お気に入りの瓶と、旬のフルーツで挑戦!親子で春の果実酒作り
自家製の果実酒といえば梅酒が有名ですが、他にも色々なフルーツで作ることができます。旬の時期に仕込んでおいて、飲み頃までわくわくしながら待つのも楽しい!ポイントを押さえれば、意外と簡単な果実酒。お好みのフルーツで挑戦してみませんか?
まず、容器を選びましょう! ・・・
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・・・ちょっと前に流行った『メイソンジャー』、台所に眠っていませんか?
数年前に一躍ブームを巻き起こし、スムージーやサラダを入れたお洒落な写真がSNSを賑わせていた『メイソンジャー』。瓶自体の可愛さもあって、つい買ってしまったという人も多いのでは?
メイソンジャーは、元々ジャムやピクルスなど保存食を作る際に用いられる、密閉性の高いガラス瓶。煮沸消毒することができるので、実は果実酒作りにも向いているのです!
フルーツたっぷりで、見た目も素敵な果実酒。お気に入りの可愛い瓶を使えば、より気分が盛り上がりますね。
もちろん、密封できるガラス容器であれば、他のものでもOKです!
<分量と瓶のサイズについて>
瓶の容量=使用するお酒の約2倍
よくある梅酒作りの場面で、ひと抱えもある大きな瓶に、どっさりの梅!大量の氷砂糖!
という光景を見かけますが(笑)
梅酒でも他の果実酒でも、少量から作ることができます。
ただ、あまりに少ないと、おそらくあっという間に飲みきってしまうので…
『どのくらい飲みたいか』を、ご自分の心とよく相談なさって分量を決めてください!
どの瓶を使うか決まったら。
【下準備】洗った瓶を煮沸消毒して、よく乾かしておく!
ぐらぐら煮立てたガラス瓶は本当に熱い&取り出す時にお湯が垂れるので、火傷に気をつけて行ってください。
果実酒作りの工程で、火を使うのはここだけ!以降は、お子様にも手伝っていただけます。
<フルーツ選び>
春といえば、苺、キウイ、さくらんぼ…“旬”のものをセレクト!
これは野菜にも言えることですが、旬の時期に収穫されたフルーツは、最も栄養価が高くて美味しい状態!
お値段も手頃になるので、是非旬のものを選びたいですね。
では、早速作っていきましょう!
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材料(750ml瓶の分量)
お好みのフルーツ:200g
氷砂糖:50g
ホワイトリカー(甲類の焼酎)✳︎:350〜400cc
✳︎アルコール度数が35度以上であれば、他のお酒を使うこともできます。
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1. 傷みのないフルーツを選り分けて、洗う
苺はヘタ付きのまま水洗い。キウイなら、皮をむいて厚めの輪切りにする。
柑橘類やリンゴなどを使う場合は、皮ごとでもOK。
✳︎上手に作るコツ✳︎
フルーツの大きさを均等にする。傷んでいる部分は使わない。
長期熟成させるので、なるべく新鮮なものを使いましょう!
2. 清潔な瓶に、材料を詰める
煮沸消毒してよく乾かした瓶の中に、フルーツ、氷砂糖、ホワイトリカーの順に入れて、しっかりと蓋をする。
3. 熟成させる
日の当たらない涼しい場所に置いておく。
時々、瓶を揺らして中が混ざるようにすると、溶けた氷砂糖が全体へ行き渡ります。
気温の低いうちは常温で。暖かくなってきたら、冷蔵庫か野菜室で保存すると安心です。
4. 飲み頃は2ヶ月後から!フルーツを引き上げて、ついに完成♡
特に苺の場合、比較的すぐにお酒に色が移るので「一週間くらいで飲める」という意見もあります。でもせっかくなら、一番美味しいタイミングを待ちたいですよね!フルーツとお酒が調和した味わいが楽しめるのは、2ヶ月経った頃から、と言われています。
さて、ようやく出来上がった果実酒。フルーツがゴロゴロしている様子はとても可愛いですが、苺などの柔らかいものを長く漬けておくと、お酒が濁ってしまいます。
ガーゼやコーヒーフィルターを使って、保存用の瓶(煮沸消毒をお忘れなく!)へ移せば、今度こそ完成です!
フルーツを引き上げた後でも、お酒は熟成が進みます。時間をおくほどまろやかに!
ロックやソーダ割りなど、お好みの飲み方でどうぞ!
<おまけ>引き上げたフルーツは、ジャムなどのスイーツ作りに♪
役目を終え、色の抜けたフルーツ・・・
ずっとお酒に浸かっていたので、そのまま食べるのは難易度が高いですが(笑)
ひと手間で、スイーツに生まれ変わります!
おすすめは、手軽なジャム。グラニュー糖、レモン汁と一緒に煮込んで作ることができます。
お菓子作りの得意な人は、パウンドケーキやクッキーに混ぜても良いですね。