本サイトはプロモーションを含みます

  • Up to you! トップ
  • 妊娠・出産

妊婦さんが気をつけることは?健康な「赤ちゃんの歯」のため妊娠中にできること~ちぃ先生の手記第76回~

妊婦さんが気をつけることは?健康な「赤ちゃんの歯」のため妊娠中にできること~ちぃ先生の手記第76回~
参照 : ha-no-ne.com
こんにちは!元歯科衛生士で美容ライターのちぃです! みなさんは妊娠中のママと、赤ちゃんの歯はどうなっているのか気になったことはありませんか?赤ちゃんの歯は生まれてから生えてきますが、実はお腹の中にいるときからすでに作られているんですよ。
妊婦さんが気をつけることは?健康な「赤ちゃんの歯」のため妊娠中にできること~ちぃ先生の手記第76回~
参照 : ha-no-ne.com
妊娠中のママの食生活は、赤ちゃんの歯に大きな影響をもたらすと考えられています。 赤ちゃんに少しでも丈夫な歯を作ってあげたいと思う妊婦さんたちに、妊娠中に起こりやすい口腔内の変化や気をつけたいことを、歯科衛生士の資格を持つ、ちぃが解説します!

生まれてくる赤ちゃんのために今から知っておきたい知識

妊娠中におこりやすいお口の中の変化

出典:ha-no-ne.com
まずは、妊娠中のお口の変化についてみてみましょう。かつては「一子生むと一歯失う」といわれていたほど、妊娠中の女性はお口のトラブルが起こりやすい傾向にあります。 妊娠すると、身体に下記のような変化が起こります。 ・つわりによる口腔清掃不足 ・食べ物の好みの変化や間食の増加 ・唾液の量や性質の変化 ・女性ホルモンの働きの活性化 このような変化が、妊婦さんの歯と歯ぐきにトラブルを招く原因につながるでしょう。 また、つわりによる吐き気などがつらいと、歯磨きを始めとしたオーラルケアがおろそかになってしまうことが考えられますよね。 妊娠中にすっぱい食べ物が欲しくなる、口が乾くような感覚がするのも、これらの症状と関係があるようです。 しかし酸味の強い食べ物ばかり食べ続けていると、口の中の環境が酸性に傾き、虫歯になりやすくなってしまいます。 また歯周病菌の中には、女性ホルモンを餌にする菌がいます。妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの働きが活発になるため、それらの歯周病菌が活発になり、歯肉が腫れやすい環境になるケースも……。 これを「妊娠性歯肉炎」といいます。 ひとつひとつの原因をみると、自分ではどうしようもないことのように思ってしまうかもしれません。 ですが、普段以上に丁寧なオーラルケアを心がけることで、妊娠中でも虫歯や歯周病にならないように対策できるでしょう。妊娠をきっかけに、自身のオーラルケア習慣をいちど見直してみるのも良いかもしれません!

生まれてくる赤ちゃんの「歯」のために覚えておきたいこと

出典:ha-no-ne.com
では次に、赤ちゃんの歯についてみていきましょう。 妊娠7週頃に、赤ちゃんの歯の芽ができ始めます。このときお腹の赤ちゃんはまだ11mmぐらいの大きさです。 妊娠4~5ヵ月ころには石灰化といって、乳歯が硬くなっていきます。 そして妊娠3ヵ月~4ヵ月頃には、永久歯胚もつくられ始めます。 意外なことに、生まれる前から永久歯の種は形作られているんですよ! そのため妊娠中の母親の疾患や服薬は、赤ちゃんの脳や身体だけではなく、お口の中にも影響を及ぼす可能性があります。 赤ちゃんの歯の芽を大切に育てるためには、特に歯の形成に必要なたんぱく質やカルシウム、ビタミンを多めにとるよう意識することが大切です。 バランスの良い食生活を心がけることで赤ちゃんの歯質が強化されますし、ママさんの健康にも良いでしょう。

赤ちゃんの「歯」のために妊婦さんができること

出典:ha-no-ne.com
赤ちゃんの歯を丈夫に育てるためには、どんな栄養素を摂取することが大事なのでしょう? 妊婦さんが積極的に摂りたい栄養素を一覧にまとめました。 ・歯の基礎の強化…良質のたんぱく質 ・歯の石灰化&歯質の強化…カルシウムやリン ・カルシウムを補う…ビタミンD(石灰化の調整、カルシウムの代謝) ・歯のエナメル質の土台…ビタミンA ・歯の象牙質の土台…ビタミンC カルシウムとリンは、歯の組成そのものなので特に重要な栄養素です。 カルシウムは牛乳や小魚などに含まれているのがよく知られていますね。 リンは肉類や魚介類、卵などに含まれています。 たんぱく質は肉や魚だけではなく、卵や植物性の大豆などのたんぱく質も幅広く摂取するようにしましょう。 またビタミンDは、太陽にあたる(日陰でもOK)ことで生成されます。 これらの栄養素はサプリメントなどで摂取するのも良いですが、適度に太陽の光を浴びてバランスのとれた食事をとり、規則正しい生活をすることで、妊婦さんが心身ともに健やかでいられるのではないでしょうか。
出典:ha-no-ne.com

妊娠期の歯のケアについて / クリニカ

妊娠期の歯のケアについて / クリニカ

参考URL

【ライター紹介】 ちぃ先生

歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。 コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。 また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。 美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha・no・neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。 ・ちぃ先生の手記まとめPART1 ~美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋~ ・ちぃ先生の手記まとめPART2 ~美容テク&お口の健康講座~

出典:妊婦さんが気をつけることは?健康な「赤ちゃんの歯」のため妊娠中にできること~ちぃ先生の手記第76回~

出典:妊婦さんが気をつけることは?健康な「赤ちゃんの歯」のため妊娠中にできること~ちぃ先生の手記第76回~

Hanone

関連記事はこちらから

よくある「ホワイトニング失敗談」とその解決方法について歯科衛生士が解説!~ちぃ先生の手記第75回~

よくある「ホワイトニング失敗談」とその解決方法について歯科衛生士が解説!~ちぃ先生の手記第75回~

今回は、元歯科衛生士だからこそ知る、みなさんのさまざまな「ホワイトニング失敗談」を解決策とともにご紹介します。ホワイトニングをする前に知っておいてほしいこと、ホワイトニング中の食事や痛みなどについて説明していきますので、ホワイトニングを検討中の方はぜひチェックしてください!

キシリトールガム1日5粒を1回5分間噛み続けると50%のむし歯予防効果に~ちぃ先生の手記第74回~

キシリトールガム1日5粒を1回5分間噛み続けると50%のむし歯予防効果に~ちぃ先生の手記第74回~

こんにちは!元歯科衛生士で美容ライターのちぃです!キシリトールガムが歯に良いという話はよく耳にしますよね。歯に良いならと考え、他のガムではなくキシリトールガムを選んだ経験がある方もいるのではないでしょうか。

災害が起きて避難しなければいけない時オーラルケアはどうしたらいい?~ちぃ先生の手記第73回~

災害が起きて避難しなければいけない時オーラルケアはどうしたらいい?~ちぃ先生の手記第73回~

こんにちは!元歯科衛生士の美容ライターのちぃです!みなさんは日頃から防災の準備は整えていますか?今回は、歯科衛生士の資格を持つちぃが、もし災害が起きたらどうしたらよいのか、持ち出し袋に入れておくべきアイテムについてなど、基本的な災害時のオーラルケに関する知識を解説しましょう。