心理学者アドラー流!すぐ実践「~しない」子育て術
①「怒らない」子育て
「叱って育てる」は、親が正しいと思っている方向へ、強制的に向かせる方法です。正しいと思っている方向を向かせるために、「怒り」の感情などを使うのが特徴です。
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「おこる」などの感情表現は「他の人を自分の思ったように動かすためのもの」と考えます。
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だから「怒っている」ことを演じて、子供に言うことを聞かせるのはやめよう、ということです。
②「ほめない」子育て
子供も大人と平等であり、縦の関係ではなく、横の関係です。
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アドラー心理学では縦の関係を否定し、横の関係を重視しています。
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縦の関係を否定する理由は、
・劣等感は縦の関係から生まれてくる意識
・縦の関係の背後にある目的は支配や操作
です。
これは「自分の感情」なので、相手にたいして何も強制することもなければ、決めつけたりすることもありません。
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そのため相手はすんなり受け入れられます。
例えば、上述のテストの例であればこういう風に答えることもできるでしょう。
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「100点取ったよ」
「そっか、100点取ったんだ。君はそれでどういう気持ちかな?」
「うれしいよ」
「そっか、あなたが嬉しいと私も嬉しいよ」
人には他者貢献をしたいという本質的な欲求があります。ありがとうと言う言葉は人に貢献できたという気持ちを芽生えさせてくれる魔法の言葉です。
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③「助けない」子育て
子育てに熱心な親御さんほど「失敗経験をさせない親」になりがちだとしています。「こうすればうまくいくよ」「この通りにしないと失敗するよ」とレールを敷かれた子供は、失敗経験ができません。そして、親の力が及ばなくなった受験や就職活動、仕事で失敗をしてしまうと、立ち直ることができなくなってしまいます。
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まず大切なのは、子供が「くじけない力」を身につけるためには、親自身が、失敗経験を成長のチャンスと捉え、つまずいてもいい、失敗していいという考えを持ちながら、子供に接することです。
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④比べない子育て
できている部分を見つけ、そこを伸ばすように求めるのです。比較をするのは他人ではなく過去のわが子と現在のわが子。「自己ベスト更新」を褒めてあげましょう。
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意識的にせよ無意識にせよ、人と自分、他人の子と自分の子を比べる子育ては結果的に自分も子どもも苦しめてしまうものだと思うので、できるだけ多くの方にアドラー流の育児の仕方を学んでもらって気楽に子育てしてもらえるようになればいいなあと思っています。
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おすすめはこの3冊!
アドラー博士が教える子どもの「考える力」を引き出す魔法のひと言
アドルフ・アドラーに学んだ著者が、子育てにおいての子供に対する話し方をわかりやすくつづった本。子育て世代のお母さんでもわかるように、とても平易に書かれている。200ページほどだが2時間あれば読める。実践的なものが多いのでそのまま取り組みにつながる点もいいかと思う。書かれていることはとても大切なことだと感じた。
出典:books.rakuten.co.jp
『子育てのためのアドラー心理学入門』
細かい説明は良いから要点だけで充分、という方には少々くどく感じるかも知れませんが、
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著者の体験から、語り口調で親子の細かいやり取りが書かれているので、具体的な方法を知るには良いでしょう。
子供を尊敬し、人間として対等に付き合おうと痛感しました。
『子どもの「自信」と「やる気」をぐんぐん引き出す本』
宿題・片付け・わすれもの・・・小学生ママの悩みと言えばコレ。
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イライラしたくないけど、ついガミガミ怒っちゃう。そして気分も悪くなるし自己嫌悪にも陥っちゃう。
本当は子どもが自分からやってくれればいいのに・・・
そんな悩みの解決法がこの本には詰まってました!
むさぼるように4、5回読みました。
読むたびにいつも違う気づきが得られます。
もと小学校教師をしている著者だけあって、小学生ママのお悩みポイントを押さえています。
小学校に上がる前から読んで4月からの小学生生活のバイブルにしておきたい。
ちょっと落ち込んだ時にも、勇気と元気をくれる本。
タイトルは子どもの「自信」と「やる気」をぐんぐん引き出す本とありますが
ママの「自信」と「やる気」がメキメキ引き出される本です。
ママだけでなく、パパにも、おじいちゃんおばあちゃんにも、そして学校の先生、幼稚園・保育園の先生にも
ぜひ手にとってもらいたいと思います。
簡易な文章でサラリと読みやすいですが、中身はそうとう奥深く、何度読んでももっと読みたくなります。
キッチンの本棚に置いて、ちょこちょこめくっています。
アドラー心理学について。ママたちの声!
3歳の娘が素直になり、ママのストレスが大幅に減り、ママとパパのコミュニケーションツールが増えました。アドラー心理学を子育てに取り入れて、好循環が生まれています。
出典:n-papa.tokyo
昨日はなんとか一日「怒らず」に接することができました。
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やればできるじゃん!って自己満足感があります。
それに子供たちの私への態度がなんとなくいつも以上に甘えているように感じることができました。
気のせいかもしれませんが。
アドラーの子育てを学んでよかったと思うのは、
出典:ameblo.jp
心が揺れたときでも、最後には
この子の力を、この子の可能性を、この子自身を
信じるしか道はないと、たち戻れるようになったことです。
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