「職業:デザイナー」ママの育児スタイル、大公開!
Instagramで自らの子育てを“絵日記”としてUPしている、デザイナーの「ままえり(
mamaeri_me)」さん。なんとご自身の産後の育児スケジュールを、絵日記で分かりやすく公開してくれています!
産後の子育て状況って、いろんな意味で人と共有するのが難しかったりするんですよね。だからこそ、こうやって分かりやすいイラストで公開してくれるとめちゃくちゃ助かるしありがたかったりも!
同じ月齢の子を持つママ&パパさんたち、ぜひぜひ参考にしてみて~!
生後1か月の『#ゆるジーナ式』スケジュール!
こちらが赤ちゃんのスケジュール。
日中の睡眠に「ぐずぐず」が多いのがミソ。大変ですよね……分かる……分かりますよ……!!!(´;ω;`)
こちらがママのスケジュール。「全力で育児!」と「死んだように寝る……」が目に飛び込んできますね! 本当にお疲れ様ですよ~!(´;ω;`)
ままえりさんの育児スタイルは“メイン授乳と睡眠のタイミングだけ採用”した「ゆるジーナ式」だそうですが、わりとタイトなスケジュール感……! 育児中って忙しいですよね~!(´;ω;`)
生後1か月の赤ちゃん「まなちん」は、おおよそこのスケジュールに沿った生活をしてくれているそう。ままえりさんご自身も「なんとか家事と育児両立できてる感」があるそうで、“ジーナ式スタイル”がハマる親子であればママの負担がグッと減るかも、ですね~!
ちなみに「ジーナ式」とは?
「ジーナ式」とは“寝かしつけの必要がなくなる”と言われている「育児メソッド」です。
イギリス王室や著名人たちの家庭で“ナニー(乳母)”として働いた「ジーナ・フォード」という女性が提唱した育児法であり、実際にジーナさんがお世話した赤ちゃんは300人以上だそう。現在も世界中の多くの人々から支持を得ている育児方法のひとつです。
「ジーナ式」の特徴としては
・厳密なスケジュール、時間管理
・生活リズムを整えて、赤ちゃんに夜しっかり寝てもらうようにする
などがあります。
産後ママの最大の悩みといえばやっぱり「睡眠時間がとれない、疲れがとれない」こと! 赤ちゃんが夜中、ぐっすりと長く寝てくれるようになればママの体調も全然違うんですよね……!!! 「ジーナ式」を取り入れてママの体調が整うなら、もちろん良いに越したことなし!
ですが、スケジュールの厳しい「ジーナ式」には賛否両論。ジーナ・フォードさんが出している「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」という本のレビューには、さまざまな意見が寄せられています。
事情があり母乳があげられません。
ミルク育児は楽だと思われるかもしれませんが、産まれてからすぐ産院からの指導で、
ミルク育児は最低2時間はあけてください、3時間が本来は望ましいと言われました。
しかし、子供は1時間おきに欲しがる日々。。。
母乳はいくらでもいいとされている中、欲しがるのにあげられない申し訳なさでいっぱいでしたし、
泣き止まなくて寝不足の日々。。。
どうにか解消したく、いろいろ調べてネットでジーナ式というものを知りました。
ジーナ式を実践した方のブログをみて、メモをとりながらなんとなくやってみましたが、
やはり本で見てやってみたいと思い購入を決めました。
みなさんが書かれているように時系列の読みにくさは、私はあまり気になりませんでした。
それよりもスケジュールが決められてそれに沿うようにミルクをあげればいいということへの安堵感、
子供がないていてミルクを欲しがってても、あと○分でミルクの時間だから待っててね〜と
少し余裕ができました。
出典:www.amazon.co.jp
結論からいうと、本の通りにはできなかった。本が示すスケジュールのとおり、娘は寝てくれないし、起きてもくれないし、必要以上に母乳を飲んでしまうし、また、搾乳に時間がかかって時間通りに授乳することにも何度か失敗した。スケジュールは30分単位で細かく組まれているが、そんなの無理。しかし、母子ともに授乳と睡眠のリズムを作り、母の力の抜きどころを知るのに役に立ったと思う。
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日本の住宅事情には合わない内容もあるので、
コレは副読本として、他のも合わせて読んだ方が参考になります。
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この本に書いてあるような子育てに反対している、別の方法を提唱している本もあわせ読むと私のような失敗をせずに済むかと思います。
私が知ってる本としては、「シアーズ博士」か「Pinky Mckay」という方の書いた本が良かったです。一人目の時に出会いたかった。
『快眠講座』のジーナ・フォードさんが「経験」から書いているのに大して、この2人は最新の研究もあわせ、泣かせっぱなしにすることや、赤ちゃんをあまりにスケジュールに入れすぎることに反対しています。
また、西洋式(この『快眠講座』もそれ)がいうような方法は日本人の子育てに合わないと言っていた、児童心理学の先生の話もみたことがあります。
西洋のようにキスをしたり、ハグをしたり、アイコンタクトが多く、言葉で愛情をたくさん表現したりという西洋の子育てとは違って、
日本では、そういうのが少ない分、一緒の布団で寝たり、オッパイで寝かしたりといった、スキンシップで子どもが愛情を感じ、絆をつくるのに役立っていると。
この本に対してネガティブな意見を書きましたが、「赤ちゃんが寝てくれなくて、もう助けて!!」という状態のお母さんには緊急処置として参考になることが多く書いてあるので、読んでみたらいいかと思います。
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子育てには“こうすれば正解!”というものがないため、悩みながら手探り状態の毎日に疲弊してしまうママってとっても多いんですよね。子どもを育てていくうえでママが「選択・決定」しなければいけない場面は、1日のうちに何度も訪れます。
でもこの選択は合っているのか、この子のためになるのだろうか? なんて悩み、負担を感じてしまう方は多いハズ。だからこそ「育児スケジュール」があると、“考える負担や選択する責任”が減るため、育児が少しラクに感じられるのではないでしょうか。
また、小さな頃から“生活リズム”を意識するので睡眠サイクルも整いがち。「ジーナ式」は数日で効果がでるものではなく、長い期間をかけて積み重ねていく“お手本生活スタイル”的なものだととらえるほうが良いかもです。
デメリットというよりも「実践しにくい」と思われる理由として、「欧米と日本の生活スタイル・文化の違い」があります。
「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」によれば、
・親と子の寝室は別
・おんぶや抱っこはあまりしない
などがありますが、いざ実践しようと思うと
・部屋数の少ない日本の賃貸アパートなどでは難しい
・日本の育児スタイルとは逆なのでまわりの理解を得にくい
という壁も。
本のレビューでも書かれているとおり、欧米では当然のようにおこなわれる「日常的なスキンシップ(ハグや頻回な愛情表現)」が前提としてのスケジュール管理……な雰囲気もあるので、やり方を間違えてしまうと子どもへの愛情が上手に伝わらない可能性もゼロではないかもしれませんね~。
結論:参考にする程度にしてみても!
とはいえ、
・赤ちゃんの生活リズムを整える
・ママの負担を減らす
などは、長い育児期間を考えれば非常に大切なことです。本ではいろんなことが厳しめに書かれていますが、重要な部分だけ読み取って自分なりに実践してみればOKかと。なので、「ままえり」さんのように“授乳と睡眠のタイミングだけ採用”という使い方はgood。(ジーナさん的にはダメかもですが)
大切なのは「ママと赤ちゃんが幸せかつ、元気に過ごしていける」こと! 主役はママと赤ちゃんです。
いろんな情報を参考にして、ご自身のライフスタイルに合ったものを見つけてみてくださいね~!
ままえりさん マンガ記事はこちら