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逆上がりは“感覚”がカギ?できるようになるための「3つのポイント」とは【動画あり】

逆上がりは“感覚”がカギ?できるようになるための「3つのポイント」とは【動画あり】
参照 : www.photo-ac.com
小学1年~3年生あたりで、体育の授業でやることになる「逆上がり」。簡単にできる子もいれば、何度練習してもできない子もいて、教えるのもなかなか難しいんですよね。 今回はできない理由と押さえるべきポイントをご紹介、そして保護者がしてあげられるサポートもご紹介します!
逆上がりは“感覚”がカギ?できるようになるための「3つのポイント」とは【動画あり】
参照 : www.photo-ac.com

小学生の関門!「逆上がり」

鉄棒の「逆上がり」は体のバランスを保ちつついろんな部分にタイミングよく力を入れる必要がある技。普段使わない筋力を使うため、感覚をつかむまでが難しいんです。 外で自由に活動する機会が大きく減ってしまっている今の子どもたちは、いろんな筋肉を使う機会も減っているのが現状。だから逆上がりも苦手な子が多いんですね~!

逆上がりができるようになるには?

逆上がりができるようになるコツは、「できるためのポイント」となる3つの動作を、スムーズにおこなうこと。まずはひとつずつ分解して練習し、最終的に組み合わせて流れるようにやってみるのがオススメです。 ちなみに「持ち手」は ・順手(じゅんて)……手の甲を上にする持ち方 ・逆手(さかて)……手の甲を下にする持ち方 がありますが、低学年であれば逆手のほうが力が入りやすい場合も。 持ちやすいほうで練習してOKですが、逆上がりができるようになったら、反対の持ち方でも練習してみるとgood。

できるための「3つのポイント」

鉄棒 練習 こども
出典:www.photo-ac.com
……と、ここでまず、逆上がりが「回る力+引っ張る力」の組み合わせ技であることを知っておきましょう。 “振り子”のように回るのがポイントなので、腕の力って実はそんなに重要ではないんです。大切なのは「ポイントとなる部分を確実におこない、その力をスムーズに伝える」こと! うん、言ってることが難しいな!?!?!? 後ほど、動画もご紹介しますね!

【ポイント①】「蹴り足」は鉄棒の真下か少し前方で蹴る

鉄棒を持って準備ができたら、鉄棒に向かって勢いを付けつつ、片足を振り上げつつ反対の足で地面を蹴ります。 この「蹴り足」の位置はかなり重要。体を鉄棒にしっかりと引き寄せるため、力を逃がさないように鉄棒の真下あたりで蹴るようにしましょう。

【ポイント②】蹴り上げたら、腕でしっかりと体を支えよう

鉄棒は「回る力+引っ張る力」の組み合わせ技です。地面を蹴って足を振り上げた後は、回ろうとする足を腕でしっかりと引っ張り、鉄棒へ寄せてサポートします。 コツとしてよく言われるのが「ひじを曲げて鉄棒にお腹を近づける」ですが、そこに気を取られてしまうと足の振り上げ・踏み切りがおろそかになってしまう可能性もあるので注意が必要。 また、あごが上に向いた状態だと腕が伸びやすくなります。あごはしっかり引きましょう。

【ポイント③】振り上げた足は真上に向かって上げる

鉄棒 逆上がり
出典:www.photo-ac.com
鉄棒の真下で蹴り上がったら、振り上げた反対の足は真上に上げるように意識します。 ここで失敗してしまうポイントとして、振り上げた足の力が正面方向や斜め上の方向に逃げてしまう、などがあります。 逆上がりは鉄棒を中心に、足を含め体全体を巻き付けるように回します。お腹が鉄棒に当たったら、鉄棒からお腹が離れないよう巻き込むことを意識してみて。

■ポイントを押さえてスムーズにやってみよう

上の3つのポイントを意識しながら、それを流れるように組み合わせていきます。 大切なのは蹴り足で生まれた力を振り上げる足でしっかりと生かし、体を支える腕は伸びてしまわないよう注意すること。 これをスムーズにやるのが難しいんですよね~! でも正しいやり方を知ればきっと大丈夫! あとは練習あるのみ!

実際の動きを動画でチェック!

■文部科学省の逆上がり動画

こちらは文部科学省公式チャンネルにUPされている逆上がり動画です。実際に小学生が実演していますが、動きや振り上げる足の軌道など、非常にキレイなのがポイント。 少し鉄棒の高さが高いように見えますが、踏み切り台を使ってうまく蹴れるよう配慮されています。実際に練習するときは、もう少し低い鉄棒を使うとやりやすそうです。

文部科学省/mextchannel / YouTube

文部科学省/mextchannel / YouTube

逆上がりやその他の動画はこちらからチェック!

■NHK はりきり体育ノ介の逆上がり動画

こちらはNHK Eテレで放送されている「小学校体育実技」のポイントを紹介する番組「はりきり体育ノ介」。 鉄棒やマット運動の講師は、なんと2004年アテネオリンピック体操の冨田洋之さん。ノーモーションの完璧な逆上がりは、美しすぎてため息が出ます! 動画チェックはこのリンクからGO!↓↓

NHK はりきり体育ノ介 / さかあがり できるポイント

鉄棒以外にもいろんな運動のポイントがたっぷり!

保護者ができるサポートは?

■補助版を使う

逆上がり 補助器
出典:www.photo-ac.com
補助版とは、足元に斜めの板を置き、お腹と鉄棒を近づきやすくして感覚をつかむサポートをするものです。 幼稚園・保育園や小学校などには専用アイテムがあったりしますが、家庭で保護者がサポートする場合は、踏み台などに板を立てかけて使っても。 その際はズレたりすると危険なので、保護者は台と板の支え役としてサポートを。

■タオルを使って感覚を身に付ける

低い鉄棒がある場合は、腰に回したタオルの先を鉄棒と一緒に持ち、腕の力をサポートしつつ練習するのもオススメです。 保護者のかたはお子さまが手をすべらせたりしても大丈夫なよう、必ずそばでサポートを。また、蹴り足の位置確認や腕が伸びていないかなどチェックしてあげるとgoodです。

逆上がり、できると楽しいよね!

鉄棒
出典:www.photo-ac.com
できなくても生きていくうえで問題はないけど、できたらできたでやっぱり楽しいし嬉しい逆上がり。 ただやみくもに何度も練習するより、「できるためのポイント」を知って確実に実行するのが、早く逆上がりができるようになるコツです! 逆上がりの練習を頑張るキッズたちへ、少しでも力になれることを祈ってます! ファイトー!

【参考サイト】

文部科学省 小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック「鉄棒運動」

でんじろう先生のはぴエネ!「スポーツのエネルギー(5)逆上がりを成功させたい!」