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「赤ちゃんが乗っています」「Baby in Car」このステッカーの意味、知っていますか?

「赤ちゃんが乗っています」「Baby in Car」このステッカーの意味、知っていますか?
参照 : www.flickr.com
街中の車でよく見かける「Baby in Car」「赤ちゃんが乗っています」などのステッカー。みなさんも自分の車に貼っていますか?論争を呼んでいるこのステッカー。どんな意味があるのでしょうか?
「赤ちゃんが乗っています」「Baby in Car」このステッカーの意味、知っていますか?
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目次

「赤ちゃんが乗っています」「Baby in Car」の意味とは?

文字通り、このステッカーを貼っている車には「赤ちゃんが乗っています」ということを伝えるためのサインです。もともとは1984年9月にアメリカのセーフティーファースト社が、安全運転励行の目的で発売した「Baby on Board」ステッカーが最初と言われています。その後、日本でも日本人でも分かりやすい英語に…という流れで「Baby in Car」「赤ちゃんが乗っています」というサインになったのです。
出典:www.flickr.com
マタニティマークと同様、この「赤ちゃんが乗っています」ステッカーは議論を呼んでいます。その背景には、このステッカーを貼っている側の意図が分からない、曖昧だということがあります。さらに、サインを受け取った側がどうしたらいいのかわからない、という2点が議論を呼んでいる理由と言えそうです。「マタニティマーク」はある程度議論を経て、電車での席を譲ったり・・・と具体的な行動に結びつけやすいのですが、この「赤ちゃんが乗っています」サインには、受け手側にとってほしい行動に対する議論が見当たりません。だからこそ、サインの受け取り手が戸惑う、不快に感じる・・・という流れがあるようです。

赤ちゃんが乗っています」の意味って何?たまに、道路や高速道路、駐車場や色んな場所で「赤ちゃんが乗っています」など「子供が乗っています」というシール(?!)が車の後ろに貼ってあります。あれがすごく気になります。「お年よりが運転しています」とでもあれば じゃー気ぃつかおうか とでもなると思いますが、「赤ちゃんが乗っています」と書かれてあれば何をすればいいのか分かりません。

出典:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

レスキュー隊へのメッセージ?!説

そもそも、この「赤ちゃんが乗っています」サインの意味を考えるときに、よく目にするのがこの「レスキュー隊」へのメッセージ説です。海外で起きた痛ましい事故がきっかけでこのサインが作られたというものです。
出典:stocksnap.io
「赤ちゃんを一緒に乗せた親子が事故にあってしまった。両親と大きな子供はレスキュー隊によって助けられ命をとりとめたが、後部座席に間に隠れてしまっていた赤ちゃんは見過ごされ、命を落としてしまった。その両親がこのような悲劇を繰り返さないために、自分たちが話せない状況でも赤ちゃんの存在をレスキュー隊に伝える意味でこのステッカーの普及に努めた」という話がもとになっています。とても分かりやすい「サイン」の意味ですが、実はこちらは本当にあった話ではないということがわかっています。

「赤ちゃんが乗っています」「Baby in Car」で周囲に伝えたいことは?

一方でこのサインの開発者であるマイケル・ラーナーはこう語っています。「私の18か月の甥を乗せて運転しているとき、周りのドライバーたちに追い詰められて、切り捨てられているように感じた。初めて子供を乗せているときに親たちがどう感じているかを実感できたんだ」。そんな経験から「赤ちゃんや小さな子どもを乗せた車には、いつも以上に安全運転を気遣ってほしいという注意や理解を求める意味がある」として、このサインを開発したとのことです。
出典:stocksnap.io

自動車教習所に勤めていた父は「ゆっくり走っていたとしても、あおらないでほしい」「何かあったときに、停車するかもしれない。そのときはごめんね」
という意味があると言っていました。何をすればいいとかいうことじゃなく、そういうときには寛容にお願いします、という意味ではないでしょうか。

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『赤ちゃんが乗っているので、普通の車より車間距離をあけて、ぶつからないように余計目に気をつけて下さいね』っていう感じの親心じゃないでしょうか?または、『赤ちゃんがぐずった時に気をとられて、変な運転になりますよ』っていう警告とか。。。

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確かに、赤ちゃんが急にグズったり、子供たちが手の届かないところでなにか危険な状態になったとき、運転していたら慌ててしまいますよね。そういった不測の事態が生じることが(他のドライバーより可能性として)あるよ!ということを伝えるために貼っておく意味はありそうです。また、周囲に求めるだけではなく、自分自身へ「安全運転!」の戒めも含めてということも、理解しておきましょう。

海外では・・・どうなっているの?

最後に、もともと海外で始まったこの”Baby on Board”「赤ちゃんが乗っています」サインですが、海外ではその後どうなっているのか、お伝えしたいと思います。実は、アメリカなどではパロディ化が進んで、ジョークとして貼るケースが増えているようです。
例えば “Baby I’m Bored”「ベイビー、私飽きた」や “Pit Bull on board”「ブルドッグが乗っています」、”Mother-In-Law in Trunk” 「お姑さんがトランクに乗っています」(笑)などが有名になったそうです。
出典:www.amazon.com
一方、イギリスではその後もブームが続き、Baby赤ちゃんではなく、「プリンセス=お姫様が乗っています」に発展していったとか。キュートですね♪
出典:www.amazon.co.jp
様々な議論を呼ぶこのステッカー。意味の曖昧さから、受け取り手側の戸惑いがあり、論争になっています。ステッカーを貼る側の親としては、「初めての赤ちゃんを乗せての運転に緊張」「後ろのベビーシートでギャン泣きする赤ちゃんが気になって、運転に集中できない」「後ろの席で子供同士がケンカしていて、運転しながらイラついてしまう」そんないろいろなシチュエーションが思い浮かぶと思います。運転する側もその周囲も、不測の事態に備えながら安全運転を心がける。そんなきっかけを与えるステッカーになるといいですよね。みなさん、今日も安全運転、よろしくお願いいたします!

車の「赤ちゃんが乗ってます」サインの意味知ってる?イタリア語では「ベベ・ア・ボルド」

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イタリア語の Bebe' a bord、車によく貼られている「赤ちゃんが乗ってます」のサインです。カスタマイズ版もあり、よく使われているのを見かけます。