駅まで閉鎖!意外すぎるロンドンのクリスマス
海外のクリスマスは日本とは違うとは分かっていても、住んでみてその違いに驚くこと多数!冬の厳かなムードは日本のアレに似ています。激混みな物流に花粉の舞うツリーなど、キレイで素敵だけではないイギリスのクリスマス、現地より2年目のクリスマスを迎える筆者がお届けします。
クリスマスツリーは基本、生(なま)!
12月は街がツリーだらけに
12月に入ると、花屋やスーパーなど、至るところで生のモミの木が売り出されます。
大きいものから小さいものまで売られており、引きずって帰る人も多数。
家の窓(カーテンを閉めず家のインテリアを見せるようにしているおうちが多いです)から立派なツリーが飾られているのを沢山目にする時期です。
我が家はまだトライしていないですが、花粉が出たり、葉がボロボロ落ちたりとお手入れも少し大変だとか。
しかしやはり生木は迫力があって素敵です。リースも、生のものが一般的。
街の中でも生のものがほとんど。こちらに来てから、むしろ生以外のツリーがレアな存在となりました。
近所のお花屋さん。生木や生リースが沢山売られています。
年明けはリサイクルごみに!?
イギリスでは、クリスマスツリーは1月6日まで飾るのが慣習。
その為、1月2週目にはクリスマスツリーの回収日が設けられており、いっきに回収してくれます。
道端に役目を終えたツリー達がゴロゴロ横たわっている絵は結構シュール。
モミの木のいい香りは格別。来年こそは購入しようと思っています。
交通機関ストップ、お店もクローズ!
レストランでディナー♪・・・は不可!?
「海外のクリスマスは家族のためのもの」
予備知識として知ってはいましたが、バスも電車もクリスマス当日は全面運休。駅もシャッターが降りています。
お店もほとんどが閉まっており、筆者の住む街はアラブ系のコンビニエンスストア以外全てクローズ。歩いている人もほとんどいませんでした。
そう、「家族と過ごす」以外の選択肢が物理的にないのです。病院やショップも12月下旬は閉まりだし、お休みモードに。
ネットショップ含めスローに
そんなお休みモードはネットショッピングにまで波及。
Amazonなどのお買い物は「before Christmas」かどうかを見ないと、年内に届きません!
クリスマスプレゼントとは関係なさそうなグッズでも「After Christmas」という表示になっているもの多数。
クリスマスプレゼントも早めの準備が必要です。
スーパーが閉まる前(イブ)には買い出しを済ませ、当日は家族や親戚と集まって団らん。
日本のお正月と過ごし方が似ています。
クリスマス明けは最大セールで大盛況
12月26日はセールの日
クリスマスの団らんから一夜明けると、ボクシング・デーという休日。
この日はセールでとても盛り上がります!
まずテレビのCMは全てセールに関するもの。洋服や雑貨はもちろん、カーテンやバスタブといったものまでありとあらゆるものがセールに。
大手デパートのセールに並ぶ人々へのインタビューや、セールの経済効果が番組で放映されるのは日本の初売りに近い感覚です。
同じものでも店頭よりネットの方が安い場合もあるので、事前チェックが大切。
我が家も日用品を大量に狙っています。
冬の厳かなムードはやはり、日本でいうところのお正月。クリスマスにいくら使うのかが経済紙にクローズアップされるなど、気合の入れ方もお正月並み。
ちなみに「お正月休み」は逆にない為、1月2日からは通常運転になります。
早いものでもうすぐクリスマス、楽しみですね!