軽井沢星野エリアで森林ウォーキング、アウトドアランチ、温泉でリフレッシュ♬「軽井沢 秋の森散歩」を体験レビュー!
軽井沢を代表するリゾート「軽井沢星野エリア」。
紅葉シーズンを迎えた当地で、自然の心地よさを体いっぱいに感じることのできるアウトドア体験プラン「軽井沢 秋の森散歩」を体験してきました!
軽井沢の魅力がふんだんに楽しめる軽井沢星野エリア
中軽井沢駅の北側、湯川沿いに立地する軽井沢星野エリア。
一帯には、カフェやレストラン、雑貨店などが並ぶ「ハルニレテラス」、源泉かけ流しの日帰り温泉「星野温泉 トンボの湯」、野鳥や野生のムササビを観察できる「ピッキオ」、信州を味わうカジュアルダイニング「村民食堂」など、自然が織りなす四季の変化を感じながら気軽に日帰り旅が楽しめる施設が点在しています。
木の根を守るために敷設されたウッドデッキの通りを挟んで、さまざまなショップが並ぶハルニレテラス。
どのお店からも軽井沢らしさを感じるこだわりの商品やメニューが提供されています。
ハルニレテラスの一角には、シングルベッドサイズの木製ベンチを設えた「昼寝デッキ」や清流に面した「カフェテラス」など、さわやかな空気と木漏れ日の心地よさを感じながらくつろぎのひとときが過ごせるスポットもあります。
内湯も露天も源泉かけ流し。
循環や加水をしない良質なお湯の心地よさに癒される「星野温泉 トンボの湯」
施設をつなぐ遊歩道には川辺に降りて水に触れられるポイントも。
住所:〒389-0194 長野県軽井沢町星野
※カーナビ入力設定は、「長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148」もしくは「星野温泉トンボの湯」で検索。
プチアウトドア体験と温泉で心も体もリフレッシュできる「軽井沢 秋の森散歩」
軽井沢星野エリアでは、秋に楽しむアクティビティとして、森林ウォーキング、アウトドアランチ、温泉入浴をパッケージした「軽井沢 秋の森散歩」というプランを提供しています。
野鳥の森にめぐらされた遊歩道を歩きながら、鳥のさえずり、草花の香り、澄み渡る空気、小川のせせらぎなど、都会では味わえない自然を全身に感じる非日常的なショートトリップ。
上手にスケジュールを組めば、プランとは別に用意されているネイチャーウォッチングのツアーやアイススケートなどと組み合わせることができ、より充実した体験が可能です。
軽井沢 秋の森散歩の受付はトンボの湯の窓口で。
代金と引き換えにランチボックスやレンタル品の入ったリュックサックを受け取ってスタートとなります。
リュックサックの中身。
このほかに散策用の地図や備品の使用説明書などもあるので、自由に予定を組んで散歩とアウトドアランチを楽しむことができます。
舗装されていない道を歩くので、スニーカーやトレッキングシューズなどの歩きやすい靴がおすすめです。
ツキノワグマが棲むほどの豊かな自然が残された「軽井沢野鳥の森」は、ピッキオのメンバーによって「人間の安全を守ること」と「野生のクマを絶滅させないこと」の両立を目指した保護管理活動が行われています。
クマとのトラブルが生じる危険は基本的にはありませんが、念のため、散策の際はレンタル品のなかにある鈴を忘れずに身に着けておきましょう。
森の専門家「ピッキオ」の「野鳥の森ネイチャーウォッチング」ツアーがおすすめ
軽井沢 秋の森散歩プランでは、各自自由に野鳥の森の散歩が楽しめますが、ぜひ体験しておきたいのがプランとは別に用意されているピッキオの「野鳥の森ネイチャーウォッチング」ツアー。
森の専門家ともいうべきピッキオのメンバーが、野鳥の森や自然の動植物に関する豊富な知識をわかりやすく伝えてくれる約2時間のガイドツアーです。
(定員20名、要予約、雨天開催、荒天時のみ中止)
ツアーの発着点となるピッキオ。
ちなみに「ピッキオ」とはイタリア語で「キツツキ」の意味。
当日ガイドしてくださった柳原千穂さん。
学生時代はキツツキの一種「クマゲラ」の研究に没頭していたという、名実ともに「ピッキオ」なスタッフさんです。
野鳥の森周辺では夜になるとムササビが飛ぶ姿も見られるそうで、夏場には専門のツアーも実施しているとのこと。
ツアーでムササビに遭遇できる確率はなんと97.8%!
いよいよ野鳥の森に踏み込みます!
しばらくは川沿いの道を直進。
川の向こうの木の幹に穿たれたキツツキの穴。
キツツキの穴には「子育て用」「ねぐら用」などの役割があり、こちらはねぐら用の穴だそうです。
内容に応じて図鑑や実物と同じ大きさ、重さの人形などを使うなど、とても分かりやすく説明してくれます。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、動物の世界では国道クラスの規模の「けものみち」を発見。
けものみちに仕掛けた定点カメラには、タヌキやイノシシのほか、ニホンカモシカやツキノワグマまで写っていました。
毒草として有名なヤマトリカブトが自生。
川をさかのぼるように脇の道をたどっていくと、水源となる「どんぐり池」にたどり着きました。
ここから流れでた水が、千曲川、信濃川を経て、日本海へと注きます。
どんぐり池に発生していたハリガネムシ。
どうしてこの時期、この場所にハリガネムシがいるのかなども詳しく説明してくれます。
真っ赤な実が特色のマムシグサ。
性転換をする植物であり、ピッキオが森に存在する102本すべてに個体番号を振って3年間調査したところ、ずっとメスだったのはわずかに2本だったそうです。
ウワミズザクラの幹についたツキノワグマの爪あと。
上部に実るサクランボを食べに登って行ったと考えられます。
木の上にみられたクマダナ。
クマはサクランボを食べた後の枝を尻の下に敷く習性があり、その枝が重なったものをクマダナと呼ぶそうです。
ボリュームもたっぷり!森で楽しむアウトドアランチ
森のなかには、軽井沢のシンボル浅間山を望む「アカゲラ休憩所」をはじめ、沢沿いの「ミソサザイ休憩所」、小高い木陰の「キビタキ休憩所」があり、ランチにちょうどいいスペースとなっています。
森の中にいくつかある休憩所のひとつ「キビタキ休憩所」。
ランチもここで摂ることにしました。
リュックに入っている道具を使ってチキンホットサンドを焼きます。
こんがりおいしく焼けました!
おいしそうなバターの香りが食欲を刺激!
中身は「鶏の塩麹蒸し&チーズ」と信州の郷土料理をアレンジした「山賊焼き」の2種類。
ボリュームたっぷり!
飲み物は、ハルニレテラスにある「丸山珈琲」の挽きたてコーヒー。
自分でお湯を沸かし、フレンチプレスのカップで抽出。自然のなかで味わう1杯はとても贅沢!
食後のおやつとしてランチボックスに入っているキャンディーマカダミアクッキーとも相性抜群です。
野鳥の鳴き声を聞きながら氷上散歩「ケラ池スケートリンク」
約2時間の散歩とランチを楽しみ、ピッキオへ帰着。
秋の紅葉シーズンになると、目の前のケラ池の一部(人工エリア)がスケートリンクとなり、自然に囲まれながらの氷上散歩が楽しめます。
さらに気温が下がる厳寒期には奥にある天然水エリアも結氷し、池全面で滑れるようになります。
軽井沢 秋の森散歩プランとは別料金になりますが、ぜひ体験しておきたい軽井沢星野エリアならではのアクティビティーです。
貸し靴のほか、ニット帽や手袋の販売もあるので、特に用意していなくてもアイススケートが楽しめます。
鳥の鳴き声も聞こえる、森のなかのスケートリンク。
厳寒期には奥のエリアが自然結氷し、より広いエリアで滑れるようになります。
滑りに自信がない人は、ところどころに用意されているそりのついた専用椅子につかまるのがオススメ。
リンクサイドにある「イカルカフェ」ではコーヒーやココア、りんごジュースなどのドリンク類が提供されています。
最後は「星野温泉 トンボの湯」でリフレッシュ
軽井沢 秋の森散歩プランの仕上げは「星野温泉 トンボの湯」で。
源泉かけ流しの贅沢な天然温泉に浸かれば、森歩きやスケートで疲れた体もきっと癒されるでしょう。
入浴料とレンタルタオルのセットはプランの料金に含まれています。
取材日は、トンボの湯の前の広場で「紅葉図書館」のイベントが開催中でした。
色づく木々のなか、ハンモックなども用意された絵本のなかのようなシチュエーション。
ふと手にした本に、つい時間を忘れて読みふけってしまいます。
広々とした内湯の浴槽にはたっぷりと源泉が注がれ、肩までゆったり浸かることができます。
深さは3段階になっているので、のんびりと半身浴することも可能。
落ち着きのある雰囲気で、心の底からリラックスした気分になれますよ。
川のせせらぎを聞きながら、澄み切った空気と柔らかなぬくもりに包まれる露天風呂も、もちろんかけ流しの温泉。
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉の泉質は「美肌の湯」としても知られています。
この記事を執筆したライター
〈松田 朝九〉
フリーランスコピーライター。
空き時間を見つけては、呼吸と姿勢を意識したウォーキングで無理なくエクササイズ。
たまに気の合う仲間とフットサルやバスケットボールも楽しんでいます。
住所:〒389-0194 長野県軽井沢町星野
※カーナビ入力設定は、「長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148」もしくは「星野温泉トンボの湯」で検索。