薬剤師おすすめレシピは皮ごと温バナナ…心がバテない食習慣!秋のうるおいケアは「腸」から始めよう
夏から秋へと季節が変わる時期は、お肌の調子が不安定になるだけではなく、風邪をひきやすい、気分が落ち込みやすいなど……何かと不調を感じませんか?
そんな季節の変わり目の心とからだの変化を、今回は東洋医学の観点から紐解きます。
今回Ha・no・ne編集部(インタビュアー:リン)が取材したのは、薬剤師の大久保愛先生。
大久保先生は昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室をご卒業後、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人ではじめて国際中医美容師資格を取得しました。
現在は医療と美容の専門家として、商品開発やコラム執筆に留まらず、企業コンサルティングなど幅広く活躍されています。
そして2019年6月26日には、著書『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』を発売。早くも増版になるほどの人気ぶりで、話題を呼んでいます。
インタビューでは本書の内容をベースに、とくにこれからの秋に、私たちの心やからだに起こりうる変化や、摂るべき食べものなどを解説していただきました。
そして2019年6月26日には、著書『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』を発売。早くも増版になるほどの人気ぶりで、話題を呼んでいます。
インタビューでは本書の内容をベースに、とくにこれからの秋に、私たちの心やからだに起こりうる変化や、摂るべき食べものなどを解説していただきました。
ご購入はコチラ
ご購入はコチラ
医療と美容の専門家に聞く「心のバテ症状」との付き合い方
自然や季節の変化に影響を受ける「心」
Ha・no・ne編集部 リン(以下リン)
今回私も『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』を読んでみて、新しい発見ばかりで、かつ分かりやすくて……とても面白かったです!
「心のバテ症状」は、20代〜30代の女性にとって身近な悩みだと思います。本の中では、その要因の1つとして季節の変わり目や自然の影響について言及されていますが、それらが心にどのように影響するのか、教えていただけますか?
薬剤師 大久保愛先生(以下:大久保先生)
東洋医学では「陰陽五行」という思想があります。「季節に応じて感じやすい感情がある」という考え方なのですが、ここで言う「季節」とは一般的な四季「春・夏・秋・冬」にプラスして、湿気の多い時期「長夏」も含みます。
たとえば、春だと怒りやすくなったり、2月はイライラしやすくなったり。そのような季節ごとの心の動きを、本の中では年表で紹介しています。
リン
確かに、季節によってそのような感情になりやすいような気がします……。
本の中では気圧にもフォーカスされていますが、気圧の変化はからだに直接影響を及ぼすでしょうか?
大久保先生
耳鼻科系や胃腸が弱い人など、水分代謝が悪い人が気圧の変化に影響されやすいです。
個人差はありますが、気圧の変化で自律神経が乱れ、集中力の低下や、やる気の喪失などが起こる恐れがあります。
「秋」の季節に起こりうる心とからだの変化とは
リン
秋にはどのようなからだと心の変化が起こりやすいですか?
大久保先生
まず、便秘に気をつけるべき季節ですね。
涼しくなってきて摂取する水分量が減る影響もありますし、夏の冷房や冷たい食べ物や飲み物で、代謝が落ちている影響もあります。
その状態のまま「食欲の秋」ということで、化学調味料が多く含まれたものや、油っこいもの、甘いものを食べると、胃腸に負担がかかって悪循環になります。
心の変化で言うと、悲壮感を感じやすい季節です。ただ、これは人によっても異なりますので、本の中ではチェックリストを設けて判断できるようにしています。
リン
私もチェックリストで確認したのですが、ドンピシャで「春(肝)」でした!
大久保先生
月ごとの解説ページでは、全体の傾向プラス、より気を付けるべきことをまとめました。
感情の傾向や食べた方がいいものなどを、一週間ごとのアドバイスとともに解説しています。
リン
すごく分かりやすいです。
レシピなども書いてありますが、身近にあるもので簡単に手に入るのが嬉しいです。たとえば「温バナナ」は皮ごとできるのが楽ですね!
大久保先生
保存のしやすさも考えて紹介しています。
9月第2週目のところで紹介しているリンゴときな粉も、組み合わせると保存しやすくなります。
きな粉をまぶすことで、リンゴが酸化して黒くなるのを防ぐことができますし、刻んでタッパーに入れておけば気が向いたときに食べられます。リンゴの湿気をきな粉が吸って、砂糖がついていないのに甘くて美味しいんですよ。
秋に摂るべきは「腸」をうるおすもの
大久保先生直伝!「秋」に摂るべき食材
リン
秋に摂るべきおすすめな食べものはありますか?
大久保先生
腸と心をうるおす食べものを摂ってもらいたいですね。
9月第3週目で紹介している「オリーブオイルココア」は、便秘にすごくいいですよ。ココア自体に食物繊維がありますし、リラックス効果もあります。オリーブオイルは保温性が高い油ので、少量たらすとお腹を温めてくれますね。
あと、秋は「白いもの」がいいと言われています。
たとえばネギや玉ねぎ、ニンニクですね。これらの食材には、疲労回復効果のある「アリシン」が含まれています。秋は免疫が弱りやすい季節なので、積極的に摂ってほしいです。
また、10月第2週目で紹介している、納豆と白ゴマもおすすめです。
納豆は腸内環境を整える食材の代表格ですし、白ゴマは脂肪分が多く、腸を潤わせる働きがあります。納豆に白ゴマをかけて食べれば簡単に摂れますよ。
リン
確かに、それなら簡単に続けられそうです!私もやってみます!
辞書のように引いて心のバテ症状と付き合ってほしい
リン
大久保先生からHa・no・ne読者に向けて、『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』の魅力をお伝えいただけますか?
大久保先生
体調が乱れると「不摂生のせいかな」って自分を責めてしまう人が多いと思うんです。
でもこの本を読んで、季節や自然が心やからだにどう影響しているのかがわかれば「私のせいじゃないんだ」「みんなそうなんだ」と思えて、気持ちが楽になると思います。
また、この本には、腸や漢方、栄養学など、あらゆる理論を盛り込んでいます。
ですから、知識がすごく豊富になるんですよね。かつ行動しやすい内容しました。
理論を理解して行動に移せば、より生活に定着していくはずです。
何度も辞書のように引いて繰り返すことで、自分の心とからだが健康になっていって、最後は自立して「自分の食」を選べるようになります。
リン
確かに、お家にある辞書や、家庭医学の本みたいですよね!これまで感じていた不調が季節や自然が原因だとわかると、気持ちもポジティブになれます。
大久保先生への取材第1弾では、著書『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』の内容をベースに、自然や季節と、心やからだとの関わりを知ることができました。
また、秋には「腸と心をうるおす」食材が大切とのこと。
今回教えていただいた食材を参考に、私も夏の間冷えてしまったお腹を整えようと思いました。
インタビュー第2弾では、大久保先生が現在の「腸活×漢方×栄養学」に至ったルーツを探ります。
関連記事はこちらから
イスラエル発の大人気ボディケアブランド”SABON”と全国420店舗以上のホットヨガスタジオを展開する”LAVA”が初コラボレーション!コラボレッスン受講者限定のスペシャル特典も要チェックです!!
ベルギーヨーグルト ピュアナチュールは、美食の国ベルギーが生んだ、濃厚さとなめらかな舌触りの両方を楽しめる大人のためのハイブリッド型ヨーグルト!生乳本来の甘さを感じられる砂糖不使用タイプのプレーン味と、ヨーグルトとブルーベリーの二層仕立てでおいしさを詰め込んだブルーベリー味の2種類がついに発売開始!