子供に伝えていきたい日本の伝統文化「茶道の心得」。これを知っておけば招かれても安心。

子供に伝えていきたい日本の伝統文化「茶道の心得」。これを知っておけば招かれても安心。
日本の伝統文化の一つでもある「茶道(さどう)」。夫の上司宅やお寺を訪れた時にふと、お抹茶を出される時があるかもしれません。そんな急な場合でも、また普段からも大人の女性が知っておきたいお茶を頂く場合の心得を「招かれた目線」でお届け致します。
子供に伝えていきたい日本の伝統文化「茶道の心得」。これを知っておけば招かれても安心。

お茶会に参加した経験ありますか?

出典:www.flickr.com
日本の伝統「茶道」。迎える側は四季に応じて建物の設えやお花・お菓子を準備し、迎えられた側は、お手前をみながら心を落ち着かせ、ゆったりとした時間を双方が共有する場所。この美しい伝統を受け継ぎ、後世へ引き継ぐためにお茶会が開催されています。新年の初煎会・流派茶会・市民文化祭など、お茶会に招かれる機会があった場合、大人の女性としての所作や茶道について少し触れておいてみませんか?

茶道の道しるべ

茶道の始まりと流派、お道具や作法について紹介

招く側は、五感を設えている。

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大きなお茶会になると、何ヶ月も前から準備を進めています。来られるお客様を想定し色んな事を思いながら「お客様のため」とあれこれ考える姿は、まさに日本人の「心遣い」に相応しいひと時になります。

○ 視覚(しかく) 見た目で季節感を演出している。

○ 聴覚(ちょうかく) お湯が沸く「シュッシュッ」という音はお客様を迎える

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○ 触覚(しょっかく) お茶碗を全国の窯元のものを使う

○ 味覚(みかく) お茶やお菓子を、お客様に合わせる

○ 嗅覚(きゅうかく) お香を用いた空間づくり

お茶会への参加までに覚えておきたい10のこと

1.まず、靴を揃える

一般的な室内への上がり方です。

玄関から室内へ入るときのマナー

これは、一般の生活の中でも知っておきたい「玄関の入り方マナー」です

2.畳のへりを踏まないよう、歩き方にも心配りを

敷居はもちろんのこと、畳のヘリを踏まないように気をつけたいもの。茶道をご存知の方は歩き方にも心配りをされます。前進するときはへりを右足越え、戻る場合は左足越えをする作法が一般的ですので、余裕があれば心構えましょう。

3.席に座り、お点前を見ながら、お菓子が出てくるのを待つ

お点前や作法のなかに、美しさがあります。手付きやお道具を眺めながら、静寂なひとときを楽しみましょう

4.お抹茶を頂く前に必ずお菓子を頂く

空腹のままお抹茶を頂くと、あとでお腹を壊す恐れがあります。遠慮せずに頂きます

5.和菓子の切り方に気をつけて

一口で「パクッ」と頂くのではなく、自分の口に入る大きさを美しく切りながら、少しづつ頂きましょう

6.お茶を頂く前に、隣の方に挨拶を

お茶が運ばれてきたら、自分より後(あと)の方に「お先に」と。そしてお茶を点てられた方に、「お点前頂戴します」と一言伝えてからお茶碗に手を進めましょう

7.時計回りに2回まわして頂く

2回まわしてお茶碗に描かれている絵を外し、感謝しながら一度持ち上げてから、何口でもすこしづつ飲む。最後は口をつけたところをひと拭きし、反時計回りを2回してから畳の上に置きます

8.お茶碗を拝見(眺める)する

畳みに近い高さまでお茶碗を持ち上げ、季節を感じる絵柄や質感、裏底まで丁寧に見まわす。「どこの焼物ですか?」と質問してもいいですね

9.お抹茶やお菓子・お道具の感想などを話す

お抹茶には夏の暑さに適した味があるように何十通りの味があり、またお菓子もその味に合わせ、食べやすいものを選んでいるはずなので、ぜひどこのお店のものか?お菓子のデザインは何を表しているかなどを聞いてみると喜ばれる場合があります

10.床の間の掛け軸や季節のお花を拝見する

お点前された方がお茶を嗜むひと時の終了を告げたあと、使用されたお道具を見ることが出来る。入室の際に拝見出来なかった床の間の掛け軸・お花からも、季節を感じ取れるポイントがあるはず。それを見つけてみるのも楽しい。
以上の作法は、茶道歴15年の筆者がこれまで教授より学んだこと。いつどこで、目上の方のお宅にお邪魔する場面に遭遇するかもしれません。お茶会だけでなく、お宅や義両親の実家などに招かれた場合を想定して、身に着けておきたい作法を身に着けておくのもいいかもしれません!