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壮絶!0歳から?日本より過酷な海外の「小活」~ロンドン~

壮絶!0歳から?日本より過酷な海外の「小活」~ロンドン~
日本の「保活」の大変さは広く知られていますが、イギリスでは小学校探しがとても大変なのです。今回は都市ロンドンでの過酷な小学校入学への道のりをご紹介。意外なシステムにビックリです!
壮絶!0歳から?日本より過酷な海外の「小活」~ロンドン~

ロンドンでの小学校探しは大変!

イギリスには「Postcode Lottery(ポストコード・ロッタリー)」という言葉があります。 ズバリ、郵便番号を使ったくじ、という意味。どの地域に住むかどうかで生活の質が全く変わってしまうということを表した言葉です。 小学校もその一つ。

4歳から小学校スタート

イギリスでは、なんと4歳から小学校生活が始まります。 5歳で小学校1年生が始まり、その前の年はレセプションという学年で小学校に通い始めるのです。

国が小学校の格付けランキングを発表

イギリスには学校の評価を行う第三者機関があり、総合評価で4段階に分かれています。 皆いい学校にこどもを入れたいので上位ランキングの学校に入るのは至難の業! 行きたい小学校に入れない、ということは非常によくあるのです。 そんなロンドンでの小学校探し、驚きの過酷さについてご紹介します。

過酷ポイント①生まれた瞬間に登録が必要!

私立の小学校は、登録をした順番に入学が許可されます。つまり、早いもの順! 赤ちゃんが生まれたら、パパの仕事は小学校に入学希望の届けを出すこと! 私立にこどもを通わせたい場合、生まれてから考えるのではもう遅いのです。 ちなみにこれは幼稚園や保育園でも同じ。私立に入れたいママたちは妊娠中から小学校を選ぶ必要があります。

過酷ポイント②学校からの直線距離が超重要

公立の小学校は、上記の私立とは違い登録時期が決まっています。 しかし、学校からの直線距離が非常に大切なのです。 こちらで家探しをしている時、物件情報に駅からの近さや家の広さと同じように、「どこの学区内か」ということが大切な情報として書いてありました。 何故大々的に書いてあるのか不思議でしたが、これが公立小学校に入学できるかの最大のポイントだったのです。

入学出来たらその後引っ越してもOK

面白いのが、入学を勝ち取ればその後はどこに住んでも構わないというルール。 その為、希望の公立小学校に入学するためにだけ引越しをする人も少なくありません。 人気の小学校付近は家賃も高くなっています。

3階はOKで12階はダメ?

シンプルに学校から家までの直線距離で判断されるため、同じマンションに住んでいても階数の違いで入学できなかった。。。という都市伝説的な話が出回るほど。 「わざわざ小学校の為に引っ越したのに、もっと近いところで巨大マンションの建設が始まってしまったわ」と嘆くママ友に遭遇したこともあります。 入れなければ、他の学区に通わなくてはいけないケースも。どこに住むかは非常に重要なのです。

過酷ポイント➂それでも兄弟枠が優先 

このように時には引越しも伴う過酷な小学校選びですが、どんなに近くに住んでいても、既に兄弟姉妹がその学校に通っている場合はその子が優先的に入学できる仕組みとなっています。 学年によっては30人中半分以上が兄弟枠ということも・・・!長男長女はすでに不利なのです。

過酷ポイント④他校に通いつつ順番待ちする子多数

希望の学校に入れなかった場合、ほかの小学校に通う他ありません。 その場合はウェイティング・リストに名を連ね、転校などで枠が空くのを待ちます。 人気小学校の隣に住んでいても、兄弟枠で埋まってしまっているので他校に通いつつ順番待ちをしているというケースを聞いたことがあります。
インターネットで格付けをチェック、引越しも検討とロンドンの小学校選びは本当に大変。 こどもたちの為にパパママは情報交換に必死です。 日本にもいずれこんなシステムがやってくるかも?