許せない…子ども向けを装って突然不適切シーンを流す動画『エルサゲート』が悪質すぎる
インターネットの動画サイトでアニメを見ていたら、急に不適切な映像に切り替わってしまったーーー『エルサゲート』と呼ばれる悪質な動画が、大きな問題となっています。
『エルサゲート(Elsagate)』って何?
『エルサゲート』とは、不適切なシーンを含む動画そのものや、それらが家族向けを装って拡散されている状況のこと。
再生数を増やすためなのか、こうした不適切動画の中で何故かよく取り上げられる有名キャラクターの名前『エルサ』と、スキャンダル関連の出来事に用いられる接尾語『-gate』が合わせられた造語です。
以下に挙げる動画は、実際にYou Tubeへ『Elsa Gate』として投稿されているものです。
有名アニメの主人公に似たキャラクターが、お風呂で遊んでいますが…
しばらく見ていると、可愛らしい画風とは裏腹な不穏な展開に。
いじわるなことをされた報復(?)に、他の登場人物を凍らせてしまいました。
動画ではこの後も、怪我をして流血するなどのショッキングな場面が続きます。
このように、『エルサゲート』は一見すると可愛らしいアニメ動画なのに、暴力や性描写、ホラーなど、子どもには刺激の強すぎる場面が差し込まれているのです。
被害報告も続々…『エルサゲート』への様々な声
朝見かけた「エルサゲート」。
— echo@2歳娘と、2ヶ月息子 (@echo_h27baby) 2018年1月23日
娘が1歳の時に、ディズニーのパッチもんみたいな動画をママ友に教えてもらって少し見たことがあるんだけど、アレだったんだ!当時は「教育に悪いね」ってすぐ見るのやめたんだけど、改めて調べてたら怖くなってきたよ…
エルサゲートの何がいけないって
— なりの星 (@NariStar777) 2018年1月30日
もともと子供が楽しむためのものに残虐表現を付け加えた挙句
それを子供が見れるような環境に送り出していることなんだよなあ…。
エルサゲートの怖いところって既存の人気キャラをあえて使用して子供が動画を見るように誘導してるところ
— 針鼠 (@775311201_) 2018年1月23日
ディズニーやアンパンマン、いないいないばあのキャラも使われていて明らかに個人の趣味とは思えない。どう考えても子供に見せるために作られている
『エルサゲート』には、人気アニメやキャラクターの名前、幼児教育を装ったタイトルを付けられていることが多いそうです。
パッと見ただけではわからないところが、本当に悪質ですよね…。
不適切な画像・映像で人を驚かすコンテンツは昔から散見されており、筆者もインターネットに触れ始めた頃に見てしまって驚いた経験があります。
当時は「悪趣味な悪ふざけ」くらいに思っていましたが、親になった今、こうした悪意が子どもたちへ向けられているのかと思うとゾッとします。
針鼠の垢を見てる子持ちのユーザーさんは気をつけてほしい…
— 針鼠 (@775311201_) 2018年1月23日
エルサゲート動画って横からちらっと見ただけでは気づかないから
楽しそうな音楽とよく知ってるキャラクターで作られてるから安心して子供に見せてしまうんだよね
親の気づかないうちに子供の人格に悪い影響を与える、それもジワジワと
『エルサゲート』問題については、動画投稿サイトや検索エンジンなどでも対策が講じられているようです。
ただ、該当数が多かったり、不適切な部分が巧妙に隠されていたりで、問題のある動画は現在も簡単に目につくところに存在しています。
今回これらの関連ニュースなどを見ていて感じたのは、自分の子どもが『エルサゲート』を見てしまったとして、それに気付けないのが一番怖いなということでした。
不適切なコンテンツはなるべく遠ざけたいけれど、全てを排除することは難しい…今後もしネットの動画を見せる時には、子どもの様子に気を配るなどして自衛の方法を考えると良いかもしれません。