一生に一度の『初節句』は何する?由来やしきたり、お祝い金の相場とお返しについても解説◎
男の子のお祝い・女の子のお祝い、それぞれの由来をご紹介していきます。
また、お祝い金の相場・しきたりについても解説しますので是非参考にしてみてくださいね。
初節句とは?
節句とは、日本の暦において伝統行事を行う季節の変わり目となる日のことです。
そして、赤ちゃんが初めて迎える節句のことを「初節句」と呼び、これまでの成長を祝い今後の健康を祈ります。
今回は、初節句の由来・お祝い金の相場・しきたりについて詳しく解説していきます。
【女の子】桃の節句の由来は?
生まれた赤ちゃんが女の子の場合は、3月3日の桃の節句の日にお祝いをします。
旧暦の3月3日の頃は桃の花が咲く季節でもあったことや、桃は魔除けの効果があると信じられていたことが由来です。
昔から雛人形は厄を身代わりとなって引き受けてくれると信じられてきました。
そして現代でも、3月3日には雛人形を飾ってお祝いし、子どもが幸せな人生を生きられるようにお祝いするという文化が受け継がれているのです。
【男の子】端午の節句の由来は?
生まれた赤ちゃんが男の子の場合は、5月5日の端午の節句に初節句のお祝いをします。
端午の『端』は『はじめ』という意味で、5月の最初の午(うま)の日のことをいいます。
午(うま)という文字の音が『五』に通じるなどの理由から、5月5日が端午の節句として根付いていきました。
また、昔は神社へ鎧や兜を奉納して身の安全を願っていたことに由来して、5月5日の端午の節句には鎧や兜・鯉のぼりなどを飾るようになりました。
初節句には何をするの?
初節句のお祝いで、なにをしなければならないという決まりはありませんので、各家庭のお好きなやり方で問題ありません。
昔は、祖父母や親戚などの身内を集めて盛大に初節句のお祝いをするというのが一般的でしたが、最近では、赤ちゃんのママパパ・兄弟のみで内々でお祝いするという家庭が多くなっているようです。
節句人形は誰が用意する?
昔は、雛人形や五月人形は母方の祖父母が贈るというのが一般的でしたが、最近では、パパママが自分で用意するケースや、父方の祖父母が準備をするといったように多様化してきているようです。
トラブルを避けるためにも、それぞれのご家庭で話し合って決めることをおすすめします。
お祝い金の相場は?
初節句のお祝い金は、5,000円~300,000円程度と大きな幅があります。
節句人形の購入代金としてのお祝い金であれば非常に高額になりますし、一般的なお祝いとしてであれば5,000円~10,000円程度に収まります。
なお、節句人形をプレゼントした場合は、お祝い金は必要ありません。
いつまでにお祝い金を渡せばいいの?
節句人形の購入代金として渡す場合には、2ヶ月以上前までに贈るのがよいとされています。
その理由としては、初節句の一カ月前には自宅に飾れるように、それよりも前に検討し購入する必要があるからです。
姪っ子や甥っ子などにお祝い金を渡す場合には、初節句の1~2週間前か、お祝いの席に出席するならば当日でもよいでしょう。
お祝いを頂いたときのお返しは?
お祝いの席に招待した場合は、特にそれ以外のお礼は必要ありませんが、帰りにお土産を渡すというご家庭もあります。
赤ちゃんの顔や名前が印刷されたオリジナルパッケージのお菓子などが人気なようです。
お祝いの席を設けない場合や、招待しない人からお祝いを貰った場合には、3日以内にお礼状を出しましょう。
そして、貰った品物や金額の半分~三分の一程度のものをお返しするのがよいと言われています。
お返しの品物はなにがいいの?
相手の好みに合わせた食べ物やカタログギフトが人気です。
「縁起がよい」という理由から豆や昆布が選べれることも多いようですが、特に決まりはありません。
クッキーやマドレーヌなど日持ちするお菓子や、ジュース、ゼリーなどもおすすめです。
赤ちゃんの初節句が楽しみですね。
赤ちゃんの健やかな成長を願う初節句。
ママやパパにとって我が子の成長は何よりも嬉しいものですよね。
各家庭に合ったやり方で、心温まる時間をお過ごしください。
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