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「イマージョン教育」の可能性。幼児期から外国語にどっぷり“浸す”プログラムとは?

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参照 : www.flickr.com
アメリカの学校では、40年ほど前から外国語で必修教科を学ぶことのできる「イマージョン教育プログラム」が取り入れられています。アメリカの学校での取り組み、プログラムのメリットや日本での可能性と課題についてまとめてみました♪
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参照 : www.flickr.com

外国語を学ぶのではなく、外国語で学ぶ!

「イマージョン」はimmerse(浸すこと)から来ており、イマージョン教育は文字通り子どもたちを外国語にたっぷりと浸からせながらその言語の習得を目指すバイリンガル教育の手法の一つです。

外国語をただ単に学ぶことを目的とするのではなく、その言語を算数や社会など様々な教科を学習するための「手段」として用いているのが大きな特徴となっています。

元々は英語を母語とするカナダ人の子どもたちに、同国のもう一つの公用語であるフランス語を効果的に習得させるための学習法として考えだされたもので、その後アメリカやその他の国々に広がっていきました。

1. アメリカの学校のイマージョン教育ってどんなもの?

ニューヨーク在住の筆者の娘たちが通う公立小学校では、フランス語とスペイン語のイマージョン教育プログラムが導入されています。

小学一年生の長女は、英語を母語とする生徒とフランス語を母語とする生徒が半々の割合で一緒に学び、共にバイリンガル(二つの言語を話せること)でバイリタレット(二つの言語で読み書きができること)となることを目標とする「双方向イマージョン」と呼ばれるプログラムに在籍しています。

娘たちの学校のフランス語プログラムには、各学年クラスAとクラスBの二クラスがあり、担任も英語を教える先生とフランス語を教える先生の二人体制が取られています。

クラスAが英語担当の先生のクラスを受ける日は、もう一つのクラスBはフランス語担当の先生のもとで一日中フランス語での授業を受ける、というように、娘の学校は一日置きに英語とフランス語の授業が交互に受けられるスタイル。

ちなみに社会科はフランス語、算数は英語・フランス語両方の言語で学んでいます。
理科、アート、音楽、体育、コンピューターはそれぞれ専門の先生の教室に行って、英語で授業を受けているそう。

ニューヨークでは近年、スペイン語や中国語のイマージョン教育プログラムがそれぞれの人種の人口に比例して増加しています。

そして嬉しいことに、今年度からブルックリンの公立第147小学校で日本語のイマージョンプログラムの導入が始まりました。
これはニューヨーク市内の公立小学校では初めてのことだそうです。

Williamsburg Dual Language Program

2. バイリンガル、マルチリンガルは将来有利? イマージョン教育で得られるメリットとは?

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一般的に「母語が確立していない頃から他の言葉を学ぶと子どもが混乱するのではないか?」「どっちつかずになり学力低下につながるのではないか?」等の懸念があるようですが実際には、

バイリンガルの幼児はモノリンガルの子どもよりも「問題解決能力」に優れている
出典:www.reuters.com

という研究結果があります。

また、ミシガン州立大学の研究によると、

バイリンガル教育を受けている生徒たちは、モノリンガルの生徒たちと比べてテストの読解や数学の点数が高い傾向にある
出典:msutoday.msu.edu

という結果も。

さらに、他の言語とそれにまつわる文化に親しむことで、

将来他人とより円滑なコミュニケーションを図ることのできる人物になることも予想されている
出典:www.medicaldaily.com

のだとか。

二つ以上の言語を使い分けることによって脳が自然と活性化し、いろんな文化に触れることでより広い視野を持てる人間になれるということなんでしょうね♪

3. イマージョン教育は日本でも受けられる? その課題とは?

現在日本では、以下の学校がイマージョン教育プログラムを取り入れているのだそうです。
また、インターナショナルスクールも日本人の生徒にとってはイマージョン教育に触れられる学校の一つとして考えられているのだとか。

加藤学園幼稚園〜高等学校・西武学園文理小学校・佼成学園女子中学校〜高等学校・緑が丘女子中学校・立命館宇治高等学校・ぐんま国際アカデミー、英数学館小学校、仙台の明泉幼稚園・高森明泉幼稚園・JCQバイリンガル幼稚園・福岡のリンデンホールスクール小学部〜中高学部 など
出典:ja.wikipedia.org

日本でのこれからの課題としては、外国語での教科学習を可能にするカリキュラムの設定や各教材の作成、ネイティブ言語を話す質の高い教師の確保とその養成が主として考えられるそう。
そして、

簡単に解決できる課題はないが、アメリカ各地の日本語イマージョン教育実践や、双方向性イマージョン教育実践から、国内では中華学校、朝鮮学校、インターナショナルスクール、そして英語イマージョンプログラムから学ぶことができる。
出典:www.nier.go.jp

ということです。

「グローバルな人材の養成を!」との言葉が叫ばれて久しいですが、日本でもイマージョン教育プログラム実施する学校がもっと増えるといいですね♪

アメリカで実践されているイマージョン教育プログラム、いかがでしたか?

人種差別や、各国で近年ますます問題となっているヘイトクライムは、自分との関わりのない未知のものに対する嫌悪感や恐怖心もその原因の一つだと思われます。

自分の知らない言語とそれを取り巻く文化を学び、その世界観を知ることは、異なる人種や異文化についての理解を深めることにつながり、世界平和を構築するための一歩となるのではないでしょうか。

もしお住まいの地域にイマージョン教育を取り入れている学校があれば、一度見学に行ってみられてはいかがでしょう?

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