「ひらがな」の練習っていつから?実は“時期の早さ”は“頭の良さ”との関係ナシ、子どものペースが大事ですよ~!
子どもの教育でママたちがまず悩むのが「ひらがな」です。何歳から?習い事は利用する?幼稚園にお任せしてていい?などなど気になることは盛りだくさん!
だいたい4~5歳から「ひらがな」の読み書き学習を始める子が増えますが、その子のペースに合わせることが大切です。入学前には自分の名前が書けるようになることを目標にしましょう♪
目次
まわりの子ができてるとちょっと焦る……
ママやパパにとって、子どもの成長度合いは非常に気になるものです。〇〇ちゃんは「うんてい」を上手にできてる、〇〇くんは数字を数えることができる……もし我が子がまだできないことばかりだったら、ちょっと焦ってしまったりも。
4歳頃から特に気になり始めるのは「ひらがな」で、この時期は習い事を始めた子とそうでない子の差が大きくなりがちです。「うちの子もがんばってやらせるべき!?」と思ってしまいますが、焦らなくて大丈夫なのだそうですよ。
女子と男子、個人差などがあります
内科医で幼児教室ひまわり塾長・熊野貴文氏によると、
・6歳くらいまでの子どもは、ひらがなを「絵」として見ているため、文字の違いを認識するのが難しい
のだそう。
興味を持ち始めた段階でひらがなを積極的に習い始めるほうが、イヤイヤやるよりも断然効果的。その時期というのが…
・女の子の場合は4~5歳
出典:www.himawari-child.com
・男の子の場合は幼稚園の年長さんの時
この年齢がベストだと思う、と熊野貴文氏は言われています。
ひらがなはいつから、どんな教え方をすれば良いのでしょうか?子供にひらがなを練習させる際の注意事項について、灘中学卒の私の意見をお伝えしています。
まずは「名前」の練習から
幼稚園や保育園へ入ると、お友達からお手紙をもらったり、何かに自分で名前を書いたりする機会も増えてきます。そうなると自分の名前を書く練習をみずから始めたりも。
もちろん最初は上手に書けなくて当然なので、その「努力と結果」を褒めてあげましょう。
「ここはもう少しこうしたほうがキレイだよ~」とかちょっと口を出すと、「もういい!しない!」となったりも……(ウチのことです(´;ω;`)
パズルやワークなど“気が向いたとき”にやってみても
ひらがなを覚えるためのおもちゃやワークなどは「使わなきゃ!」と思ってしまいがちですが、興味を持っていないなら強制はNGです。
ときどき、子どもとのやりとりの中でふと「あ、ワーク見れば分かるんじゃない?」とか「ひらがなパズルやってみれば分かるかもよ」などじんわり誘導してみるくらいがオススメですよ~(笑)
遊びながら楽しめるなら早くても良いですが、あまり遅くから始めると子どもがちょっと大変に感じる場合も。
小学校入学時には「自分の名前は書けるようにしておく」という学校もあるので、入学前には自分で名前は書けるようにしておきたいですね~。
姉妹でも全然違うので、その子のペースを見守りましょ
ウチの7歳長女は幼稚園でお友達からもらったお手紙の返事を書くためにひらがなの練習を始め、ワークなどを使ってスムーズに上達しつつ小学校2年になった今、字はわりとキレイなほう。
しかし次女4歳は最近「自分の名前を書くこと」に興味を持ち始めたものの、まだひらがなが上手に書けないし読めません。「ワークをやってがんばっている自分を褒めてもらいたい」の気持ちが優先しているようで(笑)、頑張ってるね~!と褒めると満足そうなドヤ顔をします。
環境的には次女の方が「早く上達しそうな環境」にいるにも関わらず全然上達しないのは、やはり個人差が大きいのだろうな~と思いながらゆったり見ています。
小学校までにひらがなの読み書きができるようになるのだろうか……? と少し不安になるときもありますが、できなかったらその時はそれを受け入れ、その子のペースに合わせて寄り添っていくしかありません。
子どもは自分とは違う“別の人間”だからこそ、強制するのではなく「適切に見守る」ことが大切です。
その子の才能は「ひらがな」だけでは見えない
子どもにとって最初の勉強となる「ひらがな」の習得がが早いか遅いかで、その子の頭の良さや才能が決まる、という訳では決してありません。
熊野貴文氏は、
ひらがなが読み書き出来ることは子供の能力のほんの一部である
出典:www.himawari-child.com
と言っています。大切なのは、いろんな遊びや経験を通して培われる「考える力」だそう。
たしかにAIやロボットが多くの仕事を担っていくこれからの時代には、“上手に作業する力”よりも“考えて行動を起こす力”がより重要になりそうです。
もちろん読み書きが上手にできるのは素晴らしいこと! しっかりと褒めて、どんどん伸ばしてあげましょう。
でも読み書きができなくても焦らなくて大丈夫。ゆっくりその子のペースで学習していきましょう!
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