ve と Zi の表記の違い
日本語においては、ヴとバ行の表記が混在するケースや誤表記を招くケースがままある ~中略~ 日本語の音韻としては現在も[b]と[v]の区別は定着していないため、「ヴァ」と書かれていても実際の発音は「バ」になる。このことが上記のような表記のゆれにつながっている
出典:ja.m.wikipedia.org
同様に、Zi の発音を「チ」とするか「ツィ」とするか、こちらも表記のゆれが起きています。
放送用語や新聞記事などでは「ベネチア」とするのが慣習のようで、NHKでもこの表記を使用しています。
個人的にはやはり現地の発音に一番近い「ヴェネツィア」が好きです。『ローマ人の物語』で名高いイタリア在住の作家・歴史家の塩野七生先生もこちらの表記を使っていらっしゃいます。
ちなみにWikipediaでも地球の歩き方でも「ヴェネツィア」としています。
…ということで、どの表記も間違いではないんです!それでも最近では現地語読みに近い表記にすることが多くなってきているとのことで、今後は「ヴェネツィア」が増えていくのかもしれませんね!
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2019年のカルネヴァーレ(謝肉祭)は2月末~3月の第1日曜日。イタリアの子どもたちは毎年競って仮装し、紙吹雪やバブルスプレーを吹き付けて広場で遊びます。みんな大好きなこの仮装、子どもたちの想像力や空想力を刺激するきっかけにも。権威ある幼児教育の専門家も推奨していました!