ティッシュを入れて洗濯してしまった…。簡単に取る5つの裏ワザ!家にある道具でできる対処法
ポケットにティッシュを入れたまま洗濯してしまった経験、誰にでもありますよね。1枚だけならまだしも、開封済みのポケットティッシュをまるごと洗ってしまった時の絶望感といったら…。
今回は、ティッシュを一緒に洗濯してしまった時の対処法をお伝えします!
なにこれ…ティッシュ!?悲劇の洗濯物はどうしたらいい?
洗濯物を干そうと洗濯機から取り出した瞬間、白いカスがポロポロ、黒いはずの服がなんだか白っぽい…?
ティッシュを洗濯機で洗ってしまうと、絶望感とやるせなさでいっぱいになってしまいますね。しかもそれに遭遇するのは、忙しい朝だったり疲れ果てた夜だったりタイミングも最悪です。
そのまま再び洗濯してもティッシュのカスは残りそうだし、何より洗濯機のほうも綺麗にしなくてはなりません。なるべく手間をかけずに元通りにするには、どのような対処法があるのでしょうか。
まずは敵(ティッシュの残骸)を知ることで解決方法が見えてきますよ!
ティッシュは絡まり、引き寄せ合って衣類にくっつく!
ティッシュの材料は木であり、細かい繊維質の集まりです。洗濯により繊維状に細かくちぎれたティッシュは、衣類の繊維と絡み合ってくっついてしまいます。
さらにティッシュは静電気を帯びやすく、近くのものにピタっとくっつく性質があります。洗濯機内で起きる衣類の摩擦で静電気が発生するので、衣類の表面には細かな残骸が頑固にへばりついているのです。
つまり、洗濯物についたティッシュを取り除くには、繊維の絡まりを解消することと静電気を抑えることが重要なカギを握っているということ!この2つの問題点について、なるべく家にあるもので対処できる方法をご紹介します。
衣類に付いたティッシュの対処法
衣類に付いたティッシュは、以外なもので解消できる可能性があります。さっそくチェックしてみましょう!
対処法①柔軟剤につけ置き・すすぎ1回・脱水1回
柔軟剤には静電気を抑える作用があるので、ティッシュのくっついた衣類をつけ置き洗いするとティッシュが取り除きやすくなります。衣類のダメージを最小限に防ぐため、できれば洗濯コースの「洗う」工程は飛ばしたいところ。
そのためには柔軟剤の入った水につけ置きする必要があるため、縦型洗濯機またはつけ置き機能があるドラム型洗濯機での利用がおすすめの方法です。ティッシュの残骸を拭き取った洗濯機に衣類と規定量の柔軟剤を入れ、10分ほどつけ置きしたらすすぎと脱水を1回ずつ行ってみてください。
この方法では柔軟剤が静電気を、水流が絡みをほどくのに役立ちます。洗濯物のほとんどがティッシュの被害に遭ってしまった場合、最も効率よく対処できる方法です。
対処法②お酢を入れた水で手洗い
お酢には柔軟剤と同様、衣類の静電気を抑える効果があります!ただし、あちこちで酢を洗濯機に入れて使用する方法が紹介されているものの、強い酸性で洗濯機の金属部品が傷むので洗濯機での利用はおすすめできません。
Q9. お酢を利用するとカビの発生防止に効果があると聞いたのですが。
出典:www.jema-net.or.jp
A9. お酢によるカビの発生防止効果は確認できていません。また、お酢は洗濯機の金属部品を傷める危険性がありますので、洗濯機には使用しないでください。
お酢は酸性が強く、サビや運転不良につながりますので使えません。
出典:jpn.faq.panasonic.com
そのため、お酢を使ってティッシュ対策するならすすぎの工程までを手洗いでする必要があります。洗濯ネットの使用などでティッシュの被害が限定的な場合や、赤ちゃんの服だけはあまり柔軟剤を使いたくないなど、量が限定される場合におすすめです。
酢の量は、水1リットルに対して10ml程度を目安にしましょう。酢水につけ置きしてからティッシュのカスをすすいで落とし、酢をよく洗い流してから洗濯機で脱水をかけてください。
対処法③干しながら排水口ネットや野菜ネットで撫でる
もう一度洗濯するのは面倒という場合、表面に付いたティッシュをネットで物理的に取り除く方法もあります。まだ濡れている状態で、排水溝ネットやみかんが入っていたネットなどで優しく撫でるとティッシュを絡め落としてくれます。
下にティッシュの残骸が落ちたりホコリが舞ったりするので、外干しの場合におすすめの方法です。部屋干しの場合は、下に新聞紙をひくなど対策をしてから行いましょう!
乾いてから粘着ローラーor洋服用ホコリ取りで仕上げ
大きな残骸は取り除けても、ホコリのように細かくなった繊維はしつこく残っている場合が多いです。そんなティッシュは、洗濯物が乾いてから粘着ローラーや洋服用ホコリ取りで取って仕上げしましょう。
粘着ローラーが難しいブランケットやタオル類は、外でバサバサすると残りのティッシュが落とせます。
洗濯機の掃除も忘れないで!詰まりには要注意
洗濯機のドラム内は拭き取るなどして綺麗にできますが、裏面や排水フィルター、ホースなどにティッシュが付着している場合があります。フィルターのゴミを取り除いたあとも排水がうまくいかないようなら、ホースに長い棒などを入れてみて内部を掃除してください。
これで詰まりが解消されたら、洗濯槽掃除コースなどを利用して洗濯槽内部の汚れもしっかり取り除きましょう。もし自分で掃除するのが難しい部分に詰まりがあるようなら、無理せず業者に任せたほうが故障につながりにくいです。
冷静に対処すれば手間は最小限!手軽な方法で対処しよう
洗濯物がティッシュまみれになって出てきたらショック過ぎますが、家にあるもので簡単に取り除くことができます。手順さえふめばさほど手間はかからないので、まずは冷静になって対処しましょう!