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歯磨きの力加減を気にしたことはある?歯ブラシ圧が強いと起こりうるデメリット~ちぃ先生の手記第81回~

歯磨きの力加減を気にしたことはある?歯ブラシ圧が強いと起こりうるデメリット~ちぃ先生の手記第81回~
参照 : unsplash.com
こんにちは!元歯科衛生士で美容ライターのちぃです!みなさんは歯磨きのとき、どんなふうに磨いていますか? しっかり汚れを落としたいという考えから、強い力をこめてゴシゴシしているという方も多いのではないでしょうか。 しかし歯ブラシ圧が強いことには、実はたくさんのデメリットがあるんです!
歯磨きの力加減を気にしたことはある?歯ブラシ圧が強いと起こりうるデメリット~ちぃ先生の手記第81回~
参照 : unsplash.com
力を入れて歯磨きをしても、実際は汚れがあまり落とせておらず、十分なケアができていないことも……。 今回の記事では、歯科衛生士の資格を持つちぃが強い歯ブラシ圧の悪影響と適切な磨き方を解説します。 歯磨きの方法をマスターして、きれいで健康な歯を目指しましょう!

適正な歯ブラシの圧力はスマホより軽い?

歯ブラシ圧が強いと繋がる3つのデメリット

出典:ha-no-ne.com
それでは、歯ブラシ圧が強いとどのようなデメリットが考えられるのでしょう。3つに分けてご紹介します。

(1)歯のくさび状欠損

歯がくさび状に削りとられてしまう症状で、歯の根本が大きくえぐれたようになります。 「歯磨きくらいで歯が削れるの?」と感じるかもしれませんが、誤った歯磨きを長期間続けると削れてしまう傾向にあるようです。 歯は自己治癒で復元することがないので、1度削れるとそのままになってしまうケースも少なくないでしょう。

(2)歯肉退縮

歯肉は歯周病や加齢などが原因ですり減り、歯との間に隙間ができてしまうことがあります。 これを退縮というのですが、乱暴なブラッシングや歯ブラシ圧が強すぎることでも退縮を招きます。 歯肉が退縮すると歯の根っこの部分が露出し、そもそも歯の根っこには、歯の表面を覆っている硬い「エナメル質」がありません。 そのため、乱暴なブラッシングを続けていると根っこの面がどんどん削れて前述のくさび状欠損に繋がり、虫歯ができてしまう恐れがあります。

(3)歯肉の形が変わる

力いっぱい歯磨きをすると歯肉が傷つき、さまざまな形に変形してしまうケースがあります。 V字型に歯肉が裂開して切れ込みのようになってしまう「クレフト」と呼ばれる形や、歯肉のふちが輪状に盛り上がった「フェストゥーン」と呼ばれる形などがあります。 このように変形してしまった歯肉は、時間が経っても元に戻らないため、歯磨きは常日頃から丁寧に優しくするようにしましょう。

歯ブラシ圧が強すぎる人の特徴

出典:ha-no-ne.com
歯ブラシ圧が強すぎることにはたくさんのデメリットが考えられます。しかし、歯磨きの力加減はあまり気にしていないという方も多いのではないでしょうか? 元歯科衛生士としてちぃが見てきた患者さんにも、歯ブラシ圧を気にされている方は多くありませんでした。 とはいっても、歯ブラシ圧が強すぎるかどうかは自分ではわかりませんよね。 歯ブラシ圧が強い方には下記のような特徴がみられるので、当てはまっているか確認してみましょう。 ・歯ブラシを握るように持っている ・せっかち、面倒くさがり ・毛先の広がった歯ブラシを使い続けている ・粒子の大きい歯磨き粉を使っている ・歯磨きの最中に歯磨き粉をつけ直している ・強く磨かないと汚れが落ちないような気がする ・かための歯ブラシが好き 当てはまる特徴はあったでしょうか?中でも「せっかち、面倒くさがり」や「毛先の広がった歯ブラシを使い続けている」が当てはまった方は特に注意が必要です! せっかちな性格だと、とにかく早く歯磨きを終わらせたいがために、雑に力いっぱいみがいてしまう傾向があります。 しかしそれでは、歯の汚れがほとんど落とせませんよね。 また、歯ブラシが広がっているものを使い続けている場合は、歯肉に傷がつくだけでなく、歯肉炎や口内炎の原因となるリスクもあるため気をつけましょう。

適切な磨き方をレクチャー

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それでは、適切な歯磨きはどのくらいの強さがいいのでしょうか。 適正な歯ブラシの圧力は約100~200gといわれています。 約100gってどれくらいなのか、アナログなキッチン計りなどがある方は実際に調べてみてくださいね。 約100gはスマホよりちょっと軽いくらいです。「こんなに小さい力でいいの?」とびっくりしますよね。 どうしても力いっぱい磨いてしまう方は、歯ブラシをやわらかめのものに変えてみましょう。 そして歯ブラシは握るように持つのではなく、指先でペンを持つようにつまんで持ちましょう。 そうすることで力が入りにくく、細かく動かしやすくなります。 磨くときは、歯ブラシを歯に対して垂直に当てたら、およそ5mmくらいの細かいストロークで小さく動かしてください。 歯ブラシを大きく動かすと細かい部分の汚れが落ちませんし、不要な力が入りやすくなりますので、とにかく細かく動かすことを意識しましょうね。 また歯磨き粉は、研磨剤フリーのものを選んでみましょう。研磨剤がなくても、科学的に汚れを浮かして落とすサポートができるはず。 着色汚れに対応しているものもありますので、使ってみてくださいね。
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【ライター紹介】 ちぃ先生
歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。 コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。 美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha・no・neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。 ・ちぃ先生の手記まとめPART1 ~美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋~ ・ちぃ先生の手記まとめPART2 ~美容テク&お口の健康講座~

出典:歯磨きの力加減を気にしたことはある?歯ブラシ圧が強いと起こりうるデメリット~ちぃ先生の手記第81回~

出典:歯磨きの力加減を気にしたことはある?歯ブラシ圧が強いと起こりうるデメリット~ちぃ先生の手記第81回~

Hanone

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