7歳&10歳男児、2回のコロナワクチン接種レポート@イタリア
イタリアでは、昨年12月15日から、5~11歳の子どものワクチン接種が始まっています。受けさせるかどうかはもちろん自由。賛否両論ありますが、我が家では接種させることにしました。
※ご紹介するのは、個人のワクチン接種体験談です。ワクチンを受けた後の副作用・副反応は、人それぞれ異なる可能性があります。
デルタに続きオミクロン株の感染拡大を受け、2021年12月中旬から5~11歳の児童のコロナウイルスワクチン接種が始まったイタリア。もちろん義務ではなく任意で、無料です。
12歳以上はもっと前から接種可能となっていたのですが、我が家の子たちは相当しないので、これまではしていませんでした。しかしここに来て、クラスのお友達やワクチン接種済の先生のブレイクスルー感染など、身近に陽性者が増えています。副反応も心配ではありますが、重症化している患者の8割以上がワクチン未接種者との報道もあり、コロナに感染して悪化したらと思うとそちらの方が怖い!ということで我が家では議論の末、7歳と10歳の息子たちにワクチン接種させることにしました。
近所に設置された子ども専用ワクチンセンターで接種
申し込みはすべてオンライン。現地で、両親の身分証明書のコピーと同意書への署名が求められます。アレルギーや既往症、これまでに薬の副作用があったか、コロナ陽性になったかなどの問診票にも記入します。身長体重などは特に聞かれませんでした。
打ったのはPfizer(ファイザー)
必要書類の記入に時間がかかりましたが、接種自体はあっという間。優しくて面白い女医さんが、パパっと手際よく消毒・注射してくれました。量は、成人用の3分の1に希釈されている、と聞きました。
接種後その場で15分待機
接種後は、15分ほどその場で待機するよう言われます。待合室には風船やお絵描きコーナーが設置され、ボランティアらしいお兄さんたちが手品を見せてくれたりクイズをしてくれたり。注射の後で泣いていた子たちも笑顔になっていました。小さな子には「勇気表彰状」が配られたりと、ワクチン接種した子どもたちの頑張りをみんなで褒め称えてあげようという雰囲気でいっぱいでした。
幸い副反応は出ず
打ったその日はだるかったようですが、熱も出ず食欲も旺盛。夜にも副反応はなく、翌日は注射の跡が少し痛かった位で2人とも飛び跳ねていました。
2回目接種も自動的に設定される
1回目の接種日から3週間後に2回目の接種が自動的に設定されました。うちの子たちは1月中旬。周囲でどんどん11歳以下の子どもたちの新規感染が増えていくなか感染せずに来たので、2度目のワクチンも接種しました(陽性になると抗体が自然に出来るので完治後4ヶ月はワクチン不要)。
今回は、翌日になって頭が痛い、疲れたということで安静にさせましたが、それ以外の副反応は出なかったので良かったです。
5~11歳の開始から1ヶ月半、2.5割ほどが接種
イタリアでは、12歳以上は76.4%が少なくとも2度のワクチン接種済。11歳以下では、接種開始後1ヶ月半で約25%が1回目の接種をしたそうです (1月19日付けのデータ)。
重症化しにくいと言われるオミクロン株ですが、感染力は凄まじく、イタリアでも小中高であちこちのクラスが学級閉鎖になっている状況・・・。ワクチン接種したからといって感染しないとは限らない訳で、マスクもずっと着けていなければいけないし、みんなで集まったりというのもまだまだ出来ないです。本当に、早く”普通の”生活が戻って来るのを祈ります。
6月末現在、30%以上の市民が必要回数のワクチン接種を済ませたイタリア!1回だけ受けた人は56%に登り、屋外で密を避ければマスクを外しても良いことに!そんなイタリアで、私も1回目のワクチンを受けてきました!
ウィズコロナがニューノーマルとなりつつある欧州。まだまだ完全なる収束への道のりは遠いですが、ワクチン接種を進めるため、色々なシーンでワクチン接種証明書の提示を必要とする国が増えています。もちろん私が住んでいるイタリアも。レストランへ入るのにさっそくチェックされました!